中古トヨタ アルファード VS トヨタヴォクシー、買うならどっち? 徹底比較評価

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【対決】2022/12/08

ヴォクシーvsアルファード

 

超長期納期のヴォクシー? より高級感あるすぐ乗れる中古車アルファード?

 

ヴォクシーとアルファードは、トヨタを代表する人気ミニバン。4代目ヴォクシーは、2022年1月にフルモデルチェンジしたばかり。価格もやや高くなった。

その一方で、高級ミニバンの代名詞であるアルファードは、モデル末期ということもあり、前期型の中古車価格が徐々に下がってきている。

こうなると、新車のヴォクシーを買う価格で、手の届かなかった高級ミニバンであるアルファードが手に入るようになってきた。しかも、ヴォクシーは超長期の納期なのに対して、中古車アルファードならすぐに乗れる。

そこで、すぐ乗れる中古車アルファードと新車ヴォクシーを徹底比較。両車の魅力を徹底解剖した。ミニバン購入で悩んでいる人には、とくに参考にして欲しい。

 

2022年のMクラスミニバンの当たり年

 

ミニバンはSUVブームの最中でも、堅調に売れている。ほぼ全てのミニバンが国内専用車なので、日本人のニーズに合っているからだ。

2022年は、ミニバンの当たり年。すべてのMクラスミニバンがフルモデルチェンジした。以下、2022年に登場したMクラスミニバン。

・1月 トヨタ ヴォクシー&ノア

・5月 ホンダ ステップワゴン

・11月 日産セレナ

 

 

トヨタ ヴォクシー&ノアの特徴

 

ヴォクシー ヴォクシー

2022年1月、トヨタ ヴォクシーは7年振りのフルモデルチェンジを果たし4代目となった。

今回のフルモデルチェンジではミニバンらしさを深掘りし、「より快適に」「より便利に」「より安心な」をテーマとして開発された。

先代である3代目ヴォクシーのモデル後期は、ライバル車であったホンダ ステップワゴンや日産 セレナと比べると、走行性能面や予防安全装備などで後れを取っていた。

だが4代目ヴォクシーは、後れを挽回した上に、ライバルを圧倒的に凌駕するほどの実力を手に入れている。最大の弱点だった予防安全装備には、多くの機能が新搭載された。ミニバンの枠を超え、国産車トップレベルの予防安全性能を得ることに成功している。

デザインは迫力と存在感を重視し、さらに洗練さも併せ持つ。

非力だった1.8Lハイブリッドシステムも刷新された。パワフルで使いやすいだけでなく、燃費も向上している。

こうした大きな機能面だけでなく、細部に渡り使い勝手面の向上も図られ、もはや隙無しの完成度を誇る。

 

トヨタ アルファードの特徴

 

アルファード アルファード

 

Lサイズミニバンとして高い人気を誇るトヨタ アルファードは、2015年1月にフルモデルチェンジし3代目となった。

2017年にマイナーチェンジされた後も細かな改良が加えられ、その魅力を向上させている。

しかし、すでにフルモデルチェンジから約7年が経過している。モデル末期で、いつフルモデルチェンジしてもよい状況といえる。

モデル末期の車種は、本来ならば年々販売台数が落ちていく。だが2021年度の登録車販売台数ランキングでは、アルファードは7位にランクインしている。

高級Lサイズミニバンながら、Mサイズミニバンのヴォクシーより売れており、Sサイズも含めたミニバン販売台数ナンバー1に輝いた。

アルファードが人気な理由は、迫力やギラギラ感のあるデザインとインテリアにある。顧客ニーズに合わせたデザインが高く評価された結果だ。

ラインアップの豊富さも魅力だ。エントリーグレードと、最上級グレードである超豪華仕様なエグゼクティブラウンジの価格差は400万円以上にもなる。

パワーユニットの種類も多様だ。2.5Lハイブリッドを中心に、2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンが用意されている。予算に合わせて、最適なグレードを選ぶことが出来る。

 

ボディ&排気量も小さいヴォクシーが圧倒

 

1.燃費比較

 

ヴォクシーの評価は 4.5

アルファード評価は 3.0

燃費性能は以下の通りだ。(すべてFF、WLTCモード)

【ヴォクシー】

  • 1.8Lハイブリッド車…23.0km/L
  • 2.0Lガソリン車…15.0km/L

【アルファード(最新モデル)】

  • 2.5ハイブリッド車…14.8km/L
  • 3.5Lガソリン車…9.9~10.2km/L
  • 2.5Lガソリン車…10.6~10.8km/L

トヨタ アルファードは、車体や排気量がヴォクシーよりも大きいため、燃費性能の差も大きい。燃料費を重視するのであれば、問答無用でヴォクシーという選択になる。

ヴォクシーの惜しい点は、2.0Lガソリン車にアイドリングストップ機能が装備されていないことだ。カーボンニュートラルを目指す時代背景を鑑みると、選びにくいエンジンといえる。

対するアルファード2.5Lガソリン車には、アイドリングストップ機能が全車標準装備されている。

注意したいのは、以前のモデルのアルファードを購入する場合だ。2.5Lの一部グレードではアイドリングストップ機能がオプション設定となっていたからだ。

アイドリングストップ機能が無いと、市街地走行でとくに燃費が悪化する傾向になる。

中古のアルファードを購入するときにはきちんと確認したい。

 

2017年式中古アルファードなら、新車ヴォクシーとほぼ同等の価格で買える!

 

2.価格比較

 

ヴォクシーの評価は 2.5

アルファードの評価は 2.5

 

トヨタ ヴォクシーの価格【新車】

  エントリーグレード 最上級グレード
1.8Lハイブリッド車 3,440,000円(FF、S-Gグレード) 3,960,000円(E-Four、S-Zグレード)
2.0Lガソリン車 3,090,000円(FF、S-Gグレード) 3,588,000円(4WD、S-Zグレード)

トヨタ アルファードの価格

  【中古】2017年式 【新車】2017年時点
ハイブリッド車 約320~400万円 約410~700万円
ガソリン車 約250~410万円 約320~670万円

ヴォクシーの新車価格と、アルファード2017年式(マイナーチェンジ前)の中古車価格は同等程度だ。

マイナーチェンジ後のアルファード中古車相場は100万円ほど跳ね上がるので少々選びにくい。超人気車種なので、中古車相場もリセールバリューも高めだ。

 

アルファードのお勧めグレード

 

アルファード ハイブリッドは、全車4WDのE-Fourだ。雪道やアウトドア系でも安心して走ることが出来る。

ハイブリッド車の安価な価格帯は、エントリーグレードのXが中心だ。

Xグレードは、装備がシンプルだ。高級ミニバンらしさを感じたい人は、Gグレードもしくは専用エアロパーツを装備したS系グレードを選ぶとよい。人気のSR Cパッケージグレードには、以下の装備が付いている。

  • 専用エアロパーツ
  • 本革シート
  • 後席パワーシート

車両価格は400万円に近いが、装備の豪華さはヴォクシーを大幅に超えており、満足度は高い。

アルファードのガソリン車は、中古車相場にかなり幅がある。250~300万円位の価格帯は、エントリーグレードのXが中心だ。専用エアロパーツが装備されたSグレードもあるが、両グレード共に走行距離が少々長めである7万km以上の車両が多い。

2.5LならS Cパッケージがお勧めだ。その他のS系グレードだと、パワーシートがない等、高級ミニバンとしては装備がやや物足りない。3.5Lも同様の理由でSA Cパッケージがお勧めになる。ただし3.5Lの場合、中古車価格はグッと上がる。人気のグレードなので、程度のよい車両なら350万円以上することも少なくない。

中古アルファードは、新車ヴォクシーを超える数々の豪華装備が魅力だ。その魅力を存分に味わうには、装備のよい上級グレードを選ぶのがポイントになる。

対する新型新車ヴォクシーは、40万円ほど高価になる。最上級グレードにオプションをプラスすれば、400万円を超える予算が必要だ。

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値引きは期待薄?

 

3.購入時の値引き術

 

ヴォクシーの評価は 3.5

アルファードの評価は 2.5

トヨタ ヴォクシーは、2022年1月にフルモデルチェンジしたばかりの新型車だ。販売開始から1年程度は、値引きは厳しい。値引きの相場は、ゼロベースから10万円以下程度となる。

だが、2022年は少し買い手が有利になる可能性が高い。

6月現在、トヨタのWebサイトには、ハイブリッド車の納期は6ヶ月以上と記載があった。つまり、納期はほとんど分からないと言っても過言ではない。

現状は、超長期の納期に対する顧客へのお詫びの一環として、10万円程度の値引きが提示されているケースが多いようだ。

5月末にはライバル車であるホンダ ステップワゴンがフルモデルチェンジした。しかも、2022年度内には、もう1台のライバル車である日産セレナもフルモデルチェンジを予定している。

購入時に何もしなければ、値引きゼロがベースであるのに変わりはない。だが買い手有利の状況を活かして新型ステップワゴンと競合させれば、一定の値引きは引き出すことが可能だろう。

中古アルファードの場合、同等程度の価格が付いた中古車同士を競合させたい。基本的に中古車は、大幅値引きしない傾向にある。新車の納期が長くなっているのに対し、現車がある中古車はすぐに登録できる。値引きなしの、強気の姿勢を崩さないだろう。超人気のアルファードなら尚更だ。

注意したい営業トークは「他の人も商談中。早く決めないと売れてしまう」と言って焦らせ即決を求めてくるパターンだ。

こうした営業トークには「別に急いでいない。似たような中古車はネットで探せばいくらでもある。別にこの店で、このクルマをどうしても買わなければならないという理由もない」と、優しく伝えるといい。一筋縄ではいかない客となれば、値引きなどでも多少妥協する可能性もある。

中古車の場合、タイミングも重要だ。ディーラー系中古車店なら3月、一般の中古車店なら決算月が値引き拡大のチャンスである。決算月なら、数字を作るために値引きしてでも売るパターンが多いからだ。

なお、中古車は現金値引きが厳しいケースが多い。代わりに用品や保証延長サービスなどを無料で提供してもらえるように交渉するのもよいだろう。

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迫力とギラギラ&高級感は、1クラス上のアルファードの圧勝

 

4.デザイン比較

 

ヴォクシーの評価は 4.0

アルファードの評価は 5.0

 

ヴォクシーの外観 ヴォクシーの外観

 

トヨタ ヴォクシーのデザインコンセプトは「堂々・躍動的な力強いハコ」だ。そのコンセプト通り、高い全高をもつ大きなボディに、大きく迫力ある顔が組み合わされている。

ヴォクシーのフロントフェイス ヴォクシーのフロントフェイス
ヴォクシーのリヤエンド ヴォクシーのリヤエンド

高い全高や大きな顔は、空気抵抗が増え燃費に悪影響を与える。さらに重心高も高くなり操縦安定性も悪くなる。それでも、こうしたデザインにするのは、やはり売れるデザインだからだ。加えて大きなグリルや、上部に薄型ヘッドライト設定するなど、流行りのデザインテイストもプラスした。売れるデザインという点では隙が無い。

アルファードの外観 アルファードの外観
アルファードのフロントフェイス アルファードのフロントフェイス
アルファードのリヤエンド アルファードのリヤエンド

アルファードのデザインも同様の手法だ。

ヴォクシーと比べると、アルファードは全長+255mm、全幅+120mm、全高+55mmとひと回り大きい。迫力はアルファードが勝る。横幅のワイドさにはドッシリとした安定感があり、ボディサイドの面は張りが強く、力強さもある。

ヴォクシーは全幅がやや狭い。真後ろから見ると少々スリムに見えるため、迫力を求める人には物足りないかもしれない。だがこれは他のMクラスミニバンも同様の特徴だ。

トヨタは、売れるミニバンデザインに関しては、完全に顧客ニーズを捉えている。売れるデザインでは、国産メーカーナンバー1といえるだろう。

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広さ・豪華装備はアルファード。使い勝手ではヴォクシー

 

5.室内空間と使い勝手

 

ヴォクシーの評価は 4.0

アルファードの評価は 4.0

ヴォクシーとアルファードのボディサイズ、ホイールベースは以下の通りだ。

※ヴォクシー…ハイブリッドS-Z(FF)、アルファード…SR Cパッケージ(E-Four)

  全長×全幅×全高 ホイールベース
ヴォクシー 4,695mm×1,730mm×1,895mm 2,850mm
アルファード 4,950mm×1,850mm×1,950mm 3,000mm
アルファードのフロントシート アルファードのフロントシート

ボディサイズはアルファードがひと回り以上大きい。室内の広さも同様にアルファードの方が広い。とくに横方向の広さは、全席で大きな差がついた。

アルファードの2列目シート アルファードの2列目シート
アルファードの3列目シート アルファードの3列目シート

3列目シートは横方向と足元の差は歴然だ。3列目をよく使うのであれば、アルファードの方が快適である。

使い勝手を比較すると、最新のヴォクシーが優勢だ。

ヴォクシーのフロントシート ヴォクシーのフロントシート
ヴォクシーの2列目シート ヴォクシーの2列目シート
ヴォクシーの3列目シートヴォクシーの3列目シート

ヴォクシーには、パワースライドドアの開閉に合わせて、機械式のからくりを使い展開・収納する「ユニバーサルサイドステップ」がメーカーオプション設定されている。価格はわずか3.3万円だ。アルファードにも電動サイドステップが用意されている。(年式などの条件あり/ディーラーオプション)だが価格は約20万円オーバーと大きな差となった。

サイドステップを使うことで、小さな子どもやお年寄りが楽に乗り降りできるようになる。20万円オーバーだと購入をためらってしまうかもしれないが、3.3万円なら積極的に選択したい、乗員に優しい機能だ。

アルファードの荷室 アルファードの荷室
ヴォクシーの荷室 ヴォクシーの荷室

ヴォクシーの荷室には、世界初の「フリーストップバックドア」も装備している。バックドアを好みの位置で停止することが可能になる機能で、安価な機械式のカラクリを使っている。

ミニバンのバックドアは大きいため、後方に一定のスペースが無いと全開にできない。だがこの機能があれば、バックドアを少しだけ開いた状態で止めることができるようになる。やや狭い場所でも荷物の出し入れが可能になるのだ。機械式なので、大幅な価格アップも抑えることができる。

そして、アルファードには無い先進機能が、オプションの「アドバンストパーク」である。ヴォクシーのハイブリッド車のみの装備だ。

専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを使うと、車外から駐車、出庫が可能になる。乗り降りが難しい狭い駐車場などで便利な機能だ。こうした先進機能は、設計が新しいヴォクシーの機能が勝っている。

使い勝手ではヴォクシーだが、室内の広さはアルファードなので、ほぼイーブンという結果となった。

<レポート:大岡智彦

 

 

国内トップレベルの予防安全装備を得たヴォクシー

 

6.安全装備の比較

 

ヴォクシーの評価は 4.5

アルファード 3.0

 

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