【新型日産ノート長期評価レポートvol.16】 スーパーチャージャー無し、最もベーシックな新型日産ノートの実力をチェック! [CORISM]

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2013/05/23

 

 

エコスーパーチャージャーばかりが話題だが、ノーマルエンジンも意外とイイ!?

日産ノート

ノーマルエンジン搭載の新型ノート「X」(ボディカラー:ラディアント レッド)

 コリズムが長期に渡りお送りしている「新型日産ノート長期評価レポート」。今までは、看板車種であるエコスーパーチャージャー搭載モデルを中心にレポートして来ましたが、実はノーマルエンジン搭載モデルも燃費はカタログ値で22.6km/L(JC08モード)となかなかのもの。

エコカー減税は、スーパーチャージャー搭載モデルが100%減税なのに対し75%減税と少なくなりますが、車両本体価格が20万円ほど安いので興味をお持ちの方も多いはず。燃費で価格差を埋めることはなかなか難しいので、予算重視ならこのモデルも十分に魅力的なモデルです。読者の方からリクエストをもらったこともあり、トコトンやるコリズムはスーパーチャージャーなし新型日産ノート の実力をチェックをすることにしました。

ところが、日産 ではノーマルエンジン搭載モデルの貸出車両は用意していないとのこと。止む無くレンタカー会社をいくつかあたり、やっとスーパーチャージャーなしの「X」グレードの車を借り出すことが出来ました。なお、借りた車はなぜかスタッドレスタイヤ装着車でしたので、その点お断りしておきます。

<【日産ノート新車情報試乗評価・購入ガイド一覧】>
プロの評価と燃費、クルマ好き、主婦、女子高生まで一般ユーザーの試乗レポートまで満載! 日産ノートのすべてが分かる!

日産ノート

ノーマルエンジン搭載車はオーソドックスな二眼式メーター。タコメーターは全車標準装備。

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スーパーチャージャー搭載車にあるシフトレバー右後ろのECOモードスイッチは非装着

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今回の試乗車(レンタカー)はスタッドレスタイヤを装着

スーパーチャージャーのあり無しによる内外装の違いはどう!?

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外観上の違いはバックドア右下のエンブレムに「DIG-S」と書いてあるかどうか、くらい

 それでは、さっそく運転を・・・と行きたいところですが、まずはその前にスーパーチャージャー搭載モデルとの外観上の違いをチェック!

ということで、クルマの周りをグルリと一周してみましたが、うーん、どこが違うんでしょう・・・。全く見分けがつかないんですが・・・。

調べたところ、外観上の違いはバックドア右下に張ってある「PURE DRIVE」のエンブレムに「DIG-S」と書いてあるかどうか、のみのようです。

逆にクルマに乗り込むと、スーパーチャージャーなしであることを強く意識させられます。その理由はメーター。

スーパーチャージャー搭載車はカラフルな「日産エコメーター」になっているのに対し、ノーマルエンジン搭載車はオーソドックスでシンプルな二眼式のメーターです。センターコンソール(シフトレバーの後ろ)上のECOモードスイッチも非装着になります。

とは言え、これもスーパーチャージャー搭載車から乗換えれば気付くのであって、オーナーとなって普段からこちらのモデルだけ乗っていれば気にならないかも。ということで、内外装についてはスーパーチャージャーなしモデルを選んでも特に問題無さそうです。

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「X DIG-S」グレードだとオートエアコンがオプションで選べるが、ノーマルエンジン搭載の「X」はマニュアルエアコンのみの設定

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フロントウインドウへのダッシュボードの映り込みは結構気になるレベル。スーパーチャージャーのありなしには関係ありませんが・・・。

日産ノート

新型ノートの美点、後席の広々感はノーマルエンジン搭載車でももちろん変わらず

ノーマルエンジンでも好燃費! ペーパードライバー運転で18.7km/Lをマーク!

日産ノート

けっこうキビキビ走るノーマルエンジン搭載の新型ノート「X」

 では早速試乗! いつもの通り、コールドスタートで東京都内の一般道を走行してみます。

走り始めるとすぐ、スーパーチャージャー搭載モデルと比べて、フロントノーズが少し軽い感じがしました。フロントが軽いので、ハンドリングも素直でスッと曲がっていく感じ。もっともこれは乗り比べたから分かったので、実際にはスーパーチャージャー搭載モデルとの差はあまりないと言っていいでしょう。

エンジンもパワー不足を感じることなく、自然な感じで車速が伸びていきます。通常走行においては、スーパーチャージャー無しだから我慢を強いられる、といったことはありませんでした。

とはいえ、いざというときのフル加速時には、やはりパワーとトルクに上回るスーパーチャージャー付きの方が余裕のあることは事実です。高速道路や急な登り坂での使用が多い人は、スーパーチャージャー付きがいいと思います。逆に、街乗り中心なら、スーパーチャージャー無しで十分だと思います。自分のクルマの使い方から選ぶといいでしょう。

そして気になる燃費ですが、今回平日の朝の通勤ラッシュに当ってしまい、普段40分で行くところを1時間かかるほどのノロノロ走行。平均車速17.6km/hだったその区間での燃費は13.4km/L。この状況ならこんなものでしょう、と納得しかかった私の脳裏を編集長の言葉がよぎります。「お前は、エコランに向かない石のお地蔵様だ!」そうかなー? ということで運転を替わってもらって再度試すことに。

とは言え、エコランの上手な人では参考にならないので、ほぼペーパードライバーである知り合いに運転してもらいました。結果は・・・18.7km/L。いや編集長これは、平均車速31.6km/hと流れの良い郊外の幹線道路を走った結果で、同じ状況なら私でもこれくらい・・・。運転が上手な人なら、十分に20km/L以上狙える実力を感じました。

この後、コリズム編集部で何が起こったかはご想像にお任せします・・・☆▲◇。

日産ノート

ペーパードライバーが一般道のみを運転して燃費18.7km/Lを記録。うーん、クヤシー!

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今回試乗したノーマルエンジン、1.2リッター3気筒DOHCのHR12DE

日産ノート

こちらはスーパーチャージャー搭載エンジン、1.2リッター直噴ミラーサイクルのHR12DDR

新型日産ノート価格

<新型日産ノート価格>
■2WD HR12DE車
・S 1,249,500円
・X 1,298,850円
■2WD HR12DDR車
・S DIG-S 1,449,000円
・X DIG-S 1,499,400円
・MEDALIST 1,674,750円
■4WD HR12DE車
・X FOUR 1,557,150円

日産ノート燃費、ボディサイズなどスペック

代表グレード 日産ノート X DIG-S
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,100×1,695×1,525mm
ホイールベース[mm] 2,600mm
トレッド前/後[mm] 1,480/1,485mm
車両重量[kg] 1,090kg
総排気量[cc] 1,198cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 72(98)/5,600
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 142(14.5)/4,400
ミッション CVT
タイヤサイズ 185/70R14
JC08モード燃費 24.0km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 1,449,000円
発売日 2012/8/28
レポート 編集部
写真 編集部

コメント

車探しお疲れ様でした。

しかしマーチもそうだったけど、低燃費が売りのグレードと低価格が売りのグレードを分ける日産の方針は何とかならないものか。マーチのベーシックグレード、受注生産でスタートした売る気の無さだし。
そもそも低燃費を一番必要としているのは、新車もやっとこさ買えるかどうかという貧乏人・・・オホン(汗)、一般庶民。それもそれ一台のみの所有。金持ちが道楽目的のセカンドカーとして買うわけじゃない。
それが、燃費でモトを取れるかどうかも怪しい高価格では困る。
CX-5のスカイアクティブディーゼルはそれでも売れているが、あれは実際に運転した楽しさや品質の良さが買われているから。本来の低燃費車の買われ方とは異なる。
マーチのアイドルストップ無し車もそうだけど、スーパーチャージャー無しノートも、必ずしも悪い燃費ではなく、イニシャルを含めたトータルコストでは燃費が売りの上級グレードを上回る可能性も少なくない。
「本来中古車を買うべきお金が無い人向けに嫌々造ってます」的な設定ではなく、もう少し全面に出してもいいような気がする。

長文失礼しました。次回レポを楽しみにしています。

by 反感買うのを承知で敢えて反論
2013/07/29 12:53

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