世界の名車がお台場に集結!「東京コンクール・デレガンス2010」開幕 [CORISM]

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【イベント・モーターショー】2010/07/22

「東京コンクール・デレガンス2010 Supported by ダイナーズクラブ」会場[東京都立潮風公園 太陽の広場(お台場)]

芸術品のようなクラシックカーを世界的権威たちが審査・表彰

1909年製 フランス La Licorne(ラ・リコルヌ)

[1909年製 フランス La Licorne(ラ・リコルヌ)]

 東京・お台場に、世界の歴史的名車が集結した! なんと1909年製造のフランス ラ・リコルヌから1975年製フェラーリ 365GT4/BBに至る世界各国で生まれた至極の47台が一堂に会したのだ。
 7月22日(木)、『東京コンクール・デレガンス2010 Supported by ダイナーズクラブ』が開幕した。7月25日(日)までの4日間開催されるこのイベントは今年で3回目。47台の名車について、そのオリジナル性やコンディションの良し悪し、モデル自体の希少性などを加味し、自動車評論家の徳大寺 有恒氏をはじめ、国内外のカーデザイナー、モータージャーナリストなど、日本と海外のエキスパートで構成した公式審査員約10名によって審査、表彰を行う。主催者側は、東京コンクール・デレガンスはイタリア『ヴィラ・デステ・コンコルソ・デレガンツァ』、アメリカ『ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス』と並ぶ世界的な自動車コンクールだと誇る。
 また会場では、国内外の自動車メーカーから日本初公開のモデルも含めた多数の新型車展示が行われ華を添えるほか、特別企画展も実施される。
 会場は東京都立潮風公園 太陽の広場。昨年夏には実物大のガンダム像が置かれ話題を呼んだあの芝生広場だ。7月22日(木)から25日(日)までの4日間、時間は10:00〜19:00(最終日は17:00)まで。入場は無料だ。
1921年製 イギリス Benrley 3Litre Tourer by Gairn(手前)

[1921年製 Benrley 3Litre Tourer by Gairn(イギリス)]
W.Oベントレーが初めて正式に発売したモデルで、写真の個体は生産初年度に造られた1台。オリジナルの状態で現存する世界最古のベントレーとも言われる。

1931年製 イギリス Aston-Martin International Le-Mans

[1931年製 Aston-Martin International Le-Mans(イギリス)]
アストンマーティンのレーシングカーと同スペックで造られた個人ユーザー向けモデル。わずか6台が製造され、現存するのは世界でも2台のみという超希少車だ。

1939年製 イタリア Alfa Romeo 6C2500 Corsa

[1939年製 Alfa Romeo 6C2500 Corsa(イタリア)]
アルファロメオのレースモデル、別名ティーポ256。こちらも10台ほどしか制作されていないようだ。写真の個体はローマ周辺で行われたロードレースで実際に優勝した車両らしい。


1949年製 イギリス・Jaguar Mark V D.H.C

[1949年製 Jaguar Mark V D.H.C(イギリス)]
1948年にバーミンガムショーでデビューした戦後初のジャガーで、4ドアサルーン版と写真の2ドアドロップヘッドクーペ(D.H.C)の2種類が製造された。ただしD.H.Cは超希少車。

1954年製 イタリア Moretti 750 Sport Zagato

[1954年製 Moretti 750 Sport Zagato(イタリア)]
フィアット車の特装車を主に製造していたモレッティ社が自社設計で制作したレーシングモデル。しかもこの個体はザガートがワンオフで仕立てたという特別な1台だ。

1962年製 日本 Prince Skyline Sports Convertible

[1962年製 Prince Skyline Sports Convertible(日本)]
イタリアのカロッツェリア「ミケロッティ」がデザインしたプリンス自動車のスカイラインスポーツ。2ドアクーペ、コンバーチブルともに手作りで少量生産されたが特にオープンは希少だ。


1970年製 Toyota 2000GT(日本)

[1970年製 Toyota 2000GT(日本)]
1967年より1970年まで発売された、日本が誇るスーパースポーツカー「トヨタ2000GT」。写真は後期型モデルで、ゴールドのカラーリングが印象的だ。

1971年製 Lamborghini Miura P400S(イタリア)

[1971年製 Lamborghini Miura P400S(イタリア)]
スーパーカーブーム世代なら誰もが感涙モノのランボルギーニ ミウラ。ガンディーニのデザインはいまなお色褪せない鮮烈な魅力を放つ。この個体はマイチェン後のハイパワー版P400S。

1975年製 Ferrari 365GT4/BB(イタリア)

[1975年製 Ferrari 365GT4/BB(イタリア)]
そしてスーパーカーといえばフェラーリを忘れてはならない。ちなみにこの"BB"をデザインしたピニンファリーナのレオナルド・フィオラバンティ氏が今回の特別審査委員長を務める!

特別企画展も盛り沢山

INFINITI ESSENCE(日本)

[INFINITI ESSENCE(日本)]
日産のプレミアムブランド「インフィニティ」のデザイン言語を象徴するコンセプトモデルとして2009年春のジュネーブショーで初公開された。確かに、その後デビューした「フーガ」のデザインテイストも垣間見られて興味深い。

Alfa Romeo Giulietta(イタリア)

[Alfa Romeo Giulietta(イタリア)]
今春のジュネーブショーで世界初公開となったアルファロメオの新型ハッチバック「ジュリエッタ」。日本のデビューに先駆けて東京コンクール・デレガンス2010の会場で国内初披露となった。発売は2011年を予定する。

BATMOBILE(アメリカ)

[BATMOBILE(アメリカ)]
アメコミが原作の映画「バットマン」(1989年)および「バットマン・リターンズ」(1992年)の劇中で登場するバットマンの愛車、バットモービルが東京に現れた! この個体はレプリカではなく、撮影用に5台制作されたうちの貴重な1台である。


メルセデス・ベンツ 300SL ガルウィング・セレブレーション

「メルセデス・ベンツ 300SL ガルウィング・セレブレーション」
会場では特別展示として、あの石原裕次郎も愛車にした往年の名車、メルセデス・ベンツ「300SL」と、先ごろデビューを果たした「SLS AMG」がガルウィングの競演を果たした。

BENTLEY CONTINENTAL SUPERSPORTS CONVERTIBLE(イギリス)

[BENTLEY CONTINENTAL SUPERSPORTS CONVERTIBLE(イギリス)]
こちらも会場で日本デビューを果たしたベントレーのニューモデル。0-100km/h加速4.2秒、最高時速325km/hと驚異のスピードを誇る世界最速の「オープン4シーター」だ。価格は3300万円!

TESLA ROADSTER(アメリカ)

[TESLA ROADSTER(アメリカ)]
最近トヨタとも提携を結び話題を呼んだアメリカのベンチャー企業、テスラ社が生み出したEV(電気自動車)のスーパーカー「テスラロードスター」がいよいよ日本にも正式に導入された。ハリウッドのセレブたちも、最近はプリウスからこちらへ続々と乗り換えているのだとか!?


MAYBACH 62S(ドイツ)

[MAYBACH 62S(ドイツ)]
2002年に復活したマイバッハがマイナーチェンジを実施し、ここ台場で日本初公開された。外装デザインがリファインされさらに高級感を増したほか、内外装カラーやオプションの選択肢をさらに増やすなどした。

MAYBACH Landaulet(ドイツ)

[MAYBACH Landaulet(ドイツ)]
今回日本初導入となったマイバッハの最高峰モデル「ランドレー」。なんと後部座席側のルーフをソフトトップに改装してしまったオープンモデルという贅沢な構成。価格はなんと14200.0万円!

Alfa Romeo MiTo Sprint(イタリア)

[Alfa Romeo MiTo Sprint(イタリア)]
アルファの小型ハッチ「ミト」に待望の2ペダル・デュアルクラッチトランスミッション搭載車が登場。ここ東京コンルールデレガンス会場でお披露目された。今秋より正式に導入される予定だ。

(レポート:admin

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