「スマート フォーツー」の電気自動車が日本で実証実験をスタート [CORISM]

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【メルセデスベンツ】2010/10/12
EV 電気自動車

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」

2012年の市販化に向け、日本の道路環境下でも走行データを集める

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 インテリア

左ハンドル仕様という以外、室内もほとんどガソリンエンジン車と変わりはない。

 メルセデスベンツ日本は10月12日、「スマート フォーツー」の電気自動車版『smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)』の実証実験をスタートすると発表した。欧州の自動車メーカーとしては初の電気自動車実証実験となる。当初3台のスマート電気自動車で実証実験を行い、2011年以降は10台以上の規模に拡大する予定。一般のユーザーからも実証テストの参加を募るが、詳細については追って10月末に発表される。
 smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)は、提携先の北米ベンチャー企業、テスラモーターズ社製リチウムイオンバッテリー16.5kWhを搭載。最高出力41ps(30kW)、最大トルク120Nmの性能を発揮する。
 このsmart fortwo electric drive(スマート電気自動車)の実証実験は、2009年12月のドイツ・ベルリンを皮切りに欧州各国や北米など、最終的には日本などアジア各国も含み世界1500台の規模で実施される予定。ちなみに日本は7カ国目の実験国となる。日本仕様は第2世代のモデルとなり、信頼性も高められているとメルセデスベンツ日本では説明する。日本特有の気候や道路条件下での様々なデータを収集・検証し、2012年の市販化につなげる。
「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 走行シーン

記者発表が行われた表参道ヒルズの館内を、スマート電気自動車は音もなく静かに走ってステージへと現れた!

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 モーター

リチウムイオンバッテリーは床下に、モーターなどの駆動系はリアに搭載される。

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 充電ソケット

充電は家庭用AC100V/200Vコンセントを用いて行われる。欧州の220Vソケットの場合、約8時間で充電が完了する。


「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 エクステリア 画像
「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 電圧計と電池残量計
「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」

【写真右:】
表参道ヒルズ(東京都渋谷区)で行われた記者発表会に登壇したドイツ・ダイムラーAG スマート電気自動車のプロダクトマネジメント責任者 ピーター・ムース氏(中央)と、メルセデスベンツ日本 ニコラス・スピークス 代表取締役社長 兼 CEO(右)、上野 金太郎 代表取締役副社長(左)

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「スマート フォーツー mhd」がマイナーチェンジ[2010.10.12/CORISM]


[動画:メルセデス・ベンツ日本]

車名 smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)[RR]
乗車定員 2人
航続距離[NEDC:ヨーロッパ測定値] 135km
最高速度 100km/h
最高出力[ps(kw)/rpm] 41hp(30kW)
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] 120N・m
バッテリー テスラ社製リチウムイオンバッテリー
バッテリー:エネルギー容量 16.5kWh
充電時間 8時間(200V)/16時間(100V)

※スペックは欧州値

「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」 

「スマート フォーツー カブリオ mhd」(右)と、「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」(左)

同日マイナーチェンジを実施した「スマート フォーツー カブリオ mhd」(右)と、「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」(左)

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(レポート:CORISM編集部

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