黄色いタクシーになった本当の訳とは? 日産NV200、ニューヨークのイエローキャブに採用! [CORISM]

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【日産】2011/05/06

電気自動車、日産リーフの影がチラホラ。それが本当の理由なのか?

日産 NV200
 全米で最多のタクシー保有台数を誇るニューヨーク市のイエローキャブ。そのイエローキャブに日産NV200が選定された。
 これは、2007年にニューヨーク市が、タクシードライバーとタクシーオーナーおよび利用客の代表者を招集し、"タクシー・オブ・トゥモロー"のプロジェクト名のもと、次世代のニューヨーク・タクシーの未来像を探る計画をスタート。2009年12月に、ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会が、自動車メーカー各社等に呼びかけ、ニューヨーク・タクシー専用車両に関する提案を募集。選考過程を経て選ばれた日産「NV200」は、2013年を皮切りに10年間にわたって、次世代のニューヨーク・タクシーを務める。
 この日産NV200が選定された理由には、ニューヨーク市が進めるエコ政策の一環としてみられている。そのため、日産はニューヨーク市および多くのタクシーオーナーと協力し、電気自動車タクシーの使用に関するパイロットプログラムも実施。電気自動車「日産リーフ」(合計6台)を2012年に充電設備とあわせてタクシーオーナーに提供し、その使用をサポートしていく計画もあるからだ。
 どちらにしても、北米において電気自動車の普及は大きなテーマのひとつ。日産は、米エネルギー省から14億米ドルの融資を受けるなどで、各地に電気自動車関連の工場を新設。電気自動車を武器に、政府との関連性を高めていた。
 一見、NV200に注目が集まるが、その後ろには電気自動車リーフの影がチラホラと見て取れる今回の選定でもある。

黄色いタクシーになった本当の訳とは? 日産NV200、ニュー...

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(レポート:大岡 智彦

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