ゼネラル・モーターズ(GM)は、9月30日に開幕する「パリモーターショー」で新型「シボレー・アベオ」を初公開すると発表した。
　今回パリショーで公開される新型アベオは、5ドアハッチバックモデルで、今年1月のデトロイトショーと3月のジュネーブショーに出展されたコンセプトカー「アベオRS」の量産モデルとなる。外観で目を引くのはアグレッシブなフロントで、むき出しのツインヘッドランプとデュアルポートグリルが特徴。このほか、リアドアハンドルをCピラーに隠すように配した『ボディ・イン/ホイール・アウト』と呼ばれるデザインを採用している。
　インテリアでは、バイクに着想を得たメーターデザインを採用。アナログのタコメーターにデジタルスピードメーターと警告灯を組み合わせたユニークなデザインとなっている。センターコンソールに高級志向のブルーのバックライトを使用するなど、外観同様スポーティな雰囲気を演出する。
　ガソリンエンジンとして、1.2リッター(70hpと86hp)と、1.4リッター(100hp)、1.6リッター(115hp)の4タイプを用意するほか、アイドリングストップ機能を搭載した1.3リッターディーゼルエンジン(75hpと95hp)も用意する。ミッションは、6速ATのほか、5速もしくは6速のMTも設定する。
　GMでは、アベオを特に欧州市場向けに開発。最終的なスペックは、欧州の個々の市場に合わせて細かい調整を行うという。発売は来年夏を予定しており、4ドアセダンモデルも投入する。なお日本市場についての発表は今のところない。