電気自動車の電欠助けます!【日産&JAF充電機能付きロードサービスカー実証運用開始】 [CORISM]

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【日産】2011/06/07

電気自動車の電池切れ、もしもの時にJAF充電機能付きロードサービスカーが救援

 航続距離の短い電気自動車(EV)にとって、電欠(電池切れ)への不安を払拭するのは難しい。日産リーフは、その不安を少しでも軽減するために常に充電場所が更新され、近くの充電施設へ導いてくれるナビや航続可能距離表示など、最先端のITを駆使している。
 しかし、もしもの電欠したときは・・・、まぁ、それはガソリン車だってガス欠になれば同じ。ガソリン車などは、ガソリンをJAFが供給してくれたりするが、電気自動車は残念ながらレッカーで移動というのが現状だった。
 今回、日産は電欠になった電気自動車に対し、その場で充電できる充電機能付きロードサービスカーを開発した。開発理由はあきらかで、インフラ整備が急がれる電気自動車を取り巻く環境を国任せにしていては、いつまで待っても進まないからだ。自らロードサービスカーを開発し、JAFに納め、電気自動車が不安なく走れる環境を少しでも前に進めたい想いの表れとみてもいいだろう。
 今回の試作車は、環境省の平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業の委託を受けての開発。しかし、環境省もJAFも歩みが遅い。この充電機能付きロードサービスカーは、なんとJAF神奈川支部に、たった1台だけの配備だ。実証運用とはいえ、たった1台でどれだけのデータが取れるのだろうか。さらに、期限も短く2011年12月31日までの予定だという。リーフは何も神奈川県だけで走っているわけではないのに・・・。電気自動車の使い方が、まだまだシティコミューター的なものでいいという考え方なのだろう。
 JAFによると、すでに電気自動車の救援に出動した件数が80件以上。これから、リーフが増えれば増えるほど、こういった件数は多くなるだろう。リーフが悪いということではない。未だ、ガソリン車でさえガス欠で立ち往生ということが当たり前のようにあるからだ。電気自動車だから、という問題ではない。
 携帯電話が初めてマーケットに出てきたころは、多くの場所で電波が届かなかった。その後のインフラの整備が急ピッチで進んだこともあり、今ではあまり気にしなくてもいいようになった。まったく新しいものというのは、後からインフラが付いてくるというのが現実。電気自動車という、新しいクルマが発展する過程の苦しさということで、じっくりと見守るしかないのが現実のようだ。

日産&JAF充電機能付きロードサービスカー

 作業時は、絶縁の装備で行う

日産&JAF充電機能付きロードサービスカー

 充電器は定格出力20KW

日産&JAF充電機能付きロードサービスカー

 ボディ下部の黒い箱が発電機。有効電力は28.8KWで電圧AC460V三相、周波数は60Hzだ

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(レポート:大岡 智彦

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