日産パスファインダーハイブリッド試乗評価 FFベースの横置き1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステム搭載したSUV! 今後の日産ハイブリッド戦略が分かる?

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【日産】2013/10/29

 

 

日本ではあまりに大きいボディサイズだが、アメリカでは存在感大!

日産パスファインダーハイブリッド

 バスファインダーというクルマは、日本ではテラノとして販売されていたSUVだ。日本では絶版車になってしまったが、SUVの人気が高いアメリカでは引き続き生産されていて、2013年4月のニューヨークショーでハイブリッドシステムを搭載した新型車が発表されている。日産360というイベントで、パスファンダーハイブリッドに試乗したのでレポートしておきたい。

主にアメリカ向けに作られているクルマだけに、パスファンダーのボディは大きい。全長4980mm×全幅1960mm×全高1775mmだから、いかにもアメリカサイズといった感じである。重量について明かされていなかったが、このサイズのボディにハイブリッドシステムを搭載するのだから、軽く2tを超えるのは間違いない。

外観デザインはいかにもアメリカンSUV的な感覚の力強いもので、独特の存在感を発揮している。大柄なSUVの多いアメリカでも簡単に埋没してしまうような感じではない。

インテリアは、高級感のある雰囲気と相当な広さが特徴。アメリカにはさらに大きなSUVがたくさんあるのでパスファンダーはミッドサイズのSUVということになるが、室内空間の広さはフルサイズ並みといっていい。シート配置は3列7人乗りだ。

しかも、2〜3列目のシートを倒すと広大でフラットな空間が生まれるから、その気になれば相当量の荷物を積むことができる。3列目シートへの乗降性にも優れるので、必要に応じて多人数乗車と荷物の積載を自在に使い分けることが可能だ。

日産パスファインダーハイブリッド
日産パスファインダーハイブリッド
日産パスファインダーハイブリッド

 

日産パスファインダーハイブリッド

 

 

 

 

 

FFベースの1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステムは、国内FF車にも転用可能?

 日産バスファインダーハイブリッドに採用されたハイブリッドシステムは、日産がフーガシーマに搭載している1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステムだ。ジャトコの最新世代CVTと組み合わされている。

1モーター2クラッチのハイブリッドシステムは、システムの全長が長いので、フーガに搭載されたときにはFR車専用かと思ったら、当初からFF車にも搭載できるとの説明があった。そのFF系車種の最初のモデルとして登場したのがパスファンダーハイブリッドである。

搭載エンジンは、直列4気筒2.5Lでスーパーチャージャー仕様のQR25DER型。20hp(15kW)の電気モーターとリチウムイオン電池を組み合わせてハイブリッドシステムを構成しており、システム全体で250hp/329Nmのパワー&トルクを発生する。

これはV型6気筒3.5Lエンジンに匹敵する動力性能であり、パスファンダーの重量ボディにも見合った実力である。それでいながらアメリカの複合モードで26mpgというハイブリッド車らしい低燃費を実現している。

アメリカ西海岸で一般道やフリーウェイを走ったが、走りの力強さは十分なもの。重量級のボディをぐいぐい押し出していく感じがある。試乗車は、さらに重量の重い4WD車だったが、低速域から十分なトルクを感じさせ、高速道路の合流などでも十分な加速が得られた。

走りの良さを持ちながらも、燃費の良さも兼ね備えているのが特徴だが、今回の試乗では燃費の測定はできなかった。ただ、800kmを超える航続距離を持つとされているので、燃費の良さは十分に想像できる。

ただ、市街地などで信号待ちで停車したときなど、意外にアイドリングストップが働かなかった。このあたりはもっとエンジンが止まるようにしたほうが良いと思えた。

パスファンダーのハイブリッドシステムは、いずれティアナの次期モデルか何かに搭載されて日本でも販売されるはず。乗用車用には、また味付けの異なる仕様が用意されるのだろうが、取り敢えず期待されるモデルになる。

日産パスファインダーハイブリッド
日産パスファインダーハイブリッド
日産パスファインダーハイブリッド

 

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(レポート:松下 宏

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