

8月22日の新聞にダイハツが全面広告を出していました。それも『もうすぐ、「第3のエコカー」がやってくる』というティザー広告なのですから、二重にびっくりです。
そもそもダイハツが全国紙に全面広告を出す例はあまり記憶にありません。なのに近々発売する予定のイースについて発売前に全面広告を出したのですから、ダイハツが相当に力を入れていることがビンビンに伝わってきます。
イースについては、ベストカーが車名がミラ・イースに決まったと報じていますが、ダイハツの新聞広告では具体的な車名は出さないまでも、真上からの俯瞰で撮った車体の一部の写真が使われ、“JC08でリッター30km”とか、“価格は79.5万円から”という文字が大きく踊っています。
1台のクルマというか、特定のグレードで、『リッター30km』と『79.5万円』の両方が両立されているのかどうか分かりませんし、79.5万円のグレードにどのような装備が用意されるのかも分かりませんが、近く登場する新型車が燃費と価格で相当なインパクトを与えるのは間違いないでしょう。
具体的なことは書けませんが、他にもリッター30kmの燃費を狙ったガソリン車がそう遠くない時期に登場するという情報も入ってきました。年末に発売されるプリウスC(仮称)がリッター40kmを達成すると言われる中で、ガソリン車の燃費競争も熾烈なものになっていきそうです。こうした競争はユーザーにとっても大歓迎です。
話が前後しますが、ティザー広告(事前告知のじらし広告)という手法は、いくつかの自動車メーカーが過去に採用したことがあります。特に日産がセフィーロの事前告知や、あるいはサニーやマーチの車名公募キャンペーンなども含めると何度も採用してきた歴史があり、平均して高い効果を上げてきました。さて今回はどんな結果になるでしょう。
コメント
79万5千円というと、現行アルトの最廉価グレードが登場当初この価格でしたでしょうか。
ABSやリヤシートヘッドレストイントが付かないなど不備はありますが、それは同価格の中古車の一部も同様。しかも、旧型では同価格でMTしか選べなかった(先代アルトのボトムグレードはMTのみ)のがATも選べるようになった進化もありました。
結果、これまでなら中古車を買わざるを得なかった人を新車購入を可能にしました。
昔、47万円で大ヒットになった初代アルトも装備は(当時の水準から見ても)省略傾向で、しかも足回りなどの走行系もケチられていました。しかし現行アルトは装備こそケチられているものの足回りはワゴンRなどと同様の最新型。なおかつ庶民の平均給与との対比では、値上がり後も現行アルトの方が安いわけですから、これは評価されて当然です。
ミラ・イース、79万5千円グレードでは装備はアルト同様省略傾向かもしれませんが、全面広告で「低燃費で、価格は79.5万円から」と書くところを見ると、79万5千円グレードも30km/Lの公算大ですね。
(例えば現行マーチは、アイドリングストップが付いた一方でボトムグレードが100万円を切る価格な点も見所でしたが、ボトムグレードはアイドリングストップが付かない上に受注生産だからか日産はあまり宣伝しない)
もしその通りなら、社会に強烈なインパクトを与える事は間違いないですね。
イースは素晴らしいエコカーになりそうですが、同社のesse と競合しやしませんかね?
価格帯も似通っているようだし、シンプル、軽量ボディに高効率エンジン。
ネットで調べてみると、燃費も走りも良くユーザーの満足度は高いです。
(実用燃費は15~19km/L。イースには及ばないでしょうが十分な低燃費です。)
スタイリングはesseが初代マーチっぽい丸みを帯びた、女性をターゲットにしているのに対して、報道された写真ではミラとあまり違いが見られません。
(実際には安くて走りが良いのに目を付けた男性ユーザーも多くいます。)
軽の低燃費モデルは過去にも、リーンバーンエンジンを搭載したものが、ミラにもアルトにも存在しましたが成功しませんでした。
当時とは時代背景が微妙に違うので一概にはいえませんが、ただ単に低燃費だけが突出しているだけのクルマなら、クルマとしての魅力に欠けてしまい難しいでしょうね。
イメージ戦略が成功すれば、あるいは。
私は軽自動車の規格が拡大された最初のムーブを乗り続けています。今年の10月末で満13年になり、走行距離も15万kmを越えてます。いままで乗ってこられたのも使い易い車だったからと、しみじみ思ってます。マニアルの5速、横開きのバックドアー、落ち着いた飽きの来ないデザイン、燃費の良さ(購入から現在までの平均燃費もリットルで19~20kmです)その他。
そろそろ乗り換え時期だと思い検討しているが、私の最低選択条件である《マニアルの5速、横開きのバックドアー》を備えた車が発表されるか、心から期待していところです。
最新のムーブ発表時も期待してたが、私の選択条件合う車の発売はされなかった。
【関連記事】
- 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー試乗・取材会開催! 今年のナンバー1は、どのクルマに?【イベント】
- ダイハツ K-OPENランニングプロト FFのコペンをFR化したスタディモデル Japan Mobility Show 2025【ダイハツ】
- ダイハツ K-VISION 次期5代目新型タントか? e-SMARTハイブリッド Japan Mobility Show 2025【ダイハツ】
- ダイハツ K-OPEN 次期新型3代目コペンは、後輪駆動に!? Japan Mobility Show 2025【ダイハツ】
- ダイハツ ミゼットX ママチャリがコンセプト?! Japan Mobility Show 2025【ダイハツ】
- 決定! 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー発表 この10台から、今年のナンバー1が選ばれる!!【イベント】
- 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー ノミネート車リスト公開! 今年のナンバー1は、どのクルマ?【イベント情報】
- ダイハツ ムーヴ新車情報・購入ガイド スライドアのみで、カスタム無し。その理由は?【ダイハツ】
- ダイハツ ムーヴ新車情報・購入ガイド 新型ムーヴ、スライドドアを装備し2025年6月上旬デビューか!?【ダイハツ】
- 三菱 デリカミニ vs ダイハツ タントファンクロス徹底比較評価! 失敗・後悔しないクルマ選び【対決】
【オススメ記事】
- BMW iX3 新世代「ノイエ・クラッセ」で、何がどう変わる? Japan Mobility Show 2025【BMW】
- レクサス LSコンセプト ラグジュアリー・スペースという意味を込めた6輪ミニバン Japan Mobility Show 2025【レクサス】
- レクサス スポーツコンセプト LFAの後継ではないとは言うものの・・・ Japan Mobility Show 2025【レクサス】
- レクサスLSクーペコンセプト 観音開きドアをもつラグジュアリークーペ Japan Mobility Show 2025【レクサス】
- トヨタ ハイエースコンセント 次期新型ハイエースか? Japan Mobility Show 2025【トヨタ】
- トヨタ ランドクルーザーFJ 大ヒット確定!? ランクルシリーズの末弟が登場! Japan Mobility Show 2025【トヨタ】
- スバルTrailseeker prototype 0-100㎞/h加速、約4.5秒! 見た目以上にスポーティなBEV Japan Mobility Show 2025【スバル】
- スバル Performance-B STI concept インプレッサベースのカスタマイズモデル Japan Mobility Show 2025【スバル】
- スバル Performance-E STI concept ド迫力のBEVスポーツモデル Japan Mobility Show 2025【スバル】
- トヨタ カローラコンセプト まるでスポーツカー!次期新型カローラなのか? Japan Mobility Show 2025【トヨタ】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!




