![](/files/node_2015/1448341068-resize-655-444.jpg)
ライバルを凌駕! FFベースとなったことで、実用面が大幅向上!
![BMW X1](/files/node_2015/1448341091-resize-240-160.jpg)
BMW はコンパクト SUV のX1 をフルモデルチェンジし発売を開始した。
先代BMW X1は、2010年4月にデビュー。コンパクトSUVの草分け的存在だ。さらに、先代X1は他のSUVと同様、コンパクトなサイズながらFRベース。AWDとFRの2タイプを用意していたユニークなモデルだ。
新型BMW X1の大きな変更点は、FRベースからFFベースのSUVになった。FF化することで、より高効率なパッケージングとすることが目的だ。こうした大きな変更により、先代モデルから全長が30mm短くなり、全高が35mm高められた。
FF化により新型X1のスペース効率は、全長を短くしたのにもかかわらず大幅に向上。後席には用途や乗車人数に合わせて居住性とラゲージ・ルーム容量を自在に調節することが可能な、スライディング機能(60:40で前後130mm調整可能)を装備。ニールームは、なんと先代モデルから最大66mmも拡大。ひとクラス上のモデルに匹敵する後席空間を実現している。
後席だけでなく、ラゲッジスペースも大幅拡大。先代モデルから85L増え505Lとなった。ちなみにX3が550Lなので、X3 並みとはいかないまでも、それに近い広さになっている。ライバルとなるメルセデス・ベンツGLA が421Lなので、GLAより実用性が高い。さらに、2列目シートのバックレストを全て倒すと、ラゲッジスペースは1,550Lに拡大。GLAの1,235Lを上回る。また、ラゲッジフロア下には100Lものスペースがあり、小物などを収納することが可能だ。狭いところでの使い勝手の指標である最小回転半径はX1が5.4mに対して、GLAは5.7mとなっている。どちらかというと、実用性ではメルセデス・ベンツの方が優れているイメージが強いが、最近ではデザイン重視のようで、最近ではBMWの方が実用性が高い状況になっている。
![BMW X1](/files/node_2015/1448341095-thumbnail-210-140.jpg)
![BMW X1](/files/node_2015/1448341099-thumbnail-210-140.jpg)
![BMW X1](/files/node_2015/1448341105-thumbnail-210-140.jpg)
![BMW X1](/files/node_2015/1448341078-resize-655-461.jpg)
新開発のオンデマンド式インテリジェント4輪駆動システムを搭載
フルモデルチェンジしたことで、デザインも大幅に変更されている。旧型は1シリーズなどに似たやや柔和なフェイスだったが、新型X1ではX5と共通するような押し出し感の強いタフで力強いルックスへと変貌を遂げている。リヤスタイルは、BMW共通のデザインであるL字型のLEDライトバーを配置。ワイド感と安定感をアピール。また、ルーフスポイラーにつながるブラックのエアロブレードが、X1のスポーティさをより明確にアピールしている。
新型BMW X1には、エアロパーツをまとい専用サスペンションを装備した人気グレードのMスポーツの他に、新たにxLine(エックスライン)と呼ばれる新グレードが設定された。マットシルバーのフロントアンダーガード、サイドスカートインサート、キドニーグリルバーや、パワフルなデザインの18インチYスポークアロイホイールなどを装備。SUVらしいたくましさを強調したグレードとなている。
インテリアは、ドライバー中心のいつものBMWデザイン。従来モデルから着座位置が前席で36mm、後席で64mm高められたことにより、乗降性を向上。アイポイントも高くなっているので、良好な視界が確保できるるようになった。8インチの画面をもつiDriveナビゲーションシステムは、全車に標準装備されている。
FF化されたことで、AWDシステムも変更されている。AWDのxDrive車には、新開発のオンデマンド式インテリジェント4輪駆動システムを搭載。通常走行時には、燃費など効率的な走行のため基本FF状態となる。ただし、ステアリングの切れ角やホイールの回転速度などの車両データからオーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると、ファイナルドライブに一体化された電子制御式多板クラッチシステムが瞬時に前後アクスルへの駆動トルクを可変配分し、優れたトラクション性能を発揮する。
また、横滑り防止装置を使った車両安定化技術であるパフォーマンスコントロールを全車標準装備とした。この機能は、コーナリング中にアンダーステアの兆候が出ると、システムがコーナー内側のリヤホイールに軽くブレーキを作動させると同時に、エンジンの駆動トルクを増加させることで、外側のホイールへの駆動力を高め、コーナーでの駆動力を最適に制御する。他社ではトルクベクタリング機能などとも呼ばれるものだ。こうした機能により、ニュートラルなハンドリング特性を回復し、BMWらしいダイナミックなコーナリング性能を実現した。
![BMW X1](/files/node_2015/1448341125-thumbnail-210-140.jpg)
![BMW X1](/files/node_2015/1448341129-thumbnail-210-140.jpg)
![BMW X1](/files/node_2015/1448341132-thumbnail-210-140.jpg)
BMW X1価格
・X1 sDrive18i ¥3,850,000
・X1 sDrive18i xLine ¥4,130,000
・X1 sDrive18i M Sport ¥4,310,000
・X1 xDrive20i ¥4,730,000
・X1 xDrive20i xLine ¥4,920,000
・X1 xDrive20i M Sport ¥5,110,000
・X1 xDrive25i xLine ¥5,690,000
・X1 xDrive25i M Sport ¥5,910,000
BMW X1燃費、スペックなど
代表グレード | BMW X1 xDrive20i M Sport |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,455x1,820x1,600mm |
ホイールベース[㎜] | 2,670㎜ |
車両重量[kg] | 1,660kg |
総排気量[cc] | 1,998cc |
最高出力[kW(ps)/rpm] | 141kW(192ps)/5,000rpm |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 280Nm(28.6kgm)/1,250-4,600rpm |
ミッション | 8速AT |
JC08[km/l] | 14.6km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[円] | 5,110,000円 |
発売日 | 2015/10/24 |
レポート | 編集部 |
写真 | BMW |
【関連記事】
- 【BMW X1 試乗評価】クロスオーバーモデル「X」シリーズにエントリーモデルが登場!
- BMW X1新車情報・購入ガイド 実質、大幅価格引き下げ! 約42万円相当のナビなどを標準装備して、価格を据え置き!
- BMW X1新車情報・試乗評価一覧
- メルセデス・ベンツGLA新車試乗記・評価 マリオのイメージとはかけ離れた重厚さと軽快さを兼ね備えた都会派SUV
- メルセデス・ベンツGLA新車情報・試乗評価一覧
- マツダCX-3新車情報・試乗評価一覧
- 日産ジューク ニスモ(JUKE NISMO)RS試乗記・評価 超お買い得なハイパフォーマンスSUV!
- 日産ジューク新車情報・試乗評価一覧
- トヨタC-HR Concept新車情報・購入ガイド フランクフルトショー出展車 プリウスのハイブリッドシステムを搭載か? 市販化が期待されるコンパクトSUV
- ホンダ ヴェゼル新車情報・試乗評価一覧
- プジョー2008新車試乗評価 コンパクトなサイズと進化したセミATで、激戦クラスに参入!
- 【プジョー 3008 試乗評価】プジョー初の本格クロスオーバーモデル、その走りとは!?
- フォルクスワーゲン ゴルフ オールトラック(Golf Alltrack)新車情報・購入ガイド 実用性重視のクロスオーバー車。ヴァリアントに比べ、やや変わり映えしないデザインが難点?
- スバルXV新車情報・試乗評価一覧
- SUV新車情報・試乗評価一覧
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
【関連記事】
- スバル レヴォーグ/レイバック新車情報・購入ガイド 内外装の小変更と特別仕様車を新投入!【スバル】
- スバル WRX S4 新車情報・購入ガイド 一部改良と特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を投入【スバル】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- 【動画】三菱トライトン 後悔・失敗しないための試乗レビュー ピックアップなのに、乗り心地が・・・【三菱】
- 三菱トライトン試乗記・評価 ピックアップなのに快適!?【三菱】
- 日産キックス新車情報・購入ガイド 特別感と充実装備が魅力の90周年記念車登場!【日産】
- 日産エクストレイル新車情報・購入ガイド 安全性をアップさせた仕様向上【日産】
- トヨタ ランドクルーザー250新車情報・購入ガイド やや大きくなったプラドの後継モデル。高リセール確実!?【トヨタ】
- スバル インプレッサ新旧比較 失敗・後悔しないクルマ選び【対決】
【オススメ記事】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART4 東京オートサロン2025レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART3 東京オートサロン2025レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART1 東京オートサロン2025レポート【イベント・モーターショー】
- コンパニオン&キャンギャル画像集 PART2 東京オートサロン2025レポート【イベント・モーターショー】
- 日産ノートオーラ 「AUTECH SPORTS SPEC」新車情報・購入ガイド 「プレミアムスポーティ」なカスタマイズ車を新投入!【日産】
- マツダ ロードスター新車情報・購入ガイド 今も愛され続けるオープンスポーツカー「35周年記念車」の予約開始!【マツダ】
- スバル レヴォーグ/レイバック新車情報・購入ガイド 内外装の小変更と特別仕様車を新投入!【スバル】
- スバル WRX S4 新車情報・購入ガイド 一部改良と特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を投入【スバル】
- トヨタ アルファード/ヴェルファイアPHEV(40系)新車情報・購入ガイド ミニバンと相性抜群のプラグインハイブリッドシステムを搭載!【トヨタ】
- スズキ ワゴンRスマイル新車情報・購入ガイド 最新予防安全装備にアップデートされ、クラストップレベルの実力へ!【スズキ】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!