クルマの3エコとは? 中古車なら存在がエコで経済的にもエコノミーそしてエコカーを買えばさらにエコ [CORISM]

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【生活・文化】2010/06/04

クルマを再利用する「中古車」、意外に簡単なエコ活動

 環境問題の解決策として3Rが有名。リデュース(減らす)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)の頭文字Rを取ったものだ。自動車業界において、もっとも手軽に誰にでもできるエコ活動がリユースなのだ。自動車のリユースとは、ズバリ「中古車」を積極的に使うということだ。新車を生産するには、部品の製造や組み立てで莫大なCO2が排出されている。そんなクルマをろくに乗らず廃棄してしまっては、ひたすらにCO2を排出するだけだ。そんな比較的新しい中古車を大切に使えば、新たにCO2を排出することがない。
トヨタ プリウス フロントビュー
ホンダ インサイト画像
トヨタ サイ画像

トヨタ プリウスやホンダ インサイトなどの最新のエコカーでも、あまり乗らずに廃車にしてしまえばエコとはいえない。それは、普通のガソリン車比べ、モーターやバッテリーなどが余分に搭載され、それに伴う生産時のCO2が増加しているからだ。中古車としてリユース(繰り返し使う)すれば、無駄にクルマを造ることもないので、生産時に使われるエネルギー消費を抑えられ、結果的に長い目で見れば最新エコカーよりも環境負荷が少なくなることも。中古車は、ある意味エコカーといえるのだ。

プリウスは、確かにエコだが、使い方次第ではエコでない!

 エコカーの代名詞であるトヨタ プリウスでさえ、生産時に多くのCO2を排出する。実はこのプリウス、ハイブリッドカーゆえの宿命で、ガソリン車には搭載されていないモーターやバッテリーを搭載する。そのため、生産時のCO2排出量はガソリン車より若干多くなるという現実がある。しかし、プリウスの場合、それでも走行時のCO2排出量が極めて低く、LCA(ライフサイクルアセスメント)評価で同クラスガソリン車に比べ約マイナス43%という実績をもつ。生産時以外は極めてエコなのだ。だが、この評価は10年10万キロを10・15モード燃費という換算で評価されている。そもそも、それだけ乗らないとマイナス43%というのは成り立たないのだ。

ハイブリッドカーは、徹底的に使ってこそ本当のエコロジー

 さて、街の中古車屋さんを見て欲しい。たくさんのピカピカなプリウスが流通している。10年10万キロなんていうクルマは、ほとんど売られていないので、これらのプリウスの多くは、さほど環境問題を解決せずに中古車になっている。つまり、大げさにいうと生産時にたくさんのCO2を排出しただけ? と、いう考え方もある。
 そういったクルマを再び使う。中古車=リユースという考え方。すでに、中古車となったクルマなので、生産時の排出CO2はゼロ。もう、この時点で中古車はエコだ。さらに、これをしっかりとメーカーがいうLCAサイクルを超えるまで使えば、さらにエコ。これが、中古エコカーならW(ダブル)エコという理由。さらに、中古車は新車よりもずっとリーズナブルだからエコノミー。経済性も優れているのも忘れてはいけない。つまり、中古のエコカーはトリプルエコということになるのだ。

(レポート:大岡 智彦

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