ボルボXC60 T5 R-DESIGN新車情報 試乗評価 スタイリッシュで軽快、そして安全! FFになって、お買い得感が出たボルボのSUV [CORISM]

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【ボルボ】2012/10/01

 

 

洗練をキーワードとした特別仕様車

ボルボXC60 T5 R-DESIGN

 ボルボの安全に対する取り組みは有名であり、安全な車として知られている。特に国土交通省と協議を重ね、今では他メーカーからも発売されている「衝突回避の為に完全停止するオートブレーキシステム」(CITY SAFETY)を日本で初めて発売したのはボルボである。そのCITY SAFETYを標準装備したのがボルボXC60であり、今回の試乗車はそのXC60の特別仕様車「XC60 T5 R-DESIGN」である。R-DESIGNのRは、Refinement(洗練)という意味。

R-DESIGNはBMWのM Sport、アウディのS-lineのように内外装及びシャーシにもチューニングを行ったボルボのスポーツバージョン。従来は最上級モデルのXC60 T6 AWDのみに設定されていたが679万円と高価であった。

エンジンを3L直列6気筒ターボエンジンから、2L直列4気筒直噴ターボエンジンに変更し、四輪駆動から前輪駆動にする事により569万円とお得なプライスとなっている。

ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN

ボルボXC60 T5 R-DESIGN

 

迫力の20インチタイヤと、スタイリッシュなデザイン

ボルボXC60 T5 R-DESIGN

 エクステリアは、一言で言えばカッコいい。タイヤは何と20インチ。255/45R20のタイヤを履いたアルミホイールは、この車の印象を端的に表している。スポーツサスペンションを採用したやや低めの車高、専用ディフューザーを装備したフロントバンパー及びリアバンパーが全体として、スタイリッシュな車に仕上がっている。

ドアを開け、明るい車内に誘われシートに身体を任せる。本革のスポーツシート、専用の本革ステアリングホイール、アルミニウム・パネルが採用されていて、インテリアもスポーティにコーディネイトされている。

SUVとしては、シートの高さは低めで乗り込みやすい。試乗会場の駐車場は狭く誘導係が待っているので直ぐにシートポジションを合わせ、シートベルトを締め上げてスタートスイッチを押す。XC60は初めての運転だったが、あるべきところにシート調整スイッチ、ステアリング(チルト・テレスコピック)調整レバーがあるので迷い無く自分のドライビングポジションを得られた。人に対して優しい設計は、世界一安全な車を目指すボルボのポリシーだろうと評価していい。

ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN

 

大きく重いボディだが、想像以上に軽快で好印象! 買うならセーフティパッケージがオススメだ

ボルボXC60 T5 R-DESIGN

 車が動き出しても、ボルボの優しさを感じる。ステアリングは軽く、ペダル類も軽いが、節度を持った軽さで、運転している自分もゆったりとした優しい気持ちになる。乗り心地は20インチのタイヤ、強化したサスペンションと事前に聞かされていたので、硬いだろうと想像していたら大きく良い方に裏切られた。

荒い路面でも優しく車内に伝えるだけで、硬さはない。大きく重いタイヤを履いているにしてはドタバタしたタイヤの重さも感じない。快適な乗り心地で、同乗者に対しても優しい。

全幅は1.89mもあるが、車の見切りが良く、狭い道でもストレス無く走れる。ターボが付いているとはいえ、2LのエンジンにSUV車には辛いかと思ったら、これも私が間違っていた。アクセルを少し踏むだけで充分のトルクが車輪に伝わる。もう少し強く踏めば他車をリード出来るスポーティな加速をする。流石に6000回転を越えれば加速感は鈍るが、十二分のエンジンパワーである。

ボルボがパワーシフトと呼ぶダブルクラッチ式シーケンシャルトランスミッションは、従来のATとの違和感がなく、パドルシフトが無いがDレンジに入れておけば、アクセルペダルに意志を伝えれば適切なギヤを選択してくれた。

市街地では静かな車内、優しい乗り心地でR-DESIGNと言ってもガマンを強いる事はない。狭い峠道に入っても好印象は続く。ターボラグも少なくアクセルに対しての反応が良く、ガンガンが急坂を登っていく。

通常、前輪駆動車は登りのコーナーではトラクションが抜けてアンダーステアが強く出るが、この車はそれを意識しない。DSTC(ダイナミック・スタビリティ&トラクション・コントロール)が適切に働いているのだろうが、四輪駆動モデルより100kgも前加重が軽いのも大きな理由だろう。とても良いペースで峠を駆け上がり、運転を楽しんだが、登ったら下らないと帰れない。重心の高いSUV、四輪駆動モデルよりトータルで140kg軽いと言っても1790kgの車重は下り坂では荷が重い。しかしアンダーステアは軽く、ブレーキもしっかり制動感があるので安心して下りきった。

セーフティ・パッケージは15万円のオプション(2012年内は12万5千円)であるがアダプティブ・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付き)、ヒューマン・セーフティ(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)、ロード・サイン・インフォメーション(道路標識を認識しメーターパネルに表示)などがセットになっていて、いずれも安全向上に役立つのでお勧めしたいと評価できる。

XC60 T5 R-DESIGNは競合他車が多いクラスであるが、しっかりした車作りがされ、カッコだけでなく先進の安全装備も採用されているのも美点である。降雪地帯以外は、四輪駆動モデルの必要性も感じることはなく、むしろ車重の軽い事による利点が多く積極的に選んで良い。都内で乗るにはお勧めしたい車である。

ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボルボXC60 T5 R-DESIGN

<ボルボXC60 T5 R-DESIGN価格>
・ 5,690,000円

<ボルボXC60 T5 R-DESIGN 特別仕様・装備>
■パフォーマンス/エクステリア
• R-DESIGN 専用スポーツ・サスペンション
• R-DESIGN 専用外装
– エンブレム付フロントグリル
– シルクメタル・トリム(フロント部)
– サイドスカッフプレート
– リア・スキッドプレート
– シルクメタル・ドアミラーカバー
– デュアル・スポーツテールパイプ
– フルエクステリアカラー・コーディネート(ボディ下部マット調仕上げ)
– スペシャルデザイン・アルミホイール “Cratus”マットシルバーブライト(8.0Jx20)
255/45R20タイヤ
■インテリア
• R-DESIGN 専用内装
– 本革スポーツシート
– アルミニウムベゼル付メーターパネル
– アルミニウム・パネル
– 本革/シルクメタル・スポーツステアリングホイール(3本スポーク/オフブラック)
– フロアマット
• スポーツペダル
その他の特別装備・仕様
パフォーマンス/エクステリア
• ダークティンテッド・ガラス(リアウインドー5面)
• パワーステアリング(チルト/ テレスコピック機構付)
インテリア
• フロント・シートヒーター

代表グレード ボルボXC60 T5 R-DESIGN
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,625×1,890×1,715mm
ホイールベース[mm] 2,775mm
トレッド前/後[mm] 1,630/1,585mm
車両重量[kg] 1,790kg
総排気量[cc] 1,998cc
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm] 177(240)/5,500rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 320(32.6)/1,800-5,000rpm
ミッション 6速ギアトロニック
タイヤサイズ 255/45R20
JC08モード燃費 9.7km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 5,690,000円
発売日 2012/8/27
レポート 丸山和敏
写真 編集部

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(レポート:丸山 和敏

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