ココロトキメク車を探して・・・東京モーターショー2011探訪記(その2)VWニューブリー編

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2011/12/03

 

「可愛いアノ子はツートーン・・・」レトロなコスチュームにココロトキメク!?

VWのブースはスズキのすぐ近く。ちょっと意味深・・・。

VWのブースはスズキのすぐ近く。ちょっと意味深・・・。

 幕張で出展していた時のような広大なブースを単独で使い(他の輸入車ブランドはもう少し狭いか、傘下ブランド混在でした)、ワールドプレミアを2台も用意し(スタイリッシュなSUVの「クロスクーペ」と同じくSUVルックにまとめた「パサート・オールトラック」)、日本初公開の「ザ・ビートル」を3台も持ち込み、ステージではバレエとブレイクダンスを組み合わせた素晴らしいパフォーマンスを披露するなど、リーマン・ショック前の華やかなモーターショーの雰囲気を最も味あわせてくれるのがフォルクスワーゲンのブースです。

そんなブースの一番左側で、まるでボクが来るのを待っていたかのようにちょこんと置かれていたのは・・・。

VWクロスクーペ

ワールドプレミアの1台、「クロスクーペ」。ヘッドライト内の装飾とフロントグリルがつながって見えるデザインがカッコイイ!

VWビートル

「ザ・ビートル」3台そろい踏み。奥の黒はフェンダー社とのコラボモデル。ギターのような木目の内装がシブい!

VWニューブリー

そしてブースの左角でボクを待っていたのは・・・

アナタも昔の名前で出てるのネ・・・ブリーちゃん、会ったその瞬間ホレました!

VWニューブリー

「ニューブリー」。どうです、このツートーン。ホレボレしませんか?

 おお、このあざやかな赤、というかエンジと白のツートーン!ウエストラインから上を白く塗ることで大きなキャビンを軽快に見せつつ、ドアの大きさをたくみに隠すセンスの良さ!

しかも水平基調を強調することで伸びやかなボディであることをアピールしている!自分の特徴を知り尽くした、なんてファッションセンスの良い娘なんだ!ボク、あなたにホレました!

あの、お名前は?なになに、「ニューブリー」ちゃん?ちょっと変わった名前だね。

えっ? 60年前に「ブリー」って呼ばれていて、今回久々の復活だから「ニューブリー」って名乗ったの、だって?そ、そうなの?あまり聞いたことがないな~。えっ?アメリカでは「マイクロバス」って呼ばれていたって?ああ、そうか、それがキミか、やっとわかった。

う~ん、でもこうして改めて見ると、やっぱりツートーンカラーって素敵だな~。どうして最近流行んなくなったのかしらん?色の組み合わせで、こんな風にチャームポイントを上手にアピール出来るのにね。日本車も是非見習ってほしいです。

VWニューブリー

ニューブリーのフロントマスク

VWニューブリー

ニューブリーのリアエンド

VWニューブリー

カクカクした外観にピッタリの、前後席ベンチシート。このまま市販してほしい!

レトロファッションの古風なコかと思っていたら・・・中身は現代っ子だったのね

VWニューブリー

モデルのお姉さんがやにわに給油口を開けると・・・

 この「ニューブリー」、今年の春のジュネーブ・モーターショーでデビューしたとのことですが、不勉強でこの出会いの瞬間までよく知りませんでした。

ツートーンカラーのセンスの良さにのぼせ上がっていたのがやっとおさまり、「ニューブリー」を改めてよく見てみると、あれっ?横に何かポストのようなものが立っている。あれあれ、モデルのお姉さんが何かホースのようなものを取り外して車とつなげているぞ? ということでこの車が電気自動車だということがわかったのでした。

内装をのぞいてみると、センターコンソールには大きなタッチパッド状のものが。そう、ニューブリーちゃん、外観はレトロですが中身はしっかり、最新式だったのです。
なんて頭の良い現代っ子。ショーでだけじゃなく、早く実生活でも会えないかな。

でも出来れば、内燃機関の仕様も作って欲しいな。だってマニュアルミッションの電気自動車ってないんだもん。ね、お願い、フォルクスワーゲンさん。

VWニューブリー

楽しそうに給油、じゃなかった給電を始めます

VWニューブリー

一般の女性の方でも楽々給電できます

VWニューブリー

タッチパッドを用いた未来的なインパネ。ギアセレクターはメーターパネル右横にダイヤル式のものが付いています。

コメント

堂島様
これ私もかなりお気に入りの一台です今回!!
前後長とキャビンのバランスがかわいくも、しっかり解放的な仕上がりになっている。
このままTSIとDSGで大至急販売していただきたい!!

ところで見過ごせないのは気になるクルマに「エチュード」乗ってました。昔。
今でも母は一番よかったあの車、といってやみません。
確かに早すぎました。そして渋いです。
1万台売らずに生産を終了した悲哀の名車ですね。

私も売り物探してるのですが、そもそもないですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

by 中込健太郎
2011/12/06 15:40

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