なによりも安全性が最も重要。バッテリー事故ゼロが日産の誇り!
世界で最も売れているEVとして活躍する「日産リーフ」だが、その凄さは、グローバル累計販売が40万台に達し、世界の様々な環境で使われながらも、「バッテリーの事故がゼロ」という安全性にある。クルマは命を乗せているのだから、安全性は非常に重要だ。
その理由を日産のEVバッテリーシステム開発グループの斉藤さんに話を伺った。まず、バッテリー開発で、最も重要なのは安全性だという。性能云々の前に、安全性が担保されていることが大前提なのだ。
安全なバッテリー開発の基本は2つ。

そんなリーフで発火事故が起きていない理由は、セルそのものの高品質はもちろんのこと
、それ以外に、大きく分けると2つ挙げられるという。1つは衝撃などからバッテリーを
守る堅牢なケースと車体のつくりこみ。2つめはバッテリーセルの状態の監視を行う制御
技術だ。
クルマは、常に衝突事故などのリスクがある。そのため、安全を担保する上で、外的な衝撃からバッテリーを守る必要があるのだ。
リーフは、安全性を確保するために、バッテリーを守る車体の骨格部分に高強度な素材で知られるハイテン材がふんだんに使われている。バッテリーを頑丈なケースに入れて、より安全な場所に配置することで保護しているのだ。
また、バッテリーそのものについては、バッテリーコントロールユニットが常時全てのセルの状態を監視。僅かでも異常を示す状態が発見されれば、危険が顕在化する前に安全な方向に制御を行う。これを過不足なく行うのがポイント。
バッテリーを含めた車両全体での開発が大きなメリットに

さらに、車両の開発を手掛ける自動車メーカーである日産がEVを作る強みは、バッテリーの制御や車体の開発、テストなどを総合的に行うところにある。
先に述べたバッテリーを守る堅牢なケース然り、それらを踏まえた上で車体の骨格を作り込むことで安全性をより高められるのだ。しかも、強固なフロアやボディは、衝突安全性能や優れた走行性能を支える基礎となる。
常に進化するバッテリー。62kWh車は、新開発のレーザー溶接で高効率化
また、今回のリーフ e+は、バッテリーの容量アップが必要だった。しかし、スペースの都合上、室内スペースを犠牲にすることなく、62kWhものバッテリーを搭載するためには、従来の技術では無理があったのだ。
そこで、62kWh車では、新技術による省スペース化が求められた。これまでのリーフは、お弁当箱のような缶に8枚のセルを重ね、それぞれの缶を太い電線で繋いでいたが、リーフ e+のバッテリーセルは、任意の枚数をレーザー溶接で直接繋ぎ合わせることを可能とした。接続ハーネスを排除し、スペースに応じて自由にセルを積み重ねることができるようになったのだ。この新技術により、搭載する上でデッドスペースだった部分を減らして、より効率よく多くのバッテリーセルを敷き詰めることができるようになったのだ。
ガソリン車よりも長い! 8年16万㎞の超長期バッテリー保証!!

日産の強みは、電池の開発、制御技術に加えて、車体とのインテグレーションにある。バッテリーは、驚きの8年16万kmという長期保証を設定。日産のガソリン車では、エンジン関連の保証は一般的な5年10万km。このことからも、いかに日産がバッテリーに対して自信を持っているのか分かる。
日産は、バッテリーの安全を最優先に考えながら、安定した品質を確保。これは、長年掛けて多くのEVをマーケットに送り出し、常に開発を継続してきた日産の自信の表れだ。
<レポート:藤島知子>
日産リーフ価格
●バッテリー容量62kWh車
・リーフe+ X 4,162,320円
●バッテリー容量40kWh車
・リーフG 3,999,240円
・リーフX 3,661,200円
・リーフS 3,243,240円
日産リーフ燃費、ボディサイズ、燃費などのスペック
代表グレード 日産リーフe+ G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4480x1790x1545mm
ホイールベース[mm] 2700mm
車両重量[kg] 1680kg
最小回転半径 5.4m
総電力量[kWh] 62kWh
最高出力[kw/rpm] 160kW(218ps)/4600~5800rpm
最大トルク[N・m/rpm] 340N・m//500~4000rpm
JC08モード一充電走行距離 570km
タイヤサイズ 215/50R17
定員[人] 5人
消費税込価格[円] 4,729,320円
発売日 2019/1/23
レポート 藤島知子
写真 編集部
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