【テスラモーターズ テスラ ロードスター 試乗記】ガリバーが輸入した中古車! 究極のEV(電気自動車)スポーツを試す!
【その他】2010/01/11
このテスラ ロードスターは、ガリバーがアメリカから輸入した中古車だ。中古車はリユースという意味では、エコであるということ。そして、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など環境に優しいクルマを積極的にリユースで扱ってゆくことで、環境維持に貢献していくという。今回のテスラは、電気自動車の魅力を、より多くの人に知ってもらいたい、そんな思いから導入した。
電気自動車ならではの独特の加速感が味わえると高評価
スレた自動車評論家なのでテスラ ロードスターのハンドルを握って「スゴイ! 速い!」は連発しない。というのも、テスラ ロードスターより速いEV(電気自動車)に何度も乗っているからだ。最も強烈だったの、日本EVクラブで作った『ZEK-03』と横浜ゴムの有志が開発した『E-001』なる電動レーシングカート。
どちらもレーシングカートのボディに50馬力程度のモーターを搭載するという超絶スペック。テスラに500馬力のモーターを載せたようなものか。スタート時にアクセル全開すると、電動ラジコンカーの如く「きゅるるる!」とホイールスピンしちゃうほど。もちろん走り出してからも滑る滑る。
テスラ ロードスターはそこまでいかない。けれど「速さの質」から評価すれば、皆さん絶賛するのがよ〜く理解できます。考えて欲しい。エンジン付きのクルマで全開加速しようとすれば、ブリッピング(空ぶかし)をしつつ、クラッチミートに神経を集中しなければならない。音や振動に包まれつつ加速開始するワケ。
興奮状態の中での加速なのだ。一方テスラ ロードスターの全開加速は、静粛の中から突如始まってしまう。アクセル踏むだけで何の操作や緊張感も伴わず、ポルシェ 911ターボのフル加速状態になる。多少のモーター音を伴うものの、騒音レベルだって極めて低い。単に強烈な加速Gと、飛び去る風景が出現します。
どちらもレーシングカートのボディに50馬力程度のモーターを搭載するという超絶スペック。テスラに500馬力のモーターを載せたようなものか。スタート時にアクセル全開すると、電動ラジコンカーの如く「きゅるるる!」とホイールスピンしちゃうほど。もちろん走り出してからも滑る滑る。
テスラ ロードスターはそこまでいかない。けれど「速さの質」から評価すれば、皆さん絶賛するのがよ〜く理解できます。考えて欲しい。エンジン付きのクルマで全開加速しようとすれば、ブリッピング(空ぶかし)をしつつ、クラッチミートに神経を集中しなければならない。音や振動に包まれつつ加速開始するワケ。
興奮状態の中での加速なのだ。一方テスラ ロードスターの全開加速は、静粛の中から突如始まってしまう。アクセル踏むだけで何の操作や緊張感も伴わず、ポルシェ 911ターボのフル加速状態になる。多少のモーター音を伴うものの、騒音レベルだって極めて低い。単に強烈な加速Gと、飛び去る風景が出現します。
いかにもスポーツカーらしいスタイリッシュなフォルムが印象的。従来のEV(電気自動車)のイメージを覆すもの。
テスラ ロードスターのベースとなったのはロータスのエリーゼだという。リヤから見ると、それがよくわかる。
ツリ目のヘッドライトがとても印象的だ。ボンネットにはエアダクトが設けられており、スポーツカーらしさは十分。
リヤコンビランプは電力消費量の少ない LED式を採用している。もちろん視認性にも優れているのも特徴だ。
リヤバンパーの下部には、空力特性を考慮してディフューザーが装着されている。高速域の安定感は、かなりのもの。
フロント16インチ、リヤ17インチのアルミホイールを標準装備している。しっかり感のあるハンドリングも魅力だ。
わずか4秒で100km/hに達するスポーツカー並の走り
発進後、4秒踏んでいるだけで100km/hに到達するそうな(公表データだと0〜96km/h加速3.9秒)。試しちゃいないが、200km/hで稼働すると言われる速度リミッターまで12秒くらいだろう。スポーツカーのパフォーマンスとしても必要にして十分。これ以上速くても扱い切れまい。
個人的には絶対的な性能より、EV(電気自動車)特有のドライバビリティが新鮮でありました。スポーツカーの場合、エンジン効率の優れた回転数を使うため 6速ミッションを組み合わせる。60km/hでワインディングロード風のテストコースを走っているときは2速/6千回転くらいか?
同じクルマで平坦路を普通に走っていれば、2千回転くらいを使っていることだろう。仮にそのクルマの加速性能をフルに引き出そうとするなら、2速にシフトダウンして6 千回転まで回転数を上げなくちゃならない。しかし! テスラだと、どんな時でもアクセル踏むだけで最高の加速が始まる。
街中をユックリ流してるとしよう。何らかの理由で加速したくなったら、そのまんまアクセル踏むだけでOK。ワインディングロードでも同じ。右足を踏み込めば、どんな速度域だったとしても最良の加速が始まる。ガソリンエンジン車では逆立ちしたって不可能な特性。
実際に比べてみなければ解らないけれど、ポルシェ 911ターボとワインディングロードでバトルしたなら、テスラ ロードスターの方が速いかもしれない。EV(電気自動車)でWRC用のラリーカーを作ったら、ガソリン車は勝てないかも。EV(電気自動車)の未来は案外楽しそうです。
個人的には絶対的な性能より、EV(電気自動車)特有のドライバビリティが新鮮でありました。スポーツカーの場合、エンジン効率の優れた回転数を使うため 6速ミッションを組み合わせる。60km/hでワインディングロード風のテストコースを走っているときは2速/6千回転くらいか?
同じクルマで平坦路を普通に走っていれば、2千回転くらいを使っていることだろう。仮にそのクルマの加速性能をフルに引き出そうとするなら、2速にシフトダウンして6 千回転まで回転数を上げなくちゃならない。しかし! テスラだと、どんな時でもアクセル踏むだけで最高の加速が始まる。
街中をユックリ流してるとしよう。何らかの理由で加速したくなったら、そのまんまアクセル踏むだけでOK。ワインディングロードでも同じ。右足を踏み込めば、どんな速度域だったとしても最良の加速が始まる。ガソリンエンジン車では逆立ちしたって不可能な特性。
実際に比べてみなければ解らないけれど、ポルシェ 911ターボとワインディングロードでバトルしたなら、テスラ ロードスターの方が速いかもしれない。EV(電気自動車)でWRC用のラリーカーを作ったら、ガソリン車は勝てないかも。EV(電気自動車)の未来は案外楽しそうです。
インテリアのデザインは、スポーツカーそのもの。シンプルながらエアコンやオーディオなどの快適装備もある。
バケットタイプのシートは、ホールド性も抜群だ。背もたれの部分にはテスラモーターズのロゴが入れられている。
クラッチが不要なEV(電気自動車)ということもあり、2ペダルのATとなっている。非常に滑らかな加速が味わえる。
メーターには回生ブレーキの状態や電力消費量を表示するディスプレーを装備。シンプルで視認性にも優れている。
航続可能距離などの情報が表示されるインフォメーションディスプレーを装備する。表示はカラーで見やすい。
容量は少ないながらもラゲッジスペースは確保されている。ラゲッジの前方にはモーターが搭載されている。
テスラ ロードスターは、1回の充電で約400kmの走行が可能だという。これだけの航続距離があれば、十分実用にも耐える。発進直後から強力なトルクを生み出すモーターならではの特性により、独特の加速感を楽しむことができる。
written by 国沢光宏
(レポート:国沢 光宏)
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