スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー試乗記・評価 体感したら絶賛確実! アイドリングストップからの再始動のスムースさだけでもS-エネチャージ車を買う価値あり!! [CORISM]

はてなブックマークに追加 Googleブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
【スズキ】2015/02/16

 

 

スムースで力強いS-エネチャージ

スズキ ワゴンRスティングレー

 S-エネチャージを搭載した新型ワゴンR の走りは、一段とスムーズで力強いものになった。

通常の走行はエンジンを使うが、走行中にアクセルペダルを緩めると、すぐにエネルギーの回生に入ったことがインパネ内に表示される。これによって、リチウムイオン電池の目盛り3つ分以上まで充電されると、次にアクセルを開いたときにモーターによるアシストが加わる。

これが、とてもスムーズに行われるのは、SCiB電池というリチウムイオン電池を採用するとともに、回路を改良して一段と電気の出し入れをしやすくしたためだ。

モーターのアシストによる加速の力強さは極端なものではなく、アシストが続くのは6秒ほどの間だけ。そのため、パワーアシストという面からはさほどではない。ただ、アシストが終わったときに、やや力が抜けた感じがするので、そのことによってアシストを受けていたことが実感できる。

電気の出し入れがスムーズになったので、アイドリングストップにも入りやすくなった。ワゴンRのアイドリングストップは減速中に車速が時速13km以下に落ちると作動する仕組みだが、これがとてもスムーズに止まる。あまり意識することなく、アイドリングストップる入る感じだ。

停止の寸前のショックを抑えるためにアクセルを緩めると、その瞬間がエンジンがかかることがあるが、完全に停止すればまたエンジンが停止してアイドリングストップに入る。

スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー

スズキ ワゴンRスティングレー

 

ブレーキペダルのストロークセンサーにより、以前より楽にアイドリングストップするように変更

スズキ ワゴンRスティングレー

 そして、アイドリングストップを維持するのも楽になった。以前は一定の踏力でブレーキペダルを踏み続けていないとアイドリングストップを維持できなかった。ペダルを踏む力をちょっと緩めるとエンジンがかかってしまったのだ。

より実用燃費を上げるために、S-エネチャージを採用したモデルでは、ペダルストロークを判断してアイドリングストップを継続する仕組みになった。ブレーキペダルを強く踏み続けなくても良くなったのは、実際に体験すると、けっこう楽になったのが分かる。

それ以上に、最も良くなったのがアイドリングストップからの復帰だ。これまでは、エンジンを再始動するときにしっかりと振動や騒音が伝わってきた。それが嫌というユーザーも案外多かったのだが、S-エネチャージではISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を採用したことによって再始動時の振動や騒音がほとんど気にならなくなった。

再始動はほんの少しぶるんというだけで、とてもスムーズに再始動する。あっけない再始動である。快適さは実に値打ちモノで、これを手に入れるためだけにワゴンRを買っても良いと思わせるくらいだ。

スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー

 

何千、何万回と繰り返されるアイドリングストップ。その分だけ快適になれば、価格アップ分の価値は大!

スズキ ワゴンRスティングレー

 新型ワゴンRの特徴は、軽自動車ハイトワゴン でトップの低燃費を実現したのが大きなポイント。でも、それを達成するためにISGを採用したことなどによって、価格もやや高くなった。ワゴンRの燃費は、従来から良かったから、今回の燃費向上によって単純に燃費で価格差を取り戻せる計算にはならない。

しかし、新型ワゴンRにはアイドリングストップからの再始動のスムーズさという大きな魅力が加わった。これは、ワゴンRを購入してから手放すまでずっと続くメリットであり、その間に何千回、何万回の再始動を繰り返すことを考えたら、価格アップ分を大きく取り戻すくらいのメリットがある。

また、今回のマイナーチェンジで外観デザインに大きく手を入れてきたのも魅力の要素。現行モデルのデビューが、従来のモデルからの変更感が少なくて物足りなさがあった。だが、今回の改良でかなり強めに存在感を感じさせるデザインに変わったのは良い点だ。

スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー
スズキ ワゴンRスティングレー

 

スズキ ワゴンR価格、燃費、スペックなど

スズキ ワゴンRスティングレー

■スズキ ワゴンR価格
<ワゴンR>
・FA 2WD CVT 1,078,920円
4WD CVT 1,199,880円
・FX(エネチャージ) 2WD 5MT 1,134,000円
4WD 5MT 1,251,720円
2WD CVT 1,144,800円
4WD CVT 1,265,760円
・FZ(S-エネチャージ) 2WD CVT 1,372,680円
4WD CVT 1,493,640円
<ワゴンRスティングレー>
・X(S-エネチャージ) 2WD CVT 1,461,240円
4WD CVT 1,582,200円
・T(エネチャージ) 2WD CVT 1,595,160円
4WD CVT 1,716,120円

代表グレード スズキ ワゴンR FZ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3,395×1,475×1,660mm
ホイールベース[mm] 2,425mm
トレッド前/後[mm] 1,295/1,290
車両重量[kg] 790kg
総排気量[cc] 658cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 52PS(38Kw)/6000rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 63(6.4/4,000rpm
モーター最高出力(kW/rpm) 1.6〈2.2PS〉/1,000rpm
最大トルク(N・m/rpm) 40〈4.1kg・m〉/100rpm
動力用主電池 種類 リチウムイオン電池
ミッション 副変速機付きCVT
タイヤサイズ 155/65R14
JC08モード燃費 32.4km/L
定員[人] 4人
税込価格[円] 1,372,680
発売日 2014/8/25
レポート 松下 宏
写真 スズキ

【関連記事】

(レポート:松下 宏

【オススメ記事】

【関連記事】

【オススメ記事】