華やかなオープニングイベントで、ドイツ大使から予期せぬ不満発言飛び出す!?
世界でも有数の規模を誇る、2万7千平方メートルという広さのブランド体験型販売拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」のオープニング・イベントが行われたのは金曜日の夜。華やかにドレスアップした招待客でいっぱいとなった頃、セレモニーがスタートしました。そう、オープニング・イベントはBMWの100周年を祝う記念式典も兼ねていたのです。BMW本社や日本法人の役員からの挨拶の後、駐日ドイツ大使が祝辞を述べられました。「7シリーズは大使館の公用車で素晴らしい車だが、自分は運転させてもらえないのが残念だ!」
そのあと日本風に「こも樽の鏡開き」があり、乾杯となって会場内はお酒や軽食がふるまわれるお祝いパーティへと移っていきました。途中ではジャズライブやDJパフォーマンスなど、建物内では会場を盛り上げるイベントが次々行われていましたが、そういう一般的な内容だけでは終わらないのが「運転こそ最高のブランド体験」という哲学を持つBMWのスゴイところ。なんと屋外でもアッと驚くパフォーマンスが並行して行われたのでした。
パーティだけじゃなく、屋外でも超一流のパフォーマンス披露するのがBMW流!
その中でも特にBMWのブランドを象徴するユニークな場所が建物の南側に設けられた「ドライビング・エリア」。なんとBMWのスポーツカー開発を手掛ける「BMW M社」公認のハンドリング・コースとして、本格的な散水設備を備えウエット・スキッドパッドでのフルブレーキングやレーンチェンジ等も体験できるように設計されているそう。パイロン等を設置することで同社公認の「BMWドライビング・エクスペリエンス」(ドライバー・トレーニング・プログラム)が実施できるとのことですから、これからは「会社帰りにちょっとお台場でドライバー・トレーニング」といったことが可能になるかもしれません。
そのドライビング・エリアで、当日はBMWの「M4」やオートバイの「F800R」、MINIのラリーカー、そしてBMWのSuper GT参戦車(BMW M6 GT3)が華麗な走りを披露したのでした。ドライバー/ライダーも、ルマン総合優勝の経験者・荒聖治選手、エクストリームバイク・スタントライダーの小川裕之選手、全日本ラリー選手権参戦中の大橋逸夫選手、Super GTドライバーのヨルグ・ミュラー選手と超一流の選手ばかり。各々がコースを所狭しと自由自在に走り回るその姿を見ているとお台場にいることを思わず忘れ、「ここはサーキット?」と思ってしまうほどの大迫力でした。
「BMW GROUP Tokyo Bay」のオープンを祝って100年の歴史を彩る名車も集結!
最も古い1929年の「BMW 3/15 PS DA-2」(BMWが1928年に生産開始した初めての四輪車モデル)からスーパーカー世代には懐かしい1981年の「BMW M1」、そしてバブル期に空前の輸入車ブームの立役者となり、六本木ではトヨタ・カローラよりよく見かけると言われた1987年の「BMW 3シリーズ」(展示車は320iセダン)まで、BMWの車創りの変遷がよくわかる、素晴らしい展示でした。1980年代以降の割と直線的なBMWのモデルしか知らなかった自分にとっては、流線型のオールドモデルの芸術的な曲線のリアトランクに特にしびれました。ぜひ、このような特別展示を時々行ってほしいものです。
夏休みも後半に入り、お子さんにせがまれてどこかに出かけなければならなくなったら、お台場に行くのはどうでしょう。ご家族が何かに夢中になっている間、お父さん(あるいはお母さん)だけちょっと抜け出して「BMW GROUP Tokyo Bay」へ、といった楽しみ方もできます。ただし、くれぐれもハンコだけは持って行かないように。おいしいコーヒーを飲み、BMWの哲学に触れ、ちょっと試乗もしたらその場で車が欲しくなっちゃうかもしれません。ご家族と再合流した時に「なんで勝手に車買っちゃうのよ!?」と攻められてもCORISMは責任を負いかねますので、あしからず・・・。
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