ルノー キャプチャー新車試乗評価 目が釘付け!デザイン・コンシャスな小型SUV誕生!

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【ルノー】2014/05/12

 

 

「サイクル・オブ・ライフ」第2弾!このクルマで恋人と冒険の旅に出よう!

ルノー キャプチャー

試乗車は上級グレードの「インテンス」(消費税込2,672,000円)

 昨年(2013年)の東京モーターショー に登場し、大胆なボディシルエットがとても魅力的だった「ルノー デジール 」。ルノー の新しいデザイン戦略、「サイクル・オブ・ライフ」を表すショーカーだったのですが、市販車にもその戦略に基づくデザインが施されはじめており、その第2弾となるクルマが発売されました。それがこの「ルノー キャプチャー 」です。

「サイクル・オブ・ライフ」第1弾は「LOVE」を表すルーテシアだったのですが、このキャプチャーのテーマは「EXPLORE(冒険)」。恋に落ちた二人がこのクルマで冒険の旅に出る、そんなワクワク感あるデザインは、まるでショーモデルのような大胆さ!

今までに見たことがないほど大きくえぐり取られたドア下部の造形、そのえぐれに合わせてリアに向かって切れ上がっていくボディサイドのうねり、そして最後はホイールアーチとなって波のように下方に消えていくラインと、窓枠下部とルーフスポイラーに沿って天へ駆け上がっていくラインによる全体の収束感! ここまでデザイン・コンシャスなコンパクト・カー ってどこを探してもないのでは?

ルノー キャプチャー

フォグランプは全車標準。「インテンス」は曲がる方向を照らす機能付き。

ルノー キャプチャー

紐状のフロントシートバックコードポケットは「インテンス」専用装備

ルノー キャプチャー

サイドから見るとキャプチャーの大胆な形状がよく分かる

 

ルノー キャプチャー

デザインも良いけど、安全装備や快適装備も大充実のコンパクトカー!

ルノー キャプチャー

 そう、こういううねったデザインは小さいクルマには採用しにくいものなのですが、ルノー・キャプチャーは、ルーテシアとサイズ的には近いコンパクトカー。全長4,125mm☓全幅1,780mm☓全高1,565mmと、欧州ではBセグメントと呼ばれるカテゴリーに入るサイズです。ちなみにルーテシアと比べて、全長も全幅も+30mmの違いしかありません(全高は+120mm)。

ホイールベースは2,605mm、乗車定員は5名。車重1,270kgのボディを引っ張るエンジンはわずか1.2Lながら88kW(120ps)を発揮する4気筒の直噴DOHCターボ。トルクは2L車並みの190N・m(19.4kgm)を2,000rpmで発揮し、エフィシエントデュアルクラッチと呼ぶ6速ツインクラッチ・トランスミッションを介して前輪を駆動します。

車格が大きいクルマ並みに安全装備や快適装備が充実していることもキャプチャーの魅力。前席サイドエアバッグ、ESC(トラクションコントロール付横滑り防止装置)、ヒルスタートアシスト、オートライト、オートワイパー、バックソナー、クルーズコントロール、イモビライザーなどは全車標準装備。「インテンス」という上級グレードには、曲がる方向に合わせて照射範囲を変化させるフロントディレクショナルフォグランプまで付いています。

ルノー キャプチャー

88kW(120ps)を発揮する直列4気筒1.2L直噴DOHCターボ・エンジン

ルノー キャプチャー

ラゲッジボード(斜めに置いてある板)は開口部と同じ高さか底面の2段階に設置可能

ルノー キャプチャー

リアビューはコンパクトカーらしくキュート

 

 

キャプチャー買うなら2トーンカラーのルーフと着替えシートは絶対オススメ!

ルノー キャプチャー

雪が積もって屋根が白くなったのではありません。念のため。

 キャプチャーのグレードは、ベーシックな「ゼン」(消費税込2,569,000円)と上級仕様の「インテンス」(同2,672,000円)の2種類。しかし、この値段差(同103,000円)なら今回試乗した「インテンス」を強くお勧めします。その理由とは・・・。

「インテンス」の最大の特徴は、そのカラーリング。ご覧のとおり、ピラーから上が別の色になる2トーンボディカラーが標準なのです。ウエストラインから下の色は全5色、上の色は白と黒の2色。個人的にお勧めなのは試乗車の青ボディ+白ルーフの組合せか、オレンジボディ+黒ルーフの組合せ。

その他コゲ茶ボディ+白ルーフの組合せなんかもありますから、ぜひご自身で好きな色の組合せがあるか確かめてみて下さい。

そして、もう一つの特徴が、メーカーが「ジップシートクロス」と呼ぶ、脱着して洗濯可能なクロス生地のシート。ジッパーと面ファスナーで座面とシートバック面が取り付けてあるのですが、なんと別デザインの8種類のオプション(同61,560円)が用意されているので、自分の気に入った柄に着せ替えることが出来るのです。これはルノーの特許なのだとか。

他社のクルマにはない独創的なデザイン&ボディカラー&シートのクルマに乗りたいから・・・。そんな理由でキャプチャーを選ぶのもなかなか小粋かもしれません、ね!

ルノー キャプチャー

飛行機の翼からインスピレーションを得たというダッシュボードまわり

ルノー キャプチャー

個性的なメーターパネル。中央はデジタルの速度計

ルノー キャプチャー

このデザイン、このカラー、着替えシート・・・。この車を選択する理由はそれだけで十分!

 

 

ルノー キャプチャー価格、スペックなど

■ルノー キャプチャー価格
・インテンス 2,672,000円
・ゼン 2,569,000円

代表グレード ルノー キャプチャー インテンス(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,125×1,780×1,565mm
ホイールベース[mm] 2,605mm
車両重量[kg] 1,270kg
総排気量[cc] 1.197cc
最高出力[kw(ps)/rpm] 88(120)/ 4,900rpm
最大トルク[Nm(kg-m)/rpm] 190(19.4)/ 2,000rpm
トランスミッション 6速エフィシエント デュアル クラッチ
タイヤ 前後205/55R17
定員[人] 5人
消費税込価格[円] 2,672,000円
レポート 堂島昭
写真 編集部

 

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(レポート:堂島 昭

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