メルセデス・ベンツGLクラス新車情報・購入ガイド アグレッシブな精悍さを手に入れたメルセデス・ベンツ最高級SUVがフルモデルチェンジ [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2013/05/03

より都会的で精悍になった新型メルセデス・ベンツGLクラス

メルセデス・ベンツGLクラス
 メルセデス・ベンツは、ラグジュアリーSUV「GLクラス」をフルモデルチェンジし発売を開始した。

 新型メルセデス・ベンツGLクラスは、メルセデス・ベンツの最上級SUVとしてデビュー。北米マーケットをメインターゲットにしたモデルだ。デビュー当時は、GLの登場によりGクラスと入れ替えと言われていたが、Gクラスを好む顧客層と被ることが無かったたためか、今もGクラスは継続生産されている。

 そんな新型メルセデス・ベンツGL550のボディサイズは、全長5,125×全幅1,980×全高1,850mm。前モデル比で各+15mm、-20mm、-10mmとなっていて、ホイールベース3,075mmと変更はない。ただし、AMGエクスクルーシブパッケージ装着車と、新型GL63AMGは全長5,145×全幅1,935×全高1,850mmと、さらにひと回り大きくなっている。

 このボディサイズは、大型サルーン並。車高が圧倒的に高いため、存在感は抜群だ。そのため、大人7名がゆったりと乗車できる、ゆとりある居住空間を得ている。7人乗りの広く快適な室内空間は、上質なレザーを用いた本革シートをはじめ、レザーARTICOで覆われたダッシュボード、大幅に拡大されたウッドインテリアトリムなど、厳選された素材を贅沢に用いた。また、2列目シート(左右)には電動イージーエントリー機能を装備し、3列目シートへの乗降性を向上させている。そのクオリティは、メルセデス・ベンツ最高級SUVの名に恥じないものだ。

 新型メルセデス・ベンツGLのデザインは、先代のイメージを継承しつつも、より大胆で洗練されたスタイルとなっている。大型フロントグリルや先進的なヘッドライトなど、最新のメルセデスデザインを採り入れながら、よりアグレッシブかつスポーティなスタイリングとなった。

 先代GLは、まだ多少オフローダー的雰囲気もあったが、新型GLはそんな雰囲気を感じさせず、より都会的になったようだ。この新型GLには、さらにAMGエクスクルーシブパッケージ(70万円)を選択することにより、大型のエアインテークを備えたフロントバンパーや前後オーバーフェンダー(左右+約20mm)、LED照明付ステンレスランニングボードなどが装備され、ダイナミックで精悍なスタイリングを強調している。

メルセデス・ベンツGLクラス
メルセデス・ベンツGLクラス
メルセデス・ベンツGLクラス

メルセデス・ベンツGLクラス

メルセデス・ベンツ初! 俯瞰で車両周辺をモニター確認できる360°カメラシステムを装備

 新型メルセデス・ベンツGL550に搭載されるエンジンは、最新世代4.7L V型8気筒直噴ツインターボBlueDIRECT(ブルーダイレクト)エンジン(最高出力320kW/435PS、 最大トルク700Nm)。最新燃焼制御テクノロジーを採用し、従来モデルに比べ大幅な性能アップと燃費向上を両立した。組み合わされるミッションは、7速ATの「7G-TRONIC PLUS」。ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を備え、燃費は従来モデルに比べ10・15モード比較で約44%向上している。JC08モード燃費は、GL550が7.9km/L。GL63AMGが、7.4km/Lとなっている。

 シャーシ関連では、路面状況や走行状況に応じてばね定数、減衰力、車高を自動的に調整するADS(アダプティブ・ダンピング・システム)付電子制御式エアサスペンション「AIRマティックサスペンション」を装備。優れた走破性をもたらす、最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」などにより、都会派SUV的ルックスになったとはいえ、高いオフロード性能も維持。さらに、走行中の横風に対してブレーキ制御により安定した走行をサポートする「クロスウインドアシスト」も装着。オンロードでも、安定して高速走行できる。オン/オフロードを問わず高級SUVとしての高い走行性能を得ているのが、新型メルセデス・ベンツGLといえるだろう。

 新型メルセデス・ベンツGLクラスの車両重量は、2,500kg超。これだけの重量級ボディのクルマが衝突すれば、大きなダメージとなる。そのため、ドライバーの安全なドライビングをサポートする「レーダーセーフティパッケージ(Radar Safety Package、RSP)」を標準装備。この装備は、5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラを用いて前方や左右後方の車両など障害物との距離や相対速度を測定。危険とシステムが判断した場合、自動ブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する。

 また、全長5mを超え、全幅は2mに迫る大きさをもつ新型メルセデス・ベンツGLには、必須とも言える装備がメルセデス・ベンツとして初採用された。「360°カメラシステム」と呼ばれる装備は、駐車時や狭い道などで、車両周囲の状況を4つのカメラによって俯瞰で確認できる。日産のアラウンドビューモニターとよく似た機能をもつ。さらに、縦列駐車時のステアリング操作をサポートする「アクティブパーキングアシスト」を装備し、ボディの大きい新型GLの死角を無くし、安全性を確保すると共に、駐車や取り回しを容易にしている。

オススメはGL550+AMGエクスクルーシブパッケージ

メルセデス・ベンツGLクラス
 新型メルセデス・ベンツGLには、ハイパフォーマンスモデルであるGL63 AMG が新たに加わった。一時期のAMGモデルは、限られた車種にしか設定が無かったのだが、最近では、ほぼすべてのモデルにAMGモデルが用意されていて、最高級グレードとしてのポジションにある。まぁ、それだけ売れるということなのだろう。

 搭載されるエンジンは、5.5L V型8気筒直噴ツインターボエンジン。最高出力410kW/557PS 、最大トルク 760Nmを発生。新型GL550に対しては、トルクでわずか70Nmしかアップしていないが、パワーは122psもアップしている。サスペンションは、アグレッシブな走りと快適性を両立する「 AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」やコーナーリング時のロールを軽減する「 ACTIVE CURVE システム」など専用装備。インテリアには、専用デザインのAMG スポーツシート(本革)やAMGメーターパネルなどが用意されていて、AMGらしい上質でスポーティな室内空間を演出している。

 新型メルセデス・ベンツGLの価格は、1,290万円。GL63 AMGは1,750万円。とにかく高価で速いということでなければ、700Nmもの大トルクを出すGL550で十分といったところだろう。これに70万円のAMGエクスクルーシブパッケージを付けるといいだろう。ルックス的にもスポーティで精悍になるので満足度もあっぷするだろうし、AMG系は人気なのでリセールバリューもアップすると予想できる。

新型メルセデス・ベンツGL550価格 スペック 燃費など

代表グレード メルセデス・ベンツGL550 4MATIC
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 5,125×1,980×1,850mm
ホイールベース[mm] 3,075mm
トレッド前/後[mm] 1,645/1,665mm
車両重量[kg] 2,500kg
総排気量[cc] 4,663cc
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 435〔320〕/5,250rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 700〔71.4〕/1,800-3,500rpm
ミッション 7速AT
タイヤサイズ 275/50R20
燃費 JC08モード 7.9km/L
定員[人] 7人
税込価格[万円] 1,290万円
燃料 無鉛プレミアムガソリン
レポート 編集部
写真 メルセデス・ベンツ

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(レポート:CORISM編集部

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