ポルシェAG副社長Wolfgang Hatz氏。新型911カレラSはニュルブルクリンクを7分40秒で駆け抜けたと紹介。
パパはモーターショー、ママと子供はお台場で遊べ、楽しさ2倍の東京モーターショー!
第42回東京モーターショー2011が開幕した。前回は輸入車メーカーが出展を取りやめ淋しいモーターショーになってしまいましたが、今年は主要な輸入車メーカーも出展して賑やかさが戻ってきました。会場を歩いていると積極的に撮影している海外メディアを多く見かけ、国際的なモーターショーだと実感しました。
会場は幕張より狭くなりましたが、都内にある東京ビッグサイトは交通アクセスが良いです。私のように地方在住者にとっても往復の時間短縮は有り難く、帰りの疲労度も以前より少なくなりました。また会場の周囲には女性や子供さんに人気のスポットもあり、モーターショーだけでは行けなかったクルマ好きのお父さんも、東京ビックサイトなら家族連れで行けるようになったのは、とてもいい傾向だと思います。
TOYOTA Fun-Vii。ボディ全面をディスプレイとしてスマートフォンにて自由に表示出来る。TVのように奇麗に表示されるが、洗車はどうするのだろう。
BMW i3コンセプト。モーターをリヤに配置したEV車。写真でみるよりコンパクト。
メルセデス・ベンツ SLS AMGロードスター。ソフトトップの開閉時間は11秒。クーペからの重量増は40kgに抑え、同等の性能を維持。
ちょっと夢が足りない、クルマや展示方法
東と西の二つの展示場があります。二つの展示場はやや離れていて移動に少し時間がかかるのが難点ですが、展示場は自動車メーカーと部品メーカーが同じフロアにあるのは良いと思います。従来は自動車メーカーと部品メーカーは別のフロアでしたので、部品メーカーを見ないか、或いは見ても少ししか見なかったのが今回はしっかり見ることが出来ました。またハウスメーカーの出展や、「SMART MOBILITY CITY 2011」のフロアでは各自動車メーカーがEV車やハイブリッド車を展示し、電子機器メーカー、通信メーカーなど異業種が統一感のある展示をしていたのが興味深かったです。
フェラリー、ランボルギーニなどのスポーツカーメーカーの展示が無かったのは残念です。普段、写真でしか見ることが出来ないクルマを見られるのもモーターショーの大きな楽しみです。エコカーや環境対応車をいいのですが、現実的過ぎて、こういうクルマを見た子供が将来クルマに夢を見れたり、クルマ好きになるとはなかなか思えません。こんな時期ですからこそ、クルマの華やかな部分であるスポーツカーやレーシングカーを多く展示し、元気になれるビタミン剤のような出展を多くして欲しかったです。
展示方法も設営費を倹約している感じが出てしまっています。ショーだからこそ印象に残る展示方法を見たいですが、クルマを置いてあるだけの展示が多く、自動車ディーラーで見るのとあまり変わらないと感じたのは私だけでしょうか。
また1社当たりの展示スペースが狭いのも、国際モーターショーとして他国のモーターショーと比較したときに貧弱に感じてしまいます。それだけに展示ブースにお金をかけてクルマが心に残る事が必要です。特に日本のメーカーには、日本全体が元気になるような演出を示して欲しかったです。
スバルBRZ。トヨタと共同開発したFRスポーツカー。2リッター水平対向4気筒直噴エンジン搭載。トヨタ86よりカッコいいと思う。
マリンジェット。3人乗り。製造ははアメリカ。価格は約200万円。モーターショーの出品は車だけではない。
レクサスLFA用V10エンジン。一人で3日間かけて1基のエンジンを組み立てる。4人の名工がいるそうで、制作者のプレートが張られている。写真では確認が難しいだろうが「太田淳」氏の名前が記載されている。
モーターショーに行こう! 2年に1度のお祭です!
大震災の直後には、東京モーターショー開催も疑問視されましたが、予定通りに始まったのは関係者の皆さんの努力によるものです。2年後も継続してモーターショーが開催される為には、一人でも多くの人が会場に足を運ぶ必要があります。会期は12月11日迄の9日間と短縮してしまいましたが、会社帰りにでも、或いはデートでも「東京モーターショー」に行きましょう。2年に一回の車のお祭りですから。
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