日本郵便契約解除で破産した会社の後釜か? 日産NV200の電気自動車が日本郵便へモニター貸与! [CORISM]

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【日産】2011/07/04
日産 電気自動車
 日産は、2011年7月から小型商用車「NV200」をベースとした電気自動車の実証運行をグローバルに開始する。その第一弾として、日本郵便にモニター車1台を貸与。日本郵便が、神奈川県横浜市内での集配業務にこのモニター車を約2ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認する。その後は、同実証運行を欧州でも展開し、現地企業とのテストを実施していくと発表した。

 さて、日本郵便といえば、今年3月に契約不履行を理由に電気自動車のベンチャー企業であるゼロスポーツとの契約を解除。突然はしごをはずされたゼロスポーツは、資金繰りに行き詰まり破産した。その約4ヵ月後に、早速、日産のNV200をベースとした電気自動車で実証運行を開始。まさに、筋書き通りとも思えるスムースさだ。電気自動車に、なぜ赤字体質の日本郵便がいま手を出さなくてはならないのか、疑問はあるものの、電気自動車が悪いわけではない。疑問なのは、軽自動車ベースとした電気自動車の集配車でゼロスポーツと契約したのにもかかわらず、車両の大きさがあまりにも違うNV200を導入したいきさつだ。もはや、日本郵便は電気自動車導入ありきで物事が進んでいるようにも思える。その裏にあるのは、いったい何なのだろうか?

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(レポート:CORISM編集部

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