中国でトヨタに神風か? 中国専用ハイブリッド車のコンセプトモデル【トヨタ雲動双擎(ユンドンショワンチン)新車情報】北京ショー出展車 [CORISM]

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【トヨタ】2012/04/24

中国戦略で遅れたトヨタに、神風が吹いた?

 トヨタは、北京モーターショーで、中国常熟市の研究開発センターが開発を進めているハイブリッドコンポーネントを搭載するコンセプトモデル“雲動双擎(ユンドンショワンチン)”を初披露した。

 さらに、新しいユーザーを獲得するために開発されたスモールクラスのグローバル戦略車のコンセプトモデル“TOYOTA Dear~亲(チン)~”のセダンとハッチバックを世界に先駆け披露した。

 中国戦略で遅れをとっているトヨタ。中国現地で開発したハイブリッドコンセプトモデル雲動双擎(ユンドンショワンチン)は、大きな意味を持っている。まだまだ、コンセプトモデルの域を脱していないが、中国現地で開発したという事実が重要だ。

 この北京モーターショーに合わせたように、新聞報道によると中国は次世代エコカーの発展計画を発表している。爆発的に中国で売れるクルマに、今後環境問題やガソリン不足引き起こす可能性に危機感を抱いているのだろう。そのため中国は、EVやPHVに財政支援を行い2015年までに50万台、2020年までに500万台超の生産・販売を目指すという。

 この政策は、ハイブリッド技術を核としているトヨタにとっては、まさに神風。中国現地用ハイブリッド車の開発・生産は、まさに起死回生の一歩となる。そのアピールのためのモデルが、詳細スペックが公開されない超コンセプトモデル雲動双擎(ユンドンショワンチン)なのだろう。

トヨタ雲動双擎(ユンドンショワンチン)

 中国現地開発されたというトヨタ雲動双擎(ユンドンショワンチン)

 TOYOTA Dear~亲~ (セダン)

 スモールクラスの世界戦略車のハイブリッドモデルTOYOTA Dear~亲~ (セダン)

 TOYOTA Dear~亲~ (ハッチバック)

 スモールクラスの世界戦略車のハイブリッドモデルTOYOTA Dear~亲~ (ハッチバック)

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(レポート:CORISM編集部

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