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【速報】フォルクスワーゲンが造った最新EV(電気自動車)に中国・上海で初試乗評価

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【VW】2010/06/10
フォルクスワーゲン ゴルフをベースにしたEV(電気自動車)[試験車両]

「日産の独走を許すな!」世界一を目指すドイツの巨人が遂に動いた

VW ラビダ(中国専用車)をベースにしたEV(電気自動車)[試験車両]に試乗中
 今や電気自動車の販売計画を持っていない自動車メーカーは、環境問題に対する熱意の薄さをイメージさせる雰囲気になってきた。もう少し解りやすく書くと「日産だけに独走させてしまっている」という焦りが出てきたかもしれない。だからこそトヨタもテスラとの関係を深めようとしたんだと思う。実際、テスラへの資本投入により、その気になれば来年早々にもトヨタのディーラーでテスラの電気自動車を扱うことが出来るようになる。
 ヨーロッパのメーカーも焦りを感じているようだ。ベンツは日産と資本提携してまでバッテリーを確保。BMWもミニの電気自動車を開発し、試乗もさせ始めた(回生ブレーキが強すぎるなど違和感が強く評価低い)。そんな状況の中、今や「2018年に世界一の自動車メーカーになる」と言っているフォルクスワーゲン(VW)は、昨年のフランクフルトショーで大々的に電気自動車の開発計画を明らかにし、『E-UP!』というコンセプトカーを発表。
 とはいえモーターショーでハリボテを発表するのは簡単である。トヨタやホンダの電気自動車など走るかどうか怪しい(もちろん動くことが出来ると思う)。日本ではあまり知られていないことながら、VWというメーカー、世界一ハリボテを嫌ってきた。出すからには実用レベルの完成度を持っていないとイケナイ、という「自らのオキテ」を持っているのだろう。万博に合わせ上海で試乗する機会を作った次第。

ゴルフをベースにしたEV(電気自動車)に中国で試乗

VW ラビダ(中国専用車)をベースにしたEV(電気自動車)[試験車両]
 今回試乗させたのはゴルフと、中国で販売されているゴルフをベースとした「ラビダ」という中国市場専用4ドアモデルの電気自動車仕様。日産リーフとほぼ同じボディサイズに、リーフとほぼと同じ容量のバッテリーを搭載し、85kW(115馬力)のモーターで駆動する。実用航続距離は150kmと、リーフのLA#4(アメリカの試験モード)での160kmと極めて近い。写真の通り見た外観はゴルフやラビダと全く同じ。
 運転席に座ると極めて仕上がりレベル高い。非常用の電源カットスイッチ(エマージェンシーの際は操作すると全ての電源がカットされる)が付いていることで試乗車だと感じるくらい。運転操作も簡単。キーを捻りプリウスのようにスタンバイさせるだけ。Dレンジをセレクトすればスムースに走り出す。スペック上の最高出力は高くないものの、ディーゼルと同じく低い回転数から太いトルクを出すため2リッターのガソリン以上に元気な評価だ。
 走り始めても試作車だということを忘れてしまうくらい高い完成度を持つ。バッテリー冷却のためのファンの音がするくらいで、回生ブレーキのタッチや、パワステのフィーリング、モーター音のレベルなど「来月から市販する新型車です」と言われたって疑わないレベル。されどVWによれば「発売時期は2013年を予定しています」。バッテリーの価格が実用レベルに達するまで3年掛かると予想しているらしい。そう考えるとやっぱり日産のバッテリーは凄いと思う。
VW ラビダ(中国専用車)をベースにしたEV(電気自動車)[試験車両]
VW ラビダ(中国専用車)をベースにしたEV(電気自動車)[試験車両]
フォルクスワーゲン E-UP![電気自動車コンセプトカー]
フォルクスワーゲン E-UP![電気自動車コンセプトカー]

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