ホンダ オデッセイ新車情報・購入ガイド 弱点の一部を払拭。 王者アルファードに再挑戦!

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【ホンダ】2020/12/06

ホンダ オデッセイ

 

 

やや複雑な歴史をもつオデッセイ

ホンダ オデッセイホンダは、上級ミニバンのオデッセイをマイナーチェンジし発売を開始した。

今回のマイナーチェンジでは、主に内外装の変更が中心。パワーユニットなどの進化はなく、燃費も25.2㎞/L(FF、JC08モード)と変化はない。ただし、従来「SPORTS HYBRID i-MMD」と呼ばれていたハイブリッドシステムは、e:HEV(イー・エイチ・イーブイ)と呼称が変更された。

ホンダ オデッセイの歴史は、少々複雑だ。初代オデッセイは、ロールーフ型でヒンジ式ドアの7人乗りモデルのミニバンとして、1994年にデビューした。この頃、ホンダはバブル崩壊の影響を受け経営危機に陥っていた。しかし、この初代オデッセイの大ヒットにより息を吹き返した。

その後、4代目までオデッセイは、ロールーフ&ヒンジ式ドアをもつモデルとして発売されていた。しかし、時の流れと共に顧客ニーズは大きく変化。現在のような両側スライドドアをもち、背の高く広大なスペースをもつミニバンしか売れなくなった。そこで、ホンダは従来のロールーフ&ヒンジ式ドアだったオデッセイの販売終了を決断。

その一方で、ホンダには上級ミニバンとして、両側スライドドアをもつエリシオンの存在があった。このエリシオン、デザインや全高が低いことなどの理由により、販売不振が続いていた。

このエリシオンが、フルモデルチェンジ時期を迎えていたこともあり、ホンダは大量の顧客をもち、強いブランド力を誇るオデッセイの名前を使い、エリシオンと統合。5代目となったオデッセイは、両側スライドドアをもつ上級ミニバンとなったのだ。

ホンダ オデッセイ

 

 

オデッセイ低迷の理由は、全高の低さとデザイン?

そんな5代目ホンダ オデッセイは、2013年にデビューした。当時、ハイブリッド車全盛期でもあった。ホンダは当初、ハイブリッド車は価格が高くなり、上級ミニバンとは、いえど売れない、と言う判断でガソリン車のみの販売となった。

ホンダはマーケットを見誤ったようで、ハイブリッド車のない5代目オデッセイの販売は低迷する。販売が低迷した理由は、ハイブリッド車がないというだけでなく、全高を低くし小さく見えてしまったことや、デザインの不評も要因だった。

そこで、ようやく2016年に、ようやく2.0Lエンジンを使用した「SPORTS HYBRID i-MMD」を搭載したハイブリッド車を用意。一時期、息を吹き返したように見えた5代目オデッセイの販売状況だったが、時の経過と共に販売台数は減少傾向になった。

これも、やはり全高を低くしてしまったデザインが要因だろう。現行トヨタ アルファードの全国は1,950mm、日産エルグランドは1,850mm、5代目オデッセイは1,695mmと最も低い。このクラスユーザーは「他のクルマを見下ろ」ような高さや豪華さ、大きな顔の迫力が重視っされるからだ。そのため、上級ミニバンマーケットでは、アルファードの一人勝ち状態が長く続いている。

ちなみに、2020年度上半期オデッセイの販売台数は4,075台。登録車新車販売台数ランキングは45位。50位以内に入っていないエルグランドには圧勝しているものの、アルファードの販売台数は44,311台で5位。アルファードは、もはや桁違いの強さとなっている。

ホンダ オデッセイ

 

 

弱点克服のための大幅デザイン変更

ホンダ オデッセイ5代目オデッセイの弱点は、背の低さとデザインと分析されているが、さすがにマイナーチェンジで全高をアップさせることはできない。そこで、ホンダはデザイン面の変更を試みた。

このクラスで好まれるフロントフェイスデザインは、顔が大きく迫力あるタイプだ。そのため、従来の低く構えたスポーティなフェイスから、ボンネットフードの位置を高く引き上げ顔を大きくした。その上で、押し出し感のある大型グリルに変更。薄型ヘッドライトを組み合わせることで、より力強さを感じるフロントフェイスへと進化させている。

リヤのデザインも随分と雰囲気が変わった。リヤのコンビネーションランプは、ソリッドで立体的なタイプを採用。メッキ加飾を施すことで、よりワイドでシャープなフォルムが際立つようなデザインとした。

また、前後のウインカーには、車両の内側から外側に向かって流れるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプを標準装備。高級車らしさと、街中でより目立つ仕様としている。

今回の外観デザイン変更は、顧客のニーズを反映したデザイン変更と言える。

 

質感をアップしたインテリアと、上級ミニバンに相応しい装備を追加

ホンダ オデッセイインテリアは、上品な質感の加飾パネルを視界に入りやすい上部に設置。触り心地の良いソフトパッドを手に触れやすい位置へと配置した。

コンビメーターパネルは、高精細フルカラー液晶パネルを3.5インチから7インチへと変更。アナログスピードメーターとの組み合わせにより、多彩な情報をわかりやすく表示するとともに、十分な視認性が保たれている。

使い勝手面では、運転席側の収納式ドリンクホルダー追加や、リッド付きのインパネアッパーボックスを新設定し、より使い勝手を向上している。

快適装備面では、まずジェスチャーコントロール・パワースライドドアが用意された。この機能は、ドアノブに触れることなく流れる光に手をかざすことで、パワースライドドアの開閉が可能。日本国内で初採用。標準装備化している。

そして、予約ロック機能も標準装備化。これは、パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに、ドアクローズ後の施錠が可能となる機能でホンダ車初採用となった。。

テールゲートの機能として、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートがEXグレードに標準装備化された。リアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートの開閉が可能。さまざまなキックモーションに対応できるように感知センサーの検知条件等を見直し、パワーテールゲートの使い勝手を向上させている。ただ、EXグレード以外のグレードではオプションでも選択できない。今やこれくらいの機能は、ほぼ標準装備化してほしい。

 

 

機能が追加され、より安全性能はアップしたものの・・・

ホンダ オデッセイ重要な予防安全装備では、自動ブレーキを含み多くの機能をもつ「ホンダセンシング」が全車標準されている。5代目オデッセイは、どのグレードでも安心して乗れる。今回は、そのホンダセンシングの機能に、後方誤発進抑制機能を追加。
後方に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏みこんだ場合、出力を抑制し、急発進を防止する。ようやく、高級ミニバンに相応しい機能が揃ってきた。

ただし、車線変更時に後側方から接近する車両を検知。接触の危険がある場合、警報を発するなどの機能をもつブラインドスポットインフォメーションは、EXグレードに標準装備されているものの、その他のグレードでは、オプションでも選択できない。コンパクトカーであるマツダ2では、類似の機能を全車標準装備化。もはや、ローテクといえる機能なので、死角が多いミニバンなので積極的な標準装備化を望みたい。

ホンダ オデッセイ

 

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オデッセイ e:HEV(ハイブリッド車)価格

ホンダ オデッセイ・e:HEV ABSOLUTE  FF 8人乗り 4,198,000円/FF 7人乗り 4,286,000円

・e:HEV ABSOLUTE EX  FF 7人乗り 4,580,000円

オデッセイ(ガソリン車)価格

・ABSOLUTE  8人乗り FF 3,495,000円/4WD 3,715,000円

・ABSOLUTE 7人乗り FF 3,583,000円

・ABSOLUTE EX  7人乗り FF 3,815,000円/8人乗り 4WD 3,929,400円

 

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