【ジャガー XJ 試乗記】ジャガーのフラッグシップが7年ぶりにフルモデルチェンジ
【ジャガー】2010/05/03
5リッターV8はNAと2種類のスーパーチャージャーを用意
ジャガーを代表するフラッグシップといえば、文句なしにXJだ。最近ではグレード整理がされてシンプルな構成になりつつも、未だ健在。伝統もかなり長い。そのXJが7年ぶりにフルモデルチェンジして登場した。最近のジャガーはハイパワー化に力を入れているのだが、それはXJとても同じ。すでに他モデルでお馴染みになった、5リッター直噴V8として、NAとスーパーシャージャーを用意。さらにスーパーシャージャーも過給圧の違いで2種類となるのだが、それぞれのパワーとしては385馬力(NA)/470馬力&510馬力(スーパーシャージャー)という布陣だ。ちなみにミッションはすべて6速ATで、一般的なトルコンタイプとなる。
その乗り味はというと、今回の試乗会ではNAしか用意されていなかったのは残念なものの、5リッターのV8ユニットは極上の気持ちよさ。巡航ではゆるゆると太いトルクで流してくれる感じだし、ここぞというときは踏めばドンと一発前に押し出してくれ、追い越しなどはじつに楽だ。
もちろんパワーユニットに対するシャーシや足回りのバランスも極上。ボディはアルミ製で、今回はリサイクルアルミを50%としてエコ度をアップ。溶接も廃止してリベットと接着剤で組み立てている。足回りもエンジンに負けていないし、ジャガーらしいシルキーで懐の深い味わいを楽しむことができ、「やっぱりドイツ車とは違うな」と関心することしきりだ。ただし、電動パワステのフィーリングが軽すぎるのは残念。車速に合わせて可変するかと思ったら、そんなこともなし。昔から「ハンドルが重たいと高級感が増す」と言われているだけに、ただ軽くするぐらいなら、ただ重たくしておけばよかったのに……。まぁ、不満はこれだけである。
その乗り味はというと、今回の試乗会ではNAしか用意されていなかったのは残念なものの、5リッターのV8ユニットは極上の気持ちよさ。巡航ではゆるゆると太いトルクで流してくれる感じだし、ここぞというときは踏めばドンと一発前に押し出してくれ、追い越しなどはじつに楽だ。
もちろんパワーユニットに対するシャーシや足回りのバランスも極上。ボディはアルミ製で、今回はリサイクルアルミを50%としてエコ度をアップ。溶接も廃止してリベットと接着剤で組み立てている。足回りもエンジンに負けていないし、ジャガーらしいシルキーで懐の深い味わいを楽しむことができ、「やっぱりドイツ車とは違うな」と関心することしきりだ。ただし、電動パワステのフィーリングが軽すぎるのは残念。車速に合わせて可変するかと思ったら、そんなこともなし。昔から「ハンドルが重たいと高級感が増す」と言われているだけに、ただ軽くするぐらいなら、ただ重たくしておけばよかったのに……。まぁ、不満はこれだけである。
ジャガーのフラッグシップにふさわしい独特の存在感と高級感を感じさせるフォルム。アルミ製のボディは50%リサイクル素材を使用し、エコにも配慮した。ライバルよりも100〜200kgも軽量に仕上げられており、走りだけでなく燃費の良さにも貢献している。
新型XJに搭載されるエンジンは、すべて5リッターのV8。グレードによりNA(写真)と、パワーの異なる2種類のスーパーチャージャーが用意される。ミッションは通常のトルコンタイプの6速だが、セレクターがレバーではなくダイヤル式となっている。足まわりもしなやかなセッティングで、スポーティさと高級サルーンらしい快適性を両立している。
絶妙なレザーやウッド使いで独特の高級感を演出したインテリア
新型ジャガーXJの内装の出来は素晴らしい。レザー使いは本来ジャガーの真骨頂だったけど、最近はどのメーカーもレベルを上げてきているからそれほどアドバンテージを感じなくはなってきていると思いがち。では、どこがいいのかというと、ウッド使い。そしてレザーはレザーでもインパネまわりとかへの貼込みがこれまたとてもいい。というか、いい意味で「とってもイヤらしい」。ウッドはインパネの奥、つまりフロントウインドの下までグルリとまわり込んでいて、これはクルーザーのイメージとのこと。
今や数ある高級プレミアムブランド&モデルのなかでジャガーがしっかりと己らしさを演出しているのを見てひと安心。ウッドやレザー使いなどは、ドイツ車勢には絶対に真似できないだろうし。とはいえ、それだけ乗り手を選ぶわけで、こちらも「イヤらしさ漂う人間(いい意味で)」じゃないと似合わないのは確か。ワタクシのようにただのイヤらしい人間ではダメですな。
今や数ある高級プレミアムブランド&モデルのなかでジャガーがしっかりと己らしさを演出しているのを見てひと安心。ウッドやレザー使いなどは、ドイツ車勢には絶対に真似できないだろうし。とはいえ、それだけ乗り手を選ぶわけで、こちらも「イヤらしさ漂う人間(いい意味で)」じゃないと似合わないのは確か。ワタクシのようにただのイヤらしい人間ではダメですな。
レザーやウッドを多用したインテリアは、高級感たっぷり。細かい部分のレザーやウッドの張り方も丁寧で、手間がかかっているのがわかる。フロントシートはサポート性が高く、スポーティな走りも楽しめる。リヤシートは足元の空間にもゆとりがあり、静粛性も高いので長距離ドライブでもゆったりとくつろげる。
メーターは液晶パネルに表示され、未来的なイメージ。もちろん視認性にも優れている。ラゲッジも十分な容量が確保されており、大型のスーツケースなども余裕で積み込むことができる。
| 代表グレード | ジャガー XJ プレミアム・ラグジュアリー |
|---|---|
| ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 5135×1900×1455mm |
| 車両重量[kg] | 1850kg |
| 総排気量[cc] | 4999cc |
| 最高出力[ps(kw)/rpm] | 385ps(283kW)/6500rpm |
| 最大トルク[N・m/rpm] | 515N・m/3500rpm |
| ミッション | 6速AT |
| 10・15モード燃費[km/l] | 7.0km/l |
| 定員[人] | 5人 |
| 税込価格[万円] | 1150.0万円 |
| 発売日 | 2010/5/15 |
| レポート | 近藤 暁史 |
| 写真 | CORISM編集部 |
(レポート:近藤暁史)
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