
「裏プジョー」イベントへようこそ

昨年の暮れに掲載をいたしました「ライオンミーティング」。このイベントは、メーカー主催のものでした。それとは別に、自然発生的に始まったもう一つのプジョーミーティングをご存知でしょうか? それが「れっぷじょ~みぃ~とTAM」です。
末尾のTAMとは、TOYOTA AUTOMOBIL MUSEUMの略であります。このTAMで行うプジョーイベントが今回でもう3回目と本家ライオンミーティングよりも歴史があります。
現在はメーカーが主催のイベント名の方が名が知れていることもあってか、主催者自身が「裏」と銘打って行っております。そんな手作りイベントに、今回はお邪魔をしてまいりました。
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見学ツアーを兼ねて行われるイベント
主催者である208オーナーである伊藤氏は、着ぐるみーずのパフォーマーといえばわかる方も多いのではないでしょうか? 昨年のライオンミーティングでも現れた着ぐるみパフォーマンス集団のメンバーです。
その始まりは、208オーナーズのイベントとして始まり、現在3回目を迎えて、すべてのプジョーを交えてのイベントへと昇華しました。それも手伝って参加車両もバリエーションがとても豊富になり、中には驚くような1台も参加されました。それは、また後述いたします。
会場に入りあいさつの後は、基本的には自由です。多くの方が筆者を含め博物館内を見学に行きます。午後からは添乗員さんが付いて各車両の案内をしてもらいながらのツアーや講堂での講義もメニューにあり、参加者の多くがその列に並んでいました。
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この先、この並びがあるかわからない出会い

会場にて参加車両を眺める筆者の目に飛び込んできた車両、それが104でした。1972年にデビューした104、100番台シリーズの始祖であり現在も生産されている108のご先祖です。
国内にもいまだ何台かは存在しているのでしょうが、こちらは並行輸入でレマンカーズさんがヨーロッパより(たしかベルギーでしたかと)仕入れられた車両です、驚くはその状態です。超のつくほどのミントコンディション、その走行距離2300㎞! 1977年モデルですから実に40年という時間を考えれば、たとえ倉庫に置いてあってももう少しは劣化していてもおかしくはないはずです。それがタイヤには亀裂ひとつなく後部座席にはビニールが被せられ、あまつさえ当時のままの納税証明や領収書等が手つかずにて残っています。
正直に言ってタイムマシンでも持ってきて、このクルマを40年前の世界から持ってきたのではないか? と思えるほどでした。プジョーをごご存知の方は承知しているかと思いますが、100番台の車両は106を最後に諸事情(大人の)で正規輸入がされていません。その意味でも、こうした場所に104、106、108と並ぶことは喜ばしいことです。
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都心よりの遠征ということもあり筆者は少し早めに現地を後にしました。たくさんのプジョーのオーナーに見送られながら絵描きは旅を続けます。http://www.d5.dion.ne.jp/~take-abe/
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