

そもそもダイハツが全国紙に全面広告を出す例はあまり記憶にありません。なのに近々発売する予定のイースについて発売前に全面広告を出したのですから、ダイハツが相当に力を入れていることがビンビンに伝わってきます。
イースについては、ベストカーが車名がミラ・イースに決まったと報じていますが、ダイハツの新聞広告では具体的な車名は出さないまでも、真上からの俯瞰で撮った車体の一部の写真が使われ、“JC08でリッター30km”とか、“価格は79.5万円から”という文字が大きく踊っています。
1台のクルマというか、特定のグレードで、『リッター30km』と『79.5万円』の両方が両立されているのかどうか分かりませんし、79.5万円のグレードにどのような装備が用意されるのかも分かりませんが、近く登場する新型車が燃費と価格で相当なインパクトを与えるのは間違いないでしょう。
具体的なことは書けませんが、他にもリッター30kmの燃費を狙ったガソリン車がそう遠くない時期に登場するという情報も入ってきました。年末に発売されるプリウスC(仮称)がリッター40kmを達成すると言われる中で、ガソリン車の燃費競争も熾烈なものになっていきそうです。こうした競争はユーザーにとっても大歓迎です。
話が前後しますが、ティザー広告(事前告知のじらし広告)という手法は、いくつかの自動車メーカーが過去に採用したことがあります。特に日産がセフィーロの事前告知や、あるいはサニーやマーチの車名公募キャンペーンなども含めると何度も採用してきた歴史があり、平均して高い効果を上げてきました。さて今回はどんな結果になるでしょう。
コメント
ABSやリヤシートヘッドレストイントが付かないなど不備はありますが、それは同価格の中古車の一部も同様。しかも、旧型では同価格でMTしか選べなかった(先代アルトのボトムグレードはMTのみ)のがATも選べるようになった進化もありました。
結果、これまでなら中古車を買わざるを得なかった人を新車購入を可能にしました。
昔、47万円で大ヒットになった初代アルトも装備は(当時の水準から見ても)省略傾向で、しかも足回りなどの走行系もケチられていました。しかし現行アルトは装備こそケチられているものの足回りはワゴンRなどと同様の最新型。なおかつ庶民の平均給与との対比では、値上がり後も現行アルトの方が安いわけですから、これは評価されて当然です。
ミラ・イース、79万5千円グレードでは装備はアルト同様省略傾向かもしれませんが、全面広告で「低燃費で、価格は79.5万円から」と書くところを見ると、79万5千円グレードも30km/Lの公算大ですね。
(例えば現行マーチは、アイドリングストップが付いた一方でボトムグレードが100万円を切る価格な点も見所でしたが、ボトムグレードはアイドリングストップが付かない上に受注生産だからか日産はあまり宣伝しない)
もしその通りなら、社会に強烈なインパクトを与える事は間違いないですね。
価格帯も似通っているようだし、シンプル、軽量ボディに高効率エンジン。
ネットで調べてみると、燃費も走りも良くユーザーの満足度は高いです。
(実用燃費は15~19km/L。イースには及ばないでしょうが十分な低燃費です。)
スタイリングはesseが初代マーチっぽい丸みを帯びた、女性をターゲットにしているのに対して、報道された写真ではミラとあまり違いが見られません。
(実際には安くて走りが良いのに目を付けた男性ユーザーも多くいます。)
軽の低燃費モデルは過去にも、リーンバーンエンジンを搭載したものが、ミラにもアルトにも存在しましたが成功しませんでした。
当時とは時代背景が微妙に違うので一概にはいえませんが、ただ単に低燃費だけが突出しているだけのクルマなら、クルマとしての魅力に欠けてしまい難しいでしょうね。
イメージ戦略が成功すれば、あるいは。
そろそろ乗り換え時期だと思い検討しているが、私の最低選択条件である《マニアルの5速、横開きのバックドアー》を備えた車が発表されるか、心から期待していところです。
最新のムーブ発表時も期待してたが、私の選択条件合う車の発売はされなかった。
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