マツダCX-5(KF系)新車情報・購入ガイド グレード整理と価格改定、特別仕様車「レトロスポーツエディション」を設定。フルモデルチェンジは、まだまだ先か?
フルモデルチェンジは、まだまだ先!? マツダの基幹車種CX-5(KF系)が改良
マツダは、主力のSUVであるCX-5(KF系)を改良し、昨今の原材料価格や物流費などの高騰に伴う価格改定を実施した。発売は10月中旬を予定している。
2代目マツダCX-5(KF)は、2017年に登場。マツダのグローバル販売台数の約33%を占める基幹車種。
マツダCX-5は、2017年デビューなので、すでに7年目に突入。いつフルモデルチェンジして、3代目新型マツダCX-5が登場してもおかしくないくらいの時間が経過している。
しかし、このタイミングで改良が行われるということは、まだしばらく現行モデルが販売されることを意味する。3代目新型マツダCX-5の登場を期待しているファンンにとっては、おあずけ状態がしばらく続くことになりそうだ。

顧客ニーズに対応した幅広いグレード展開がCX-5の人気を支えている
今回の改良は、主に内外装の小変更とグレードの整理がメイン。そして、特別仕様車「レトロスポーツエディション(Retro Sports Edition)」の設定だ。
CX-5の特徴は、選択できるエンジンやグレード、特別仕様車が豊富なこと。とくに、最近では、既存のグレードに加え、買い得感のある「スマートエディション」や「ブラックトーンエディション」、オフローダー的な「フィールドジャーニー」、スポーティ仕様の「スポーツアピアランス」、ラグジュアリー仕様の「エクスクルーシブモード」などが加わり、それそれ独自の個性を主張していた。この選択肢の豊富さが、CX-5が売れている大きな要因のひとつ。より自分好みのCX-5を選択できるからだ。
グレードの整理と特別仕様車「レトロスポーツエディション」を設定
ただ、あまりに色々なグレードや特別仕様車を増やした結果、売れないグレードやオーバーラップしてしまったグレードも存在する。今回は、こうしたグレードの整理が行われた。
とくに、レザーシートを装備するLパッケージとエクスクルーシブモードは、微妙に異なるもののラグジュアリー仕様という点では同じ。そこで、この2グレードは、大幅に整理されている。
そして、モデル後期に入り、お買い得感があり、ブラックをベースとした引き締まったスポーティさが魅力の「ブラックトーンエディション」が高い人気を誇るようになってきた。
そこで、「ブラックトーンエディション」をベースとしたもうひとつの個性として特別仕様車「レトロスポーツエディション」が追加された。
シート表皮に、テラコッタ色の合皮を基本素材として採用。マツダらしい、少し落ち着いたカラーでまとめられていて、とてもオシャレなインテリアに仕上がっている。CX-5は、さらに選択肢が増え、自分にピッタリなモデルが選べるようになった。
マツダCX-5の 一部商品改良の概要は以下の通り。
1. 商品改良車の変更点
●全機種
・外板色「プラチナクォーツメタリック」を新規設定。
・メーカーセットオプションの変更。
●Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)
・洗練された上質さをより感じさせる内外装デザインの変更
> 縦基調ブロックメッシュパターン(ガンメタリック)のフロントグリル、シルバーのフロント&リアバンパーセンターガーニッシュ、高輝度ダーク塗装の19インチアルミホイールを採用。
> ハニカムシルバーのデコレーションパネル(インパネ/ドアトリム)、ライトグレーのステッチ(シート/コンソールリッド/ドアアームレスト/ニーパッド) を採用。
●Sports Appearance(スポーツアピアランス)
特徴であるスポーティー×ラグジュアリーをさらに強化する外装デザイン変更と快適装備の強化
縦基調ブロックメッシュパターン(グロスブラック)のフロントグリルを採用。
運転席&助手席シートベンチレーションの追加。
●Field Journey(フィールドジャーニー)
実質的な機能性と質実な中にも高い仕立ての良さを感じさせる内外装デザインの変更
> シートパイピングとステッチにライトグレーを採用。
> パーフォレーション加工を施した、合成皮革をシート座面に採用。
> フロントグリルのコーディネート変更。
> エアコンルーバーベゼルをサテンクロームメッキに変更。
2. 特別仕様車「Retro Sports Edition」の設定(ベース機種:Black Tone Edition)
エクステリアは、ジルコンサンドメタリックをイメージカラーとしてドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一。
インテリアは、レトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティーさを際立たせるブラックでコーディネート。各所にテラコッタカラーのステッチを施すとともに、スエード調生地のレガーヌをシート中心部に採用した。
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マツダCX-5新旧価格、廃止グレードなど一覧
| 機種名 | 駆動 | エンジン | 旧価格 | 新価格 |
|---|---|---|---|---|
| 20S Smart Edition | 2WD | SKYACTIV-G 2.0 | 2,766,500円 | 2,909,500円 |
| 4WD | 2,997,500円 | 3,140,500円 | ||
| 20S Proactive | 2WD | 2,942,500円 | 廃止 | |
| 4WD | 3,173,500円 | 廃止 | ||
| 20S Black Tone Edition | 2WD | 3,074,500円 | 3,239,500円 | |
| 4WD | 3,305,500円 | 3,470,500円 | ||
| 20S Field Journey | 4WD | 3,267,000円 | 3,520,000円 | |
| 20S Retro Sports Edition | 2WD | ― | 3,426,500円 | |
| 4WD | ― | 3,657,500円 | ||
| 25S L Package | 2WD | SKYACTIV-G 2.5 | 3,289,000円 | 廃止 |
| 4WD | 3,520,000円 | 廃止 | ||
| 25S Sports Appearance | 2WD | 3,350,600円 | 3,581,600円 | |
| 4WD | 3,581,600円 | 3,812,600円 | ||
| 25S Exclusive Mode | 2WD | 3,620,100円 | 廃止 | |
| 4WD | 3,851,100円 | 廃止 | ||
| XD Smart Edition | 2WD | SKYACTIV-D 2.2 | 3,085,500円 | 3,228,500円 |
| 4WD | 3,316,500円 | 3,459,500円 | ||
| XD Proactive | 2WD | 3,261,500円 | 廃止 | |
| 4WD | 3,492,500円 | 廃止 | ||
| XD Black Tone Edition | 2WD | 3,393,500円 | 3,558,500円 | |
| 4WD | 3,586,000円 | 3,789,500円 | ||
| XD Field Journey | 4WD | 3,624,500円 | 3,839,000円 | |
| XD Retro Sports Edition | 2WD | ― | 3,745,500円 | |
| 4WD | ― | 3,976,500円 | ||
| XD L Package | 2WD | 3,608,000円 | 廃止 | |
| 4WD | 3,839,000円 | 廃止 | ||
| XD Sports Appearance | 2WD | 3,669,600円 | 3,900,600円 | |
| 4WD | 3,900,600円 | 4,131,600円 | ||
| XD Exclusive Mode | 2WD | 3,939,100円 | 3,994,100円 | |
| 4WD | 4,170,100円 | 4,225,100円 |
マツダCX-5燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード: CX-5 XDレトロスポーツエディション 4WD
全長 x 全幅 x 全高(mm) 4,575 x 1,845 x 1,690
ホイールベース(mm) 2,700
最低地上高(mm) 210
車両重量(kg) 1,710
エンジン型式 SH-VPTS型
エンジン 直4 DOHC16バルブ 直噴ディーゼルターボ
総排気量(cc) 2,188
最高出力(kw[ps]) 147[200]/4,000
最大トルク(Nm[kgm]/rpm) 450[45.9]/2,000
燃料消費率WTLCモード(国土交通省審査値)(km/L) 16.6
駆動方式 4輪駆動(4WD)
最小回転半径(m) 5.5
トランスミッション 6速AT
サスペンション(前:後) マクファーソンストラット:マルチリンク
タイヤサイズ 225/55R19
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