フォルクスワーゲンは3月2日から開催されているジュネーブショーで、新型ミニバン「シャラン」を発表した。今回で3代目となるシャランだが、フルモデルチェンジは実に15年ぶり。新型シャランは、ゴルフ6などと共通のクリーンなイメージのフロントマスクがとても印象的なミニバンだ。
　新型シャランに搭載されるエンジンは1.4リッター直噴ターボ＋スーパーチャージャーのTSIを始め、2リッターターボと、セッティングの異なる2種類のディーゼル(2リッターターボ)だという。組み合わされるミッションはフォルクスワーゲンお得意のDSGだ。これにより新世代のミニバンにふさわしい燃費の良さを実現している。
　インテリアは実用性を重視しつつも上質さも備えている。3列シート(6/7人乗り)だけでなく5人乗りの2列シート仕様も用意される。シートアレンジも改善され、旧型では取り外し式だった2＆3列目シートは簡単に折りたためるようになり、使い勝手も大幅に向上させた。後席ドアはスライド式となっており、日本で発売されれば人気を呼びそうだ。気になる新型シャランの登場時期だが、ヨーロッパでは3月末から予約を開始、デリバリーは夏が予定されている。日本への導入については未定。