【三菱アウトランダーPHEV 長期評価レポートvol.15】(後編)往復1,200㎞走破! 一般道でまさかの燃費29.0㎞/L! 持続可能なクルマ社会をけん引するのは、PHEVだと実感!(東京~神戸走行完結編) [CORISM]

いよいよアウトランダーPHEVの聖地、岡崎工場へ!途中の一般道で驚異的な燃費を記録!

アウトランダー PHEV が生産されている三菱自動車 の岡崎工場は、お昼ご飯を食べながら充電したコンビニから100km圏内。「今度は一般道を走ってアウトランダーPHEVの実力を試そう!」と思い立ち、天竜川を越え静岡県の浜松市に出てから愛知県の岡崎市まで、国道1号をひたすら走って聖地を目指しました。
出発前に編集長から、「パドルシフトを積極的に使って減速するのと普通に走るとのでは、ずいぶん燃費が変わるんじゃないのかな。ぜひ試してみて!」と言われていたので、きっと混むだろうと予想した国道1号ではあえてパドルシフトを使わず、ブレーキだけで減速する普通の走りを実行することに。
「ストップ&ゴーが多いから今までの高速道走行より、極端に燃費が悪化するだろう」と思っていました。ところが「浜名バイパス」という名の道路があり、途中まで片側2車線。この地区の国道1号は、流れがとってもスムーズ!あまり信号に引っかかることもなくスーっと走ることができました。
「うーん、四六時中国道1号が混んでいるのは首都圏だけなのね・・・」と思いつつ、思いのほか早く岡崎工場に到着してメーターを確認すると、走行距離85.2kmで29.0km/Lという好燃費! 距離が若干短めとはいえ足柄SAまでの115.2km、燃費は22.4km/Lを大きく上回る結果に。目論見と異なりすいません、編集長・・・。まぁ、足柄SAまでは強烈な登り坂が続いていたので、当然ですけどね。
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岡崎工場は予想以上の聖地だった!?そして最終目的地の神戸についに到着!

さて、そんなこんなで到着した三菱自動車の岡崎工場は、予想以上に「聖地」化していました。工場の敷地内に設置された充電スポットを目指して進入路を走って行くと、右側の地面に青地に白で大きく「EV BASE」と書かれた駐車場と「EV・PHEV」と書かれたエリアが出現。
屋根付きの駐車スペースはV2Hの実証試験「M-tech Labo」。そこにずらりと普通充電器が並んでいます。これは、電気の使用量が多い昼間には停まっている電気自動車から電気を取り出して、工場の建屋に電気を供給し、余裕が出てきた夕方になると電気自動車に電気を戻す、という電気のピークシフトをするシステム。まだ実証実験段階ですが、実用化されれば電気自動車は動く蓄電池としての有効活用が期待できます。
そして「EV・PHEV」と書かれたエリアには、急速充電器・普通充電器の他に「PHEV_World」という名のショールームが。
急速充電中にショールームに入ってみると、その一画には野外をイメージして人工芝が敷き詰められ、アウトランダーPHEVと一緒になぜかモンゴルの遊牧民が使うような大きなテント(移動式住居?)が展示されています。
「何だろう、これ?キャンプ道具としては大きすぎるけどなー」と見ていると、ショールームのお姉さんがニッコリ微笑み、「それ、プラネタリウムなんです!」
三菱自動車の「Drive@earth」という企業メッセージに関連した映像を体験してもらうためのミニシアターだったのでした。ちなみにプラネタリウムでは、おおよそ120万個の星が見えるそうです。
さて、なんとか無事聖地巡礼を果たしたので、その後も一般道で、途中一泊&コンビニで一度急速充電もしながら最終目的地の神戸まで向かいます。
奈良県の桜井市から大阪市内を横切って神戸市までの距離が80km弱だったので、「よし、パドルシフトを積極的に使って燃費を前日の走行と比較するぞ!」と思って走りましたが、途中時速20kmを切るような激しい渋滞に巻き込まれパドルシフト減速の良さを全く生かし切れず、走行距離77.3kmで21.7km/Lとふるわない結果に。またもやすいません、編集長・・・。
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さらに夜景のきれいな恋人たちの聖地へ!急坂もグイグイ登ってストレスフリー!

しかしながら神戸市役所前に着いた時の総走行距離は597.8km、市役所そばのガソリンスタンドで初給油し満タンで入ったガソリン量は30.5L。計算では19.6km/Lの燃費となりましたが、東京から神戸まで半分以上、一般道を走ってこの燃費とは、途中4回充電したにせよ大変好成績だと感じました。
そして、やっと苦手の省燃費走行から開放されたので、このまま帰るのはもったいないと日本三大夜景の一つ、神戸の夜景を見に六甲山をアウトランダーPHEVで一気に駆け上がりました。電池も背負っている重いPHEVだからどうかなーと思いましたが、むしろ普通の車よりもグイグイと力強い走りで、まったくストレスを感じずに展望台へ。モーターは、瞬時に最大トルクを発生するので力強さは格別です。六甲山はけっこうな急坂が長く続き、普通の電気自動車なら電池残量がイッキに減り気になるところです。しかし、アウトランダーPHEVは、いざとなればガソリンを使って走れます。そういった点も少しも気にならず、心地よく六甲山の上まで駆け上がることができました。
その後は、さらに調子に乗って神戸の夜景を海側から眺めたり、神戸空港まで行って急速充電したりと神戸を走り回った後、翌日西宮市から高速道路に乗って帰路につきました。
途中昼食休憩時に刈谷PAで一度だけ急速充電し、最後は渋滞を避けるため厚木で降りて一般道を走って東京へたどり着いた結果は、神戸空港からの総走行距離528.1km、EV走行率は51%で燃費は17.3km/L。復路ももちろん途中給油の心配をすることなく帰って来ることができました。
今回は、無理やり充電することはせず、食事時や休憩時に可能なら充電、というスタンスで神戸まで往復しました。とくに、無理やり燃費を良くするための手法を使わず、一般的な使い方にこだわり走行しました。割と多めに充電できた往路も、ほとんど充電せず走った帰路もいずれも無給油で東京ー神戸間を走ることができました。アウトランダーPHEVの燃費の良さによる航続距離の長さをあらためて実感することができたのでした。
最近はガソリン価格が安くなって助かりますが、これからいつ以前のように高騰するか分かりません。そう考えると、これから買うクルマは燃費が良いことはもちろん、ガソリンだけではない動力を持っていることも必要だとアウトランダーPHEVに乗って考えさせられました。
ハイブリッド車は、モーターでも走りますが、外部からの電力を用いて走ることはできず、あくまでもガソリンに依存します。しかし、PHEVはより安い深夜電力を使い日常使いはEVとして走れます。この時のCO2排出量はゼロ。遠出の時は、ガソリンも併用し航続距離へ心配はありません。給電する電気がどうのように発電された電気か? と、いう難しい話もありますが、環境や効率という点ではPHEVは非常に優れています。
今回長距離移動しながら、クルマの未来を考えたとき、クルマと人が持続可能な関係を維持するために、改めてクルマの電動化は避けては通れない道なのだなぁ、と実感しました。これから、クルマを買うということは、未来を買うということでもあり、未来を感じさせるクルマでなければ、クルマは人と共存できなくなるかもしれません。そういう意味で、アウトランダーPHEVは、クルマ社会の将来さえも感じさせてくれるクルマでした。
■走行データ
<往路>
総走行距離597.8km(高速道走行約36%、一般道走行約64%)
スタート前に急速充電1回+途中急速充電4回(いずれも1回30分)
レギュラーガソリン消費量30.5L(燃費19.6L/L)
<復路>
総走行距離528.1km(高速道走行約87%、一般道走行約13%)
スタート前に急速充電1回+途中急速充電1回(いずれも1回30分)
レギュラーガソリン消費量30.5L(燃費17.3km/L)
*消費ガソリン61.0L。107円/L計算で6,527円
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三菱アウトランダーPHEV価格
・M 3,596,400円
・G Safety Package 3,882,600円
・G Navi Package 4,233,600円
・G Premium Package 4,590,000円
・全長×全幅×全高 4695×1800×1710mm
・ホイールベース 2670mm
・トレッド前 / 後 1540/1540㎜
・タイヤサイズ 225/55R18
・車両重量 1850㎏
・乗車定員 5 名
・駆動方式 4WD
・モーター 搭載数 2 基 (フロント 1、リヤ 1)
・モーター最高出力 フロント:60kW、リヤ:60kW
・モーター最大トルク フロント:137N・m、リヤ:195N・m
・バッテリー
種類 リチウムイオン電池
総電圧 300V
総電力量 12kWh
・エンジン
2.0L 4 気筒 MIVEC ガソリンエンジン
最高出力87kw[118ps]/4500rpm、最大トルク186N・m[19.0㎏-m]/4500rpm
・ハイブリッド燃料消費率(JC08 モード) 20.2㎞/L
・充電電力使用時走行距離 60.8km/L
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