【ジャガー XJ 試乗記】劇的な変化を遂げたジャガーのフラッグシップ
【ジャガー】2010/05/23
従来のジャガーとは思えない激変ぶり!
ジャガーの旗艦モデルであるXJが劇的と言っていいほど大きく変わった。フロントの造形はジャガーのイメージを継承するが、それ以外のスタイルはXJのネーミングに違和感を覚える大変化である。縦型のテールランプを採用した後部スタイルは英国車というよりフランス車やイタリア車の香りがする。そして真横から見たスタイルは4枚のドアをエレガントなクーペボディに埋め込み、新型ジャガー XJの私が一番好きなアングルである。
エクステリア同様にインテリアも従来のジャガーのイメージは無くなった。ウッドを効果的に使っている点では同じであるが斬新なデザインとなり、もう古さは感じない。また上質のレザーをたっぷり使いラグジュアリーサルーンとして他車に負けないデザイン力と質感を持っている。運転席に座るとシートのレザーはしっかり身体を包み込む。従来のモデルはレザーの張りが強く少し滑りやすかったが、新型ジャガー XJはサポートと快適性が両立している。全長が5mを超えるセダンとしてはルーフが低いので室内空間は少ない。特に後席は天井は迫っていて狭さを感じてしまうがサルーンとしての必要な居住性は確保され、ウエストラインが低くガラスサンルーフが標準装備されているので室内は明るく心理的圧迫感は少ない。競合するであろうポルシェ パナメーラやマセラティ クアトロポルテと同等以上の室内の快適性がある。
エンジンは全て直噴5リッターエンジンを搭載。385psの自然吸気エンジン、スーパチャージ付は470psと510psの2種類のチューニングがあり合計3種類のエンジンがある。今回試乗したPortfolioはショートホイールベースなので自然吸気エンジンを搭載。スタートスイッチを押しエンジンが始動するとセンターコンソールからシフトレバーの代わりのジャガードライブセレクターが持ち上がってくる。ダイヤル式のギヤ・セレクターは初体験であったが、回すことによるギヤ選択は意外と使いやすい。撮影の為、何度か前進とバックを繰り返したが自然に使えた。もし自分で任意にギヤを選択したければハンドルの横に付いているパドルシフトがありシフトレバーの必要性は感じなかった。
エクステリア同様にインテリアも従来のジャガーのイメージは無くなった。ウッドを効果的に使っている点では同じであるが斬新なデザインとなり、もう古さは感じない。また上質のレザーをたっぷり使いラグジュアリーサルーンとして他車に負けないデザイン力と質感を持っている。運転席に座るとシートのレザーはしっかり身体を包み込む。従来のモデルはレザーの張りが強く少し滑りやすかったが、新型ジャガー XJはサポートと快適性が両立している。全長が5mを超えるセダンとしてはルーフが低いので室内空間は少ない。特に後席は天井は迫っていて狭さを感じてしまうがサルーンとしての必要な居住性は確保され、ウエストラインが低くガラスサンルーフが標準装備されているので室内は明るく心理的圧迫感は少ない。競合するであろうポルシェ パナメーラやマセラティ クアトロポルテと同等以上の室内の快適性がある。
エンジンは全て直噴5リッターエンジンを搭載。385psの自然吸気エンジン、スーパチャージ付は470psと510psの2種類のチューニングがあり合計3種類のエンジンがある。今回試乗したPortfolioはショートホイールベースなので自然吸気エンジンを搭載。スタートスイッチを押しエンジンが始動するとセンターコンソールからシフトレバーの代わりのジャガードライブセレクターが持ち上がってくる。ダイヤル式のギヤ・セレクターは初体験であったが、回すことによるギヤ選択は意外と使いやすい。撮影の為、何度か前進とバックを繰り返したが自然に使えた。もし自分で任意にギヤを選択したければハンドルの横に付いているパドルシフトがありシフトレバーの必要性は感じなかった。
軽快感のあるシャープなハンドリング
新型ジャガー XJを運転して最初に感じたのがクルマが軽く感じられる事である。アクセルを軽く踏めば、クルマはスーと前に出て、ハンドルを少し切ればフロントがスーとインを向く。環境に配慮し溶接を使用しないで接着剤と2800個のリベットを使ったアルミニウムボディや超軽量マグネシウムをフロントエンドに使用し高剛性と軽量化を両立。クラス最軽量のボディを車両重量配分を前51:後49と理想に近づけた事によるバランスの良さが軽快感をドライバーに感じさせるのだろう。
エンジンの存在を忘れるほど一般道や高速道路を含め静粛性がとても高い。高回転まで滑らかに回るエンジンは最大トルクの515N・mを3500回転で発生し、最初はスーパーチャージャーが付いているのかと勘違いする程のパワー感がある。これに組み合わせる6速ATは、7速や8速が当たり前になりつつあるプレミアムクラスではスペックからは物足りないが、シフトスケジュールはエンジン特性とマッチしていて車に任せておけば右足一つで自分の意志がクルマに伝わる。
前245/40ZR20、後275/35ZR20と乗り心地に不利なタイヤを履き、固さ感じるがサルーンとしては許容範囲である。良い意味でジャガー的な乗り心地では無くなりドイツ車に近くなった。この太いタイヤでも轍にハンドルは取られてしまう事も無く、直進安定性は良好である。
ハンドリングは極めてシャープで、従来のXJオーナーは戸惑うかもしれない。正確なハンドル操作が必要であり、いい加減なハンドル操作は許してくれない。一方でコーナーを攻めたくなってしまう運転の面白さがあり、従来のXJに無かった感覚である。
エンジンの存在を忘れるほど一般道や高速道路を含め静粛性がとても高い。高回転まで滑らかに回るエンジンは最大トルクの515N・mを3500回転で発生し、最初はスーパーチャージャーが付いているのかと勘違いする程のパワー感がある。これに組み合わせる6速ATは、7速や8速が当たり前になりつつあるプレミアムクラスではスペックからは物足りないが、シフトスケジュールはエンジン特性とマッチしていて車に任せておけば右足一つで自分の意志がクルマに伝わる。
前245/40ZR20、後275/35ZR20と乗り心地に不利なタイヤを履き、固さ感じるがサルーンとしては許容範囲である。良い意味でジャガー的な乗り心地では無くなりドイツ車に近くなった。この太いタイヤでも轍にハンドルは取られてしまう事も無く、直進安定性は良好である。
ハンドリングは極めてシャープで、従来のXJオーナーは戸惑うかもしれない。正確なハンドル操作が必要であり、いい加減なハンドル操作は許してくれない。一方でコーナーを攻めたくなってしまう運転の面白さがあり、従来のXJに無かった感覚である。
エレガントな雰囲気のインテリア
パワフルなエンジン、スポーツカー的なハンドリング、そして優雅なスタイルは4ドア・サルーンとして内外とも魅力がいっぱいある。装備は全席にシートクーラー&ヒーター、1200Wのオーディオシステム、実用的なブレーキ制御付のクルーズコントロールなど、オーナーになったら役立つモノが数多く標準装備となっている。インテリはスポーティとエレガントが上手くミックスして満足感が高い。
だが、ひとつだけ残念なのが全面液晶を使ったメーターパネル。バーチャルインストルメントと呼び、必要な情報やメッセージが表示されたりモード切り替えによりメーターの色が変化するが、デザインが単調で立体感に乏しい。アナログ針の示す付近だけ明るくなり見やすさを強調してあり創意工夫の努力は認めるが、折角意欲的に液晶パネルを使ったのだから、もう一度メーターのデザインをやり直して欲しい。おそらくソフトの書き換えだけで済むのだから、いつでも簡単に変更が出来るのだろう。自動車の工業デザイナーではく、ゲームソフトメーカーにでも依頼すれば新型ジャガー XJにふさわしい、他に無い素晴らしいものが出来るかもしれない。
新型ジャガー XJはすべてが新しくなり伝統を重んじる従来のジャガーオーナーには反発されるかもしれないが、すべてが新しくなり21世紀のジャガーとしては正常進化だと考える。私の周囲にもXJの写真だけ見て「ジャガーじゃない」とか、「あのスタイルは……」と否定的な考えを持つ人も多い。写真だけでは伝わらない良さをXJは持っている。是非一度実車を見て欲しい。そしてスタイルに惚れたなら、試乗をしないで買っても後悔はしないクルマである。
【関連記事】
■【ジャガー XJ 試乗記】ジャガーのフラッグシップが7年ぶりにフルモデルチェンジ[2010.05.03/CORISM]
■【ジャガー XF 試乗記】ジャガー XFに5リッターV8エンジンモデルが追加![2009.07.17/CORISM]
■【ジャガー XK 試乗記】ジャガーのフラッグシップXKがマイナーチェンジ![2009.06.05/CORISM]
だが、ひとつだけ残念なのが全面液晶を使ったメーターパネル。バーチャルインストルメントと呼び、必要な情報やメッセージが表示されたりモード切り替えによりメーターの色が変化するが、デザインが単調で立体感に乏しい。アナログ針の示す付近だけ明るくなり見やすさを強調してあり創意工夫の努力は認めるが、折角意欲的に液晶パネルを使ったのだから、もう一度メーターのデザインをやり直して欲しい。おそらくソフトの書き換えだけで済むのだから、いつでも簡単に変更が出来るのだろう。自動車の工業デザイナーではく、ゲームソフトメーカーにでも依頼すれば新型ジャガー XJにふさわしい、他に無い素晴らしいものが出来るかもしれない。
新型ジャガー XJはすべてが新しくなり伝統を重んじる従来のジャガーオーナーには反発されるかもしれないが、すべてが新しくなり21世紀のジャガーとしては正常進化だと考える。私の周囲にもXJの写真だけ見て「ジャガーじゃない」とか、「あのスタイルは……」と否定的な考えを持つ人も多い。写真だけでは伝わらない良さをXJは持っている。是非一度実車を見て欲しい。そしてスタイルに惚れたなら、試乗をしないで買っても後悔はしないクルマである。
【関連記事】
■【ジャガー XJ 試乗記】ジャガーのフラッグシップが7年ぶりにフルモデルチェンジ[2010.05.03/CORISM]
■【ジャガー XF 試乗記】ジャガー XFに5リッターV8エンジンモデルが追加![2009.07.17/CORISM]
■【ジャガー XK 試乗記】ジャガーのフラッグシップXKがマイナーチェンジ![2009.06.05/CORISM]
| 代表グレード | ジャガー XJ プレミアム・ラグジュアリー |
|---|---|
| ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 5135×1900×1455mm |
| 車両重量[kg] | 1850kg |
| 総排気量[cc] | 4999cc |
| 最高出力[ps(kw)/rpm] | 385ps(283kW)/6500rpm |
| 最大トルク[N・m/rpm] | 515N・m/3500rpm |
| ミッション | 6速AT |
| 10・15モード燃費[km/l] | 7.0km/l |
| 定員[人] | 5人 |
| 税込価格[万円] | 1150.0万円 |
| 発売日 | 2010/5/15 |
| レポート | 丸山和敏 |
| 写真 | 近藤暁史/CORISM編集部 |
(レポート:丸山 和敏)
【オススメ記事】
- ホンダ スーパーカブ新車情報【ホンダの原点、中国で生産することの喪失感】【ニュース・トピックス】
- トヨタGRMN SPORTS FR Concept(トヨタ86ベース)新車情報【ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー搭載!】【ニュース・トピックス】
- 【ファッションブランド フェンディとのコラボで生まれた日本で2台の限定車】マセラティ グランカブリオ フェンディ新車情報【ニュース・トピックス】
- 【新時代、低燃費スポーツカーとしての価値を具現化】メルセデス・ベンツSLK55 AMG新車情報【ニュース・トピックス】
- 【クルマよりパーソナルモビリティへ転換?】ホンダUNI-CUB(ユニカブ)【ニュース・トピックス】
- トヨタ版第3のエコカー登場! 売れてるミラ・イース投入で、軽自動車販売激化?【トヨタ ピクシス エポック新車情報】【ニュース・トピックス】
- サッカー日本代表を応援する爽やかな111台の限定車【アウディA1 SAMURAI BLUE Limited Edition(サムライブルーリミテッドエディション)新車情報】【ニュース・トピックス】
- なんと、バッテリー保証は8年という強気のRAV4 EV!【トヨタRAV4 EV新車情報】【ニュース・トピックス】
- 都会派としての価値を高めたコンパクトSUV【アウディQ3新車情報】【ニュース・トピックス】
- 迷ったらコレを買え! 「今、買いのコンパクトカーNO1とは?」【コンパクトカー比較評価/新車購入術】松下 宏コラム【特集・コラム】










