メルセデス・ベンツEQE新車情報・購入ガイド 未来感がたまらない! 新世代EVセダン誕生!!

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【メルセデスベンツ】2022/10/20

メルセデス・ベンツEQE

 

メルセデス・ベンツ初のセダンBEV

 

メルセデス・ベンツは、純電気自動車「BEV(Battery Electric Vehicle)」モデルには「EQ」の名を冠している。メルセデス・ベンツは、BEVのEQシリーズであるEQC、EQA、EQBに続きミドルサイズセダンとなる新型メルセデス・ベンツEQEを発表した。

EQシリーズは、今までSUVモデルだった。しかし、今回投入された新型EQEは、初のミドルサイズ3ボックスセダンとなった。

「Mercedes-EQ」とは、「エレクトリック・インテリジェンス」を意味するメルセデスの電気自動車ブランド。メルセデスの130年以上の歴史とクルマの未来についての考えを高度に融合させ、メルセデスの特徴である安全性・操縦安定性・快適性・利便性・品質などをBEVでありながら、より高いレベルで実現させたブランドである。

 

近未来的な「MBUXハイパースクリーン」

 

新型メルセデスEQEは、専用のプラットフォームを新たに設計・開発するだけでなく、従来のエンジン車にはないパッケージの有用性を活かしたショートオーバーハング・ロングホイールベースの独創的なフォルムで誕生。

そのエクステリアデザインは、空力も兼ね備えた滑らかなルーフラインで、先進の美しさを追求するメルセデスEQモデルとして初のトランクのある3ボックスタイプのエグゼクティブミドルセダンだ。

インテリアも大型のディスプレイにデジタル化を図り、先進性的なインストルメントパネルにフローティングデザインのセンターコンソールが、上質で心地良いモダンな印象を与えている。

特にEQE 53 4MATIC+にオプション設定されるインストルメントパネル幅一杯に広がるワイドスクリーン「MBUXハイパースクリーン」は、近未来的で視覚的にも何処か違う世界に連れていかれそうな雰囲気を持っている。

メルセデス・ベンツEQE

 

 

デカいのに小回りが得意って?

 

新型メルセデスEQEのパワートレインは90.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。高効率と環境性能を両立した。航続可能距離は約624km(EQE 350+、WLTCモード)に達する。

全長は4,955mm。最小回転半径はリア・アクスルステアリングの採用で4.9mとEQAより小回りが可能だ。全幅は1,905mとワイドなので、狭い道でのすれ違い気を使うものの、狭い駐車場などではそれほど苦労しないだろう。

また、新型メルセデスEQEには、外部給電機能(V2H/V2L)が日本仕様車だけに装備される。EQEから車外へ電力を供給できる双方向充電に対応し、走る蓄電池として活用することができる。

これにより電気料金の安い夜間に蓄電した電気を昼間に使う、家庭の太陽光発電の余剰電力を蓄電して利用することで電気料金の節約も出来る。また。停電や災害時などの予備電源として活用できる。利用する際、V2H機能は別途工事が、給電機能は充放電器が別途必要だ。

現在、CO2排出量削減は世界的なテーマで、自動車業界もクルマの電動化を各社急ピッチで進めている。だが、充電インフラや電力供給などの問題は山積していると言える。早急に解決に向けての行動は必要だ。

メルセデス・ベンツEQE

 

 

ロングツーリングも楽々!? 航続距離は最大624km

 

新型メルセデスEQE 350+ は、リアアクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載して後輪を駆動する。

モーターには、永久磁石同期モーター(PSM)を採用。バッテリー容量90.6kWh、システムの最高出力は292ps[215kW]、最大トルク565N・mとなった。航続可能距離は、624km(WLTCモード)と長い。

同じくラインアップされているEQE 53 4MATIC+は、フロントとリアに2基の電動パワートレイン(eATS)を搭載して前輪・後輪それぞれを駆動するAWD。システムの最高出力は625ps[460kW]、トルクは950N・mを発生する。

また、トルクシフト機能による駆動トルクの連続可変配分で、前・後駆動力配分は常に最適化され効率的な駆動を行う。航続可能距離は526kmと出力が大きくなった分短い。

カテゴリーは異なるが、BMW iX xDrive50はバッテリー容量111.5kWhでシステム最高出力523ps(385kW)、最大トルク765N・mと性能面ではやや低いが航続可能距離は650kmと優位にある。

新型メルセデスEQEの航続可能距離は、526km。この航続距離でも短いと感じる人もいるかもしれない。1日に1,000㎞をイッキに走ります、という使い方をしているような人以外、ほとんどの人にとってロングツーリングから日常の移動、休日ドライブまで安心できる航続距離といえる。

メルセデス・ベンツEQE

 

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パドルシフトで回生ブレーキの減速度をコントロール可能!

 

新型メルセデスEQEの大容量リチウムイオンバッテリー容量は90.6kWh、バッテリー本体だけでなくソフトウェアも自社開発して管理、航続可能距離は624kmを達成した。

バッテリーの充電は環境によって変化するが、直流急速充電(CHAdeMO)の場合、電池残量10%から80%までの充電時間は50kW機で約105分(残量10%から30分間の充電量は29%)、90kW機で約54分(残量10%から30分間の充電量は49%)、150kW機で約49分(残量10%から30分間の充電量は57%)。メルセデス・ベンツで提供する家庭用充電ウォールユニット(200V定格30A/6kW)では約16時間でフル充電できる。

新型メルセデスEQEは、他のEV同様にアクセルペダル、ブレーキで回生による運動エネルギー回収(バッテリーへの充電)を行っている。回生ブレーキの減速度は3段階で、手動切替えはステアリング脇のパドルと同様のレバーで行う。

左が回生レベルの「上昇」、右が回生レベル「低減」で通常のパドルシフト同様の操作は誰もが違和感なく操作出来るだろう。パドルによる回生で減速度を変化させることが出来るので、走行ステージに合わせたスポーティな走りも楽しむことができる。

回生レベルの詳細は以下の通りだ。

<手動回生レベル>

・コースティング(回生ブレーキのかかっていない状態)

D+ (ディー・プラス): 低程度の回生ブレーキ

D (ディー) : 中程度の回生ブレーキ

D- (ディー・マイナス): 高程度の回生ブレーキ

 

<自動回生レベル>

D Auto (ディー・オート): 前走車との車間距離や登坂・降坂などの道路状況に応じて最適な回生ブレーキに自動調整。

・ECOアシスト:走行状況に合わせた回生ブレーキの最適化で、最も効率的に減速の強弱を自動調整する。先行車との車間距離を調整しながら先行車が停車するまで追従する(完全に停車する場合は、回生ブレーキの設定に関係なく従来通りのブレーキ操作を行う必要がある)

メルセデス・ベンツEQE

 

 

静粛性とNVHにこだわった快適な室内空間

 

新メルセデスEQEではNVH(Noise Vibration Harshness:騒音、車両振動、路面の凹凸)に配慮して、開発の初期段階からボディシェルの構造部材に防音発泡材を充填。電動パワートレイン(eATS)も発泡材で包み込んで密閉する対策が施された。

また駆動ユニットは、モーターから発生する振動や騒音を車両に伝えないようにラバーマウントを採用。ローター内の磁石の配置や巻線の形状設計で、既存の電気自動車に比べても静粛性が高められている。

BEVは、エンジン音が無いために風切り音が耳につきやすい。そのためドアやウィンドウ、ドアミラーなどへの対策、フロントピラー部分も特殊な形状のゴムを取り付けている。特に人間が不快感を伴いやすい低周波ノイズ(低い音)に注目してボディ構造部の空洞にも発泡材を充填して防音している。

メルセデス・ベンツEQE

 

走行シーンに合わせベストな設定が可能なエアサスペンション

 

新型メルセデスEQEのサスペンションは、フロントに4リンク式、リアにマルチリンク式を採用。エアサスペンションにADS+(連続可変ダンピングシステム)を組み合わせたAIRMATICを標準で装備する。

AIRMATICとは乗員や荷物の重さに関係なく地上高(車高)を一定に保つセルフレベリング機構で、コンフォートモードは120km /h以上の高速走行時に10mm車高を下げることで空気抵抗を低減して走行安定性を高めている。速度が80km /hを下回ると車高は元に戻る。

さらに、40km /h以下ではボタンで車高を25mm上げることができるので、コンビニなどの出入りや車輪止め、大きな段差や坂などで車両下部を地面などに接触させる可能性が少なくなり安心で嬉しい装備だ。(50km /h以上になると通常の車高に戻る)

また、リアにはリア・アクスルステアリングが備えられ、ステアリング操作やブレーキ、サスペンションと統合制御して小回り性能をさらに向上させている(EQE 350+は最大10度、EQE 53 4MATIC+は最大3.6°)

また、ドライブモードも変更が可能で、パワートレインやESP、サスペンション、ステアリングの特性を選択できる。EQE 350+はComfort・Sports・Eco・Individualの4設定、EQE 53 4MATICにはComfort・Slippery(雨天や滑り易い道路)・Sports・Sports+・Individualを5つの設定を用意する。

 

 

メルセデスの伝統と革新性を融合した外観デザイン


新型メルセデスEQEは、メルセデス・ベンツのデザインの基本思想である「Sensual Purity :センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」のゆったりとした面の構成、継目の少なさ、シームレスデザインをベースとしてた。

エクステリアデザインは「ワン・ボウ」(弓)ラインと、フロントにエンジンやトランスミッションを横置きする必要が無く、メルセデス本来のシルエットと異なるキャブフォワードでスポーティなデザインを特徴としている。このデザインにより通常より前方のAピラーとショートオーバーハングにより、ゆったりとしたキャビンスペースを確保して居住性を高めている。

新型メルセデスEQEのフロントフェイスは、スターパターンの少し異様な雰囲気のブラックパネルで覆われ、内部に超音波センサー、カメラ、レーザーセンサーなどの運転支援システムデバイスが鎮座している。

ボンネットは左右のフェンダー部分まで回り込んだシームレスデザインで空力にも寄与している。ボンネットはサービス工場のみで開閉可能なので、ウォッシャー液の補充のみ左フェンダー部のサービスフラップから行うことができる。

新型メルセデスEQE独自のサイドビューは「ワン・ボウ」(弓)シルエットとクーペのようなサッシュレスドア、アーチ状のベルトラインだ。ドアミラーをベルトラインに配置してエアロダイナミクスと低騒音を両立する。

新型メルセデスEQEのLEDリアコンビネーションランプは、左右を繋ぐ立体的で中央に向けて細くなる構成のライトバンド(光の帯)を採用、トランクリッドのスポイラーリップ、エグゾーストエンドを持たないリアビューはメルセデスEQモデルであることを強調している。

メルセデス・ベンツEQE

 

 

先進性、異空間コクピットの是非を問う

 

新型メルセデスEQEのインテリアデザインは、メルセデスEQとして初の専用プラットフォームであり、多くのデジタル要素を取り入れている。

特徴的なのは、センター部分の宙に浮いたようにデザインされた構造のフローティングセンターコンソールだ。センターで明るく見易い12.8インチ有機ELメディアディスプレイが存在感を主張している。大きなボタン表示と触覚フィードバックで直感的に操作できるのが良い。

新型メルセデスEQE 53 4MATIC+にオプション設定される、EQEの象徴的な装備の一つ「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス)ハイパースクリーン」だ。3枚の高精細パネル(12.3インチのコクピットディスプレイ・17.7インチの有機ELメディアディスプレイ・12.3インチの助手席側有機ELフロントディスプレイ)を1枚のガラスで覆った幅141cmのワイドスクリーンで、触感(指が触れるとスイッチを押したような感覚がある)・力覚(押す力によって反応が変化する)フィードバックなどの直感的タッチ操作が可能なスクリーンユニットだ。

中央のメディアディスプレイと助手席側ディスプレイ表示の使われない部分は発光せず、下地のブラックがグラフィックの視認性を向上させている。

助手席側ディスプレイは空席の場合、デジタルのグラフィックイメージを表示しているが、着席の場合はテレビを除く動画配信などのコンテンツを視聴できる。この際、ドライバーが助手席側ディスプレイを覗く様な仕草があると、ディスプレイを減光して視聴できなくするなど安全面にも十分配慮されている。

新型メルセデスEQEのダッシュボード両サイドの円形エアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンを模した複雑な造形。エアコンの空気を効率よく配分するそうだが、見慣れたこともあり少々古さも感じてしまう。

ドアパネルもアームレスト・ドアグリップ・ドアポケットなどのモジュール本体は宙に浮いたようにデザインされ、暗くなるとアンビエントランプが点灯して未来的な雰囲気を演出する。

ステアリング奥のコクピットディスプレイは、グラフィックのカラーテーマがブルーで、2つの円形メーターと真ん中には走行に関するインフォメーションが表示されるクラシカルなデザインだ。

コクピットディスプレイの表示は、スポーティ・クラシック・ジェントル・ナビ・アシスト・サービスの6種類から選択できる。

「スポーティ」を選択すると加速や減速、充電などの走行状態を立体的に分かりやすく表示する。「ジェントル」モードになると表示内容を絞り込んでスクリーンカラーを変化させ、室内に静寂な雰囲気を演出する。

「アシスト」モードでは先行車両(自動車・オートバイ・トラックなど)の識別、車線変更や車間距離制御、交通標識などを表示してアシストする。

新型メルセデスEQE53 4MATIC+にはTRACK PACEとSupersportの2種類が追加されて8種類から選択可能。乗員に重要なシートのデザインはシンプルながら造形美にこだわり、ラップアラウンド形状のサイド部分まで回り込んだ形状でしっかりと身体を支える。夜間はシートの輪郭に沿った照明付きのパイピングデザインがドアパネルと一体化した雰囲気のある空間を演出する。

メルセデス・ベンツEQE

メルセデス・ベンツEQE

 

 

専用のインフォテインメントシステムで電欠の不安を解消?

 

新型メルセデスEQEにはテレマティクスやMercedes me Connectに専用の各種プログラムが用意される。その中でも「Electric intelligenceナビゲーション」は、ナビゲーションのマップデータから得た道路の勾配情報・充電ステーションの位置情報・車両の充電状況及び気温情報などを総合的に判断して、実際の路上の映像で立体的に案内表示するとともに、走行計画に基づいた充電のタイミングや場所などの適切なルートをディスプレイのナビゲーション上に表示させて案内する。

「Mercedes me connect」は、クルマに通信機能を備える事で「安心・安全」と「快適」2つのサービスカテゴリーで構成して利便性を向上させている。詳細は下記の通り。

「3年間無償、以降7年間自動継続サービスの24時間緊急通報サービス」

・事故検知(エアバック・シートベルトテンショナー動作)、またはSOSボタンを押すと、クルマが自動で位置情報などをコールセンターに発報、コールセンターが消防などに連絡して迅速な故障・事故対応。

・ツーリングサポートが必要な際には、“me”ボタンを押すとツーリングサポートセンターと繋がり、24時間様々な要望への対応を行う。

・走行距離やバッテリー残量、平均電費などをリモートで確認。

・スマートフォンからナビゲーションの目的地を遠隔設定可能(Send2Car)

「3年間無料のサービス」(有料で継続可能)

・スマートフォンからクルマのウィンドウやスライディングルーフ開閉、ドアのロック/アンロック。

・広い駐車場や混雑したPAなどで、クルマの位置を地図上に表示。

・駐車場の場所に加えて、空車情報も地図上に表示。

オンラインプラットフォームの「Mercedes me Store」では、希望するタイミングで機能の追加、下記サービスを購入することが出来る。

・ビギナードライバーモード:ドライブモードの「Sports」は使えず、最高速度は約120km/hに制限されESPもOFFに出来ない機能。

・バレーサービスモード:ホテルなど車両の駐車を係員に任せるバレーパーキングの使用を想定したもので、最高速度を約80km/hに制限、個人データへのアクセスも保護される機能。

メルセデス・ベンツEQE

 

初めてのEVでも安全・安心の対策と手厚い保証サービス・サポート

 

新型メルセデスEQEのバッテリー、ケーブルなど高電圧コンポーネントの安全性は、メルセデス・ベンツの厳格な安全要件を満たしている。危険が発生すると自動で電源OFFされバッテリーとの接続も遮断し残留電圧による感電を防ぐため放電する。

また、バッテリーなどのモジュールは衝突などに対して保護されたボディシェル構造内に組み込まれ、万が一何らかの理由でエラーなどが発生した場合もバッテリーを遮断して安全を確保する。

充電は、納車時に車載される専用のカードで全国約20,000基の提携充電ネットワーク使用が1年間無料の「Mercedes me Charge」を用意。

「EQケア」では、車両の一般保証修理や定期メンテナンス(点検整備の工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートに、高電圧バッテリーの5年または10万km以内の使用で、満充電時容量が70%に満たない場合(サービス工場の診断機)は保証するなど、初めて電気自動車を保有するユーザーに不安を感じさせないサポートが充実している。

 

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限りなく自動運転に近付いてきた運転支援システム

 

運転支援機能「インテリジェントドライブ」は、高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、クルマ周囲の状況をより的確に把握する機能は強化され、安全性は大きく進化した。

「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)」は、高速道路などで先行車の速度に応じて車間距離を調節する機能で、減速が必要な場合はアクセルおよびブレーキにより自動でスムーズに減速する。

停止が必要な場合は適切な間隔を取って停止する。停車・停止中のクルマの周囲状況検知も可能で、先行車および停止中のクルマとの距離が突然縮まった場合、警告灯と警告音でドライバーに知らせる。自動再発進機能も備わり、高速道路で渋滞時に自動停止して30秒以内なら、ドライバーがアクセルを操作しなくても、先行車に追従して再発進する。(一般道では3秒以内)30秒以上停止した場合は、ドライバーがアクセルを軽く踏むか、ステアリングのスイッチで再発進させる必要がある。

「アクティブステアリングアシスト」は、走行車線幅やコーナー角度などの情報と、先行するクルマを認識して、自車の走行車線・車間を維持するように、ステアリング操作やアクセル開度などをアシストする

また、道路の白線が消えて走行車線が不明瞭な場合は、ガードレールなどを認識して、道路状況を判断しステアリング操作をアシストする。(車線が不明瞭な場合、作動速度範囲は、0~約130km/h)

「渋滞時緊急ブレーキ機能」は、渋滞などで先行車両との衝突を検知すると、左右に回避スペースが無い場合は、即座に自動ブレーキを作動させる。左右に回避スペースがあり、ドライバーの回避操作が遅いと判断すると自動ブレーキを作動させる。 さらに渋滞末尾で回避操作を行う余裕の無い危険な状状況を検知すると、通常より早い段階でブレーキを作動させる機能も追加した。

「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、高速道路で追い越しなどの車線変更の際、ドライバーがウインカー操作後に、クルマの周りが安全と判断した場合3秒後に自動で車線変更する。車線変更ができない場合でも、継続して10秒間はシステムが確認を行い車線変更する。その状況はマルチファンクションディスプレイに表示される。(作動速度範囲:約80km/h~180km/h (一般道での利用不可))

「アクティブエマージェンシーストップアシスト」は、アクティブステアリングアシストONで、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、居眠りや危険な状態と判断して警告灯と警告音を鳴らしてステアリングを握るように促す。それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンなどを操作しない場合、さらに警告音を鳴らすと共に、緩やかに減速してクルマを停止させる。停止後は自動的にパーキングブレーキをかけて後方からの追突など二次災害を防止する。

「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付) 」は、先行車両や前方横切り車両、合流車両、歩行者、落下物など衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに注意を促す。システムが衝突を感知して避けられないと判断すると、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキを作動させて、衝突回避や被害軽減を効果的にサポートする。なお、交差点での車両飛び出しや、右折時の対向車線に対しても衝突する危険があれば自動ブレーキを作動させる。

「緊急回避補助システム」は、車両前方横断中の歩行者や自転車との衝突の危険を検知すると、システムがドライバーのステアリング操作時のトルクを計算して、危険回避のステアリング操作をアシストする。また、回避後の元車線復帰も同様にサポートする。(作動速度範囲:約20~108km/h)

「トラフィックサインアシスト」は、一般道や高速道路を走行中にフロントのカメラが、道路の制限速度などの標識を読み取りディスプレイに表示する。制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載している。

「アクティブレーンキーピングアシスト」は、カメラで車線を検出しフロントタイヤが走行車線を越えると、ステアリングを断続的に微振動させてドライバーに車線逸脱を警告する。ドライバーが反応しない場合は、ステアリング補正で車両を車線内に戻そうとする。ラインが破線のときは、隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合に作動する。 (作動速度範囲:60km/h~210km/h)

・「アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付) 」は、ドライバーの不注意によるミスの予防、安全な走行を支援する装置。死角エリアの車両や自転車など、30km/h以上で走行中に側面衝突の危険がある場合、車線変更の際に斜め後ろの死角エリアに居る車両に気付かない場合など、車両ブレーキの自動制御で危険回避をサポートする。

また、停車してクルマから降りる際は、イグニッションオフから3分間、クルマや自転車などが後方から近づくと、サイドミラー外側の警告灯が点灯する。さらにドアを開けようとすると、警告音を発して開けたドアがクルマや自転車などと接触することを防止する。(作動速度範囲:約12~200km/h)

「ドライブアウェイアシストシステム」は、クルマの周囲(前方もしくは後方1m以内)に障害物があり、障害物の方向に進むギアを選択してアクセルを踏んでも、時速2km/h以上の速度は出ず警告音によって誤操作であることを警告して、踏み間違いによる事故を防ぐ。

「360°カメラシステム」は、フロントグリル、左右ドアミラー、リアのライセンスプレートに備えられた4つの広角・高解像度カメラの映像を合成処理して、車両周辺の状況を直感的に把握できる俯瞰的な視点からの「トップビュー」を表示して、駐車時や狭い道での接触などを回避する。

「車両接近通報装置」は車両速度が30km /h以下で走行時にEQモデル専用の音をフロントのスピーカーから発生させて歩行者に知らせる。音は車両速度に比例して音量を大きく、音質も高音に変化させて状況を判断できるように工夫されている。

「メモリーパーキングアシスト」は、A地点(例えば自宅駐車場)とB地点(例えば勤務先駐車場)のルートをメモリーすると、車両が区間の移動と駐車を行う。メモリーされたルート上に障害物を検知すると停止する。(ドライバーは運転席に着座)

新型メルセデスEQEのパッシブセーフティ(衝突安全)は、運転席/助手席のSRS(乗員保護補助装置)エアバッグに加えて、運転席にはSRSニーバックが標準装備されて脚への衝撃を防止・軽減する。

また標準装備のSRSウィンドウバッグは、前方のAピラーから後方のCピラーまでの範囲をカーテンのように広がって、側面衝突・横転などの際に展開する。また、EQEは側面からの衝突に対して、その危険が迫っていると検知した場合、衝撃を受ける側の前席に座る乗員をドアから遠ざける、PRE-SAFE(予防的乗員保護システム)インパルスサイドを標準装備する。

後席の左右には、i-Size(新安全基準「UN-R129」)チャイルドセーフティシート固定装置も標準で装備されて子供の安全にもぬかりはない。

 

 

魅力的だが、高額なのが残念

 

新型メルセデスEQEのラインアップは、現在のところEQE 35+(右ハンドル、モーター1基のリア駆動)と、AMG EQE 53 4MATIC+(左/右ハンドル、モーター2基の前・後輪駆動)の2グレード。

EQの近未来的な雰囲気を味わうなら「MBUXハイパースクリーン」が含まれるデジタルインテリアパッケージ(998,000円)のオプション設定があるAMG EQE 53 4MATIC+がお勧め。だが、諸費用別の総額で2,000万円超えてくる。降雪地域は必然的に4MATICの一択になるが、この価格差はかなり大きい。

円安や原材料高騰など、数々の要因があるものの、EQE 35+の価格は1,248万円と、従来のEクラス相当とするとかなり高額。もはや、Sクラス並みだ。これだけ高額のBEVを買うという人は、高所得者でありながらイノベーターでもあることが条件になる。かなり少数派なので、購入者は限られるだろう。

 

 

手厚い補助金とメルセデスのサポート施策

 

現在、国内の急速充電器は老朽化などにより交換の時期に来ていると思われる。今後90kW、150kWタイプの急速充電器が増加すれば短時間での充電は可能。EQEは150kWの高出力急速充電器に対応している。

だが、毎年電気需要の逼迫により企業に対して使用制限、家庭に向けて節電要請が発令される昨今、計画停電に遭遇した場合を考えるとBEVユーザーは肩身の狭い状態になる。カーボンニュートラルを推し進めるために、BEVを推奨するのであれば、同時に国のエネルギー政策の早期見直しも必要だ。

そんな状況下だが、メルセデス・ベンツでは、購入からメンテナンスまで4つのサポートを提案。また国や地方自治体の減税・補助金もある。

・税制優遇:環境性能割 非課税、重量税免除、自動車税軽減

・充電設備/費用サポート:自宅の充電用ウォールユニット無償提供、全国2万か所で使用出来る充電カード(2年目以降有料)

・メンテナンス:メンテナンス費用が5年間もしくは100,000kimに達するまで無償の「EQケア」付帯(一部部品代・工賃無料)

・月額プラン:税制優遇適用・諸経費込みの毎月定額(残価設定適用)

<参考>

BEVは国や地方自治体の補助金がある。2022年度は国から電気自動車:上限85万円(給電機能有の場合)、V2H充放電設備費:上限75万円(補助率1/2)、工事費:上限40万円(補助率10/10)。これに加えて、東京都だと40万円の補助金がある。また、東京都では戸建て住宅への太陽光発電設備及びV2Hを導入した場合も補助金の上乗せ対象になる。

 

 

MERCEDES BENZ EQE価格

メルセデス・ベンツEQE 350+     12,480,000円

メルセデス AMG EQE 53 4MATIC+   19,220,000円

 

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MERCEDES BENZ EQE電費、ボディサイズなどスペック

代表グレード EQE350+

ステアリング位置  右

全長 x 全幅 x 全高(mm) 4,955 x 1,905 x 1,495

ホイルベース(mm)  3,120

車両重量(kg)   2,360

最低地上高(mm)  132

定員(名)    5

トランクルーム(Litter)  430

駆動方式  後輪駆動(RWD)

電動機型式  EM0027 1基

蓄電池種類  リチウムイオン電池

総電力量(バッテリー容量)kWh  90.6

最高出力(kw/rep(EEC))    215[292]/3,559~15,913

最大トルク(Nm/rpm(EEC)) 565/0~3,559

システム最高出力(kW/PS) 215/292

システム最大トルク(N・m) 565

一充電走行距離WTLCモード*国土交通省審査値(km) 624

最小回転半径(m) 4.9

タイヤサイズ(前後) 255/45R19

 

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