年末年始のライバルを迎え撃つための特別仕様車か?【トヨタ ハリアー240G Lパッケージ アルカンターラセレクション新車情報】 [CORISM]

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【トヨタ】2011/10/07

マツダCX-5やホンダCR-Vの発表を待って、比べて買うのがオススメ

 トヨタ は、ハリアー に特別仕様車240G“Lパッケージ・ALCANTARA Selection”(アルカンターラセレクション)を設定し、全国のトヨペット店を通じて発売した。

 今回の特別仕様車は、ハリアー240Gをベースに、より高級感ある室内空間を実現すべく、アルカンターラの専用シート表皮および専用車検証入れ、木目調+本革巻きの3本スポークステアリングホイール、シフトレバー&ノブを採用。さらに、スイッチ操作でバックドアを自動で全開閉可能なパワーバックドア(挟み込み防止機能付)を特別装備し利便性を向上させた。また、“Lパッケージ”で好評の運転席8ウェイマルチアジャスタブルシート(電動ランバーサポート付)、スーパークロームメタリック塗装を施した17インチアルミホイールなどを採用。外板色にはホワイトパールクリスタルシャイン(オプション)を含む、全3色を設定している。

 ハリアーは2003年2月にデビューして以来、すでに9年目をを迎えているロングセラーモデル。実際はハリアーの後継は、レクサスRX となっているのだが、レクサスになりかなり高価になってしまったことと、少ないながらも着実に売れる人気SUVということもありトヨタのラインアップに加わっている。ただ、2010年後半くらいから販売台数が1,000台を割り始めている。さらに、年末年始にかけて、ホンダCR-VマツダCX-5 などの新型車が投入されることからも、なんらかのテコ入れが必要ということでの特別仕様車ということになるだろう。

 全体的な装備内容は、より高級感を増すような装備が中心。アルカンターラのシート表皮は、柔らかで繊細な肌触りで、フンワリした座り心地を与えてくれる。また、快適性も高く通気性と透湿性といった特長もあるという。イタ車の高級スポーツカー などは、ダッシュボードや内装素材として使うことも多い。レザーシートのように、分かりやすい高級感ではないのものの、ちょっと通な人には好感度の高い素材だ。

 そんな高級素材のシート表皮や、パワーバックドアなどを装備して240Gに比べ8万円程度のアップなら、十分にお買い得感は高い。ただし、手放しで買ってもいいとはいえない理由がある。それは、やはりクルマが9年目を迎えているモデルで、さすがに古いということだ。エンジン性能や燃費性能、サスペンション、ボディなどにはさすがに古さを感じるのも事実。よほど、ハリアーが好きだ、という人以外には積極的に勧められない。ハリアーほど、スタイルに古さを感じさせないモデルも珍しが、やはりハードが一世代前というのが気にかかる。

 また、ライバルとなるホンダのCR-Vも震災の影響で登場が遅れているものの、東京モーターショー には出展され、年末年始あたりに発売が予定されている。さらに、年始に登場が予定されていてもっとも注目されているモデルがマツダのCX-5。ディーゼル エンジンの搭載も予定されているようで、燃費は10・15モードで20km/lを超えるという噂が流れている。燃料の軽油は、ガソリンよりも20~30円安いので、実燃費次第ではハイブリッド車を超える燃料費の抑制ができるかもしれない。そんなこともあり、今、ハリアーに限らずSUV の購入を検討しているのなら、来年まで待つのが得策といえる。

<トヨタ ハリアー240G Lパッケージ アルカンターラセレクション価格>

・2WD(FF)  2,750,000円
・4WD    3,002,000円

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トヨタ ハリアーLパッケージ アルカンターラセレクション
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(レポート:CORISM編集部

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