三菱アウトランダーPHEV Concept-S新車情報・購入ガイド アウトランダーPHEVが大幅マイナーチェンジ? それとも追加グレード? パリショー出展車 [CORISM]

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【三菱】2014/10/01

精悍なフェイスに精緻を極めたラグジュアリーなインテリアをもった新モデル登場!

 三菱 は、パリモーターショーにおいて、世界初の4WD SUV プラグインハイブリッド車 「アウトランダーPHEV」 をベースとしたコンセプトモデル「アウトランダーPHEV Concept-S」を世界初公開する。

 新型三菱アウトランダーPHEV Concept-Sは、アウトランダーPHEVのスペシャルパッケージとして提案するコンセプトモデル。デザインテーマは「Sporty(スポーティ)& Sophisticated(洗練)」とし、「ツインモーター4WD」と「プラグインハイブリッドEVシステム」がもたらす力強くスポーティな走りと、静粛性に優れる先進的で上質な走りを備えたSUVの次世代の“走る歓び”を表現する内外装のデザインとした。

 新型三菱アウトランダーPHEV Concept-Sのフロントフェイスは、フロントグリル中央にスリーダイヤを据え、左右から包み込むように象徴的なクロームモールで縁取っている。水平基調のグリルとすることで、SUVらしい力強さと安心感を表現。フロントフェイスの印象付けるヘッドライトは、細く切れ長のツリ目タイプ。シャープでスポーティなイメージをアピールする。現行のアウトランダーPHEVが、水平基調で優しそうな顔つきだったのに対して、かなり精悍なフェイスとなった。そして、グリルもバンパー下部まで広げられ、一旦中央で絞った後にボトム部に向かい広がる形状として安定感あるフォルムを形成している。全体的に、彫の深い顔になっているのも特徴だ。

 インテリアは、「ブラック&バーガンディ(ワインレッドのような深みのある赤)」を基調として、上質でエレガントな空間としている。木目にシルバーのアクセントをあしらった本杢加工、職人の手による丁寧な縫製で仕立てた本革シート、“漆箱”をモチーフとした日本の工芸品のような端正な美しさを持ったフロアコンソールなど、緻密で洗練された技巧を細部まで取り入れることで、プレミアムなインテリアとなっている。現行アウトランダーPHEVとは、格が違うくらいゴージャスな内装といえる。

 また、立体感のあるシートパッドが優れたフィット感を実現。ドライバーを含んだパッセンジャーの身体に沿わせる形で施した柔らかなトリミングラインが、高いホールド性も実現している。また、トリミングラインには、シルバーのアクセントをプラスしボディカラーとのコーディネートを図り、スポーティさと上質感を演出した。

 画像で見る限り、新型三菱アウトランダーPHEV Concept-Sの完成度は高く、いつ販売されてもいいくらいの仕上がりを見せている。そのため、アウトランダーPHEVのマイナーチェンジモデルではないかと思ったほどだ。ただ、アウトランダーPHEVは2013年1月に発売されたモデルなので、一般的なマイナーチェンジ次期はまだ先かと思わる。

 そうなると、考えられるのが追加グレード、もしくは追加車種としてのモデルではないかと予想できる。明らかに異なるフェイスと、豪華な内装ということを考えると、現行アウトランダーPHEVとは、違う車種で高所得者向けのラグジュアリーSUVとして登場? 近未来なクルマをより安価で多くの人に提供することがメインだった現行アウトランダーPHEV。それに対して、主に輸入車を好むような高所得者向けと思われる、高い環境性能とラグジュアリー&スポーツ的なテイストをもつ三菱アウトランダーPHEV Concept-Sは、非常に面白い存在になりそうだ。庶民的には、この顔で今の価格のままのアウトランダーPHEVも欲しい気もするが・・・。

三菱アウトランダーPHEV Concept-S

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(レポート:CORISM編集部

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