日産セレナS-ハイブリッド最新新車情報 2013年12月ビッグマイナーチェンジ! 新型セレナの価格と燃費を予想した! 日産セレナS-HYBRID、簡易型ハイブリッドシステムでステップワゴンを燃費で抜き、クラス最高の15.2km/Lを達成!! マーケットが日産セレナS-HYBRIDを評価する! [CORISM]

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【日産】2014/01/01

 新型日産セレナ ハイウェイスターG S-HYBRID

日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)最新新車情報

日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)
■ライバル車には無いエマージェンシーブレーキで差別化!■

■燃費から安全装備へ宗旨替え! 刷新されたデザイン、燃費向上、さらに衝突回避支援システムを標準化■

2014年1月更新 追突被害軽減自動ブレーキ「エマージェンシーブレーキ」をほぼ標準装備し大幅進化、さらに低燃費に!

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)
 前回は、簡易型ハイブリッド システムの搭載で、クラスナンバー1燃費をひたすらにアピールし続けた日産 セレナ 。しかし、ビッグマイナーチェンジでは、メインの訴求を燃費から安全装備へと大きく変更してきた。新型セレナのビッグマイナーチェンジでは、人間も感知し衝突回避を支援する「エマージェンシーブレーキ」と「LDW(車線逸脱警報)」を、「20S」を除く全グレードに標準装備したことが大きな理由だ。

 新型セレナ登場に伴い、日産は1,200人以上のパパ・ママドライバーを対象にアンケート調査まで行い、親の視点で最も重要視するのは燃費ではなく「クルマの安全性」であると定義した。都合よく、パパ・ママドライバーとしているが、安全装備はパパ・ママ問わず必要な装備であり、特定の人が必要なものではない。安全装備は、すべてのクルマに共通していなくてはならない重要なものだ。パパ・ママドライバーにフォーカスしているものの、ほぼ全車にエマージェンシーブレーキを標準装備というのは高く評価できる。

日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車情報・購入ガイド一覧 刷新されたデザイン、燃費向上、さらに衝突回避支援システムを標準化。ライバルには負けない気合いのビッグマイナーチェンジ!

日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)価格
■2WD
20S 2,184,000円
20X S-HYBRID (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,384,550円
    アドバンスドセーフティ パッケージ 2,470,650円
20G S-HYBRID (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,688,000円
アドバンスドセーフティ パッケージ 2,774,100円
ハイウェイスター S-HYBRID (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,568,300円
          アドバンスドセーフティ パッケージ 2,654,400円
ハイウェイスターG S-HYBRID (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,841,300円
           アドバンスドセーフティ パッケージ 2,927,400円
■4WD
20S 2,457,000円
20X (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,629,200円
アドバンスドセーフティ パッケージ 2,715,300円
20G (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,932,650円
アドバンスドセーフティ パッケージ 3,018,750円
ハイウェイスター (エマージェンシーブレーキ標準装備) 2,828,700円
アドバンスドセーフティ パッケージ     2,914,800円

2013年12月末、日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)大幅マイナーチェンジ決定! 燃費や価格を予想する!

日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)
 今回の日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)のマイナーチェンジでは、衝突回避支援システムが標準装備される。このシステムは、先に発売されるSUVのエクストレイルと同じであるとするならば、フロントのカメラが前方を監視。車両や歩行者と衝突する危険を察知すると、警報で回避操作を促し、衝突が避けられないとシステムが判断した場合、緊急の自動ブレーキが作動し、衝突を回避または被害を軽減するというもの。カメラを使ったシステムなので、レーザーレダータイプとは異なり歩行者も判別。さらに、システムの作動速度も約10~80㎞/hと高く、歩行者に対しても約10~60㎞/hの速度に対応するという質の高いものだ。

 数値は発表されていないものの、2.0LのMR20DDエンジンも進化し、15.2㎞/Lという燃費がより向上するという。現在のセレナのエンジンスペックは108Kw(147ps)/5600rpm、210N・m(21.4kg・f m)/4400rpm。すでに、公開されている新型エクストレイルのMR20DDエンジンのスペックは、若干異なり108Kw(147ps)/6000rpm、207N・m(21.1kg・f m)/4400rpmとなっている。もし、新型エクストレイルのエンジンが搭載され、さらなる燃費向上が図られているとするのなら、新型セレナも、このスペックとなる可能性が高い。

 新型日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)の価格は、今のところ未定だ。今回のマイナーチェンジでは、エマージェンシーブレーキが標準装備されることもあり、価格は確実にアップすると見込まれる。

 さらに、フロントドアにスーパーUVカット断熱グリーンガラスや、フロントウィンドウに開放感と防眩を両立するトップシェード、3列目シートにパーソナルテーブル等、その他多くの装備が追加された。

 そう考えると、新型日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)の価格は、10万円以上のアップは確実とみられる。現行セレナの売れ筋グレードの価格帯は、約260万円から。あまり価格を素直にアップすると、ライバルのノア&ヴォクシーハイブリッド との価格差が縮まり、ハイブリッドではない新型セレナが割り高かに見えることになる。そうなると、せいぜい10万円アップがいいところで、270万円が売れ筋エントリーグレードの価格帯ではないかと予想してみた。

続きは、
日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車情報・購入ガイド一覧 刷新されたデザイン、燃費向上、さらに衝突回避支援システムを標準化。ライバルには負けない気合いのビッグマイナーチェンジ!

■ライバル車には無いエマージェンシーブレーキで差別化!■

■燃費から安全装備へ宗旨替え! 刷新されたデザイン、燃費向上、さらに衝突回避支援システムを標準化■

最新の日産セレナ ハイブリッドの評価、燃費関連情報集

 今回の日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)のマイナーチェンジでは、衝突回避支援システムが標準装備される。このシステムは、先に発売されるSUVのエクストレイル と同じであるとするならば、フロントのカメラが前方を監視。車両や歩行者と衝突する危険を察知すると、警報で回避操作を促し、衝突が避けられないとシステムが判断した場合、緊急の自動ブレーキが作動し、衝突を回避または被害を軽減するというもの。カメラを使ったシステムなので、レーザーレダータイプとは異なり歩行者も判別。さらに、システムの作動速度も約10~80㎞/hと高く、歩行者に対しても約10~60㎞/hの速度に対応するという質の高いものだ。

 この機能以外にも、車線逸脱警報(LDW)も装備される。この機能もカメラが前方を監視し、車線を逸脱しそうになると警報を出し注意を喚起するものだ。自動運転に近く、自動で車線内に止まるようにステアリングにトルクを与えたり、自動でステアリングが操作される車線逸脱防止支援システムのような機能はない。

<東京モーターショーで、ビッグマイナーチェンジした新型日産セレナSハイブリッドが登場! 続きはこちら>
日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車情報・購入ガイド一覧 刷新されたデザイン、燃費向上、さらに衝突回避支援システムを標準化。ライバルには負けない気合いのビッグマイナーチェンジ!【東京モーターショー出展車】

 日産は、人気5ナンバーミニバンである日産セレナ ハイウェイスターに特別仕様車「セレナ ハイウェイスター Vセレクション」、「セレナ ハイウェイスター Vエアロモード」を設定し発売を開始した。

 日産セレナは、日産の国内販売を支えるドル箱的車種。2010年にフルモデルチェンジし、2012年にはセレナSハイブリッドをデビューさせ、15.2km/Lというクラスナンバー1燃費に加え、エコカー減税は免税となった。先代セレナも人気が高かったこともあり、2011年、2012年と販売台数ナンバー1にも輝いている。そして、2013年もモデル末期になったトヨタ勢やホンダ勢を抑え快調に販売台数販売台数を伸ばし、2013年度の販売台数ナンバー1をも狙う。今回の特別仕様車は、いわゆうお買い得車ともいえる設定。今独壇場の日産セレナなのだが、2013年末くらいから2014年にかけて、ようやくトヨタのミニバンであるノア&ヴォクシーがフルモデルチェンジする可能性が高い。当然、フルモデルチェンジと同時にハイブリッドモデルが投入されることになるのだろうから、日産も先手を打ち少しでも需要を今のうちに取り込みたいという狙いもあるのだろう。

<お買い得感アップで、2013年も販売台数ナンバー1を狙う日産セレナSハイブリッド続きはこちら>
日産セレナSハイブリッド新車情報・購入ガイド 販売台数ナンバー1をさらに加速させるリーズナブルな特別仕様車登場!

 女子高校生が、日産開発陣にインタビュー!
 なぜ、セレナにハイブリッドを搭載したのですか? という良子の質問に対して、森田さんは「燃費が良くて困る人はいませんよね。ただ、本格的なハイブリッドですと、コストもかかり、価格もアップしてしまいます。また、大きな電池を搭載することになり、ミニバンとって大切な室内スペースを一部犠牲にしなくてはなりません。そこで、日産はアイドリングストップ機能の一部で、エンジンを始動するために使うECOモーターというものを大型化して、エンジンのアシストをする動力に使用しました。これが、スマートシンプルハイブリッドです。今までのセレナにサブバッテリーを追加した程度なので、室内のスペースをまったく犠牲にしないハイブリッド技術です。この方法なら、コストアップもわずかで、エコカー減税も免税となり、お客様にもメリットのあるものとなりました」

 なるほど! 室内も狭くならない上に、価格アップも最小限でエコカー減税が免税ということがポイントなんですね!

<女子高生がレポートする日産セレナS-ハイブリッドの試乗記の続きはコチラ↓↓↓↓>
日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車試乗記 女子高生が最新日産セレナを助手席試乗&レポートする!

<自動車評論家の試乗評価はコチラ>

 シンプルかつスマートなハイブリッドシステムであるだけに、プリウスなどの本格的なハイブリッド(ストロングハイブリッドと呼ぶ)やインサイトなどの簡易型(マイルドハイブリッドと呼ぶ)ほどの低燃費にはならない。日産セレナ Sハイブリッドは価格アップが小さい分だけ効果も小さめだ。

 なので、Sハイブリッドはハイブリッドと呼ぶのが適当なのかどうかという議論もあるが、通常のバッテリーよりも大きめのバッテリーを搭載するなどして、電気の力を使って走りや燃費を良くしたクルマは、ヨーロッパなどでもハイブリッド車として定義されている。

 セレナSハイブリッドのJC08モード燃費は15.2km/Lで、従来のモデルに比べ、最大で1.0km/Lの向上。グレードによってはさらに小幅な0.6km/Lの改善幅なのだが、Sハイブリッド化によってエコカー減税が免税扱いになるのでユーザーにとって、メリットもけっこう大きい。

<日産セレナSハイブリッドの試乗記の続きはコチラ↓↓↓↓>
日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車試乗記買って損なし! 微妙なハイブリッドだが、クラスナンバー1低燃費でエコカー減税免税!

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日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)サブバッテリー
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)セカンドシート
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)走り


日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)ラゲッジスペース
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)ラゲッジルーム
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)3列目シート

新型日産セレナS-HYBRIDの概要を発表。燃費はクラス最高の15.2km/L!

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)フェイス
 日産は、新開発のスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)をミニバン「セレナ」に搭載し、発売を開始した。新型日産セレナ ハイウェイスターG S-HYBRIDで、前輪のフェンダー後方にS-HYBRIDのロゴが新たに加わっている。

 今回、新開発したスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)は、すでにセレナに搭載しているECOモーターのエネルギー回生発電量と出力を高めて補助原動機化。蓄電容量を高めるためのサブバッテリーをエンジンルームに追加することで実現した、シンプルでコンパクトなハイブリッドシステム。

 ECOモーターとは、アイドリングストップした状態から、よりスピーディにエンジンを再始動させることなどに使われた新技術。一般的なスターターモーター式は、ギヤ駆動なのに対して、エコモーターはベルト式。このベルトは、クランクに直結するプーリーを直接回転させる。これにより、早いエンジンの再始動を実現。もちろん、減速エネルギー回生システムも搭載されていて、減速時は発電機としての機能をもつ。

 スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)は、すべてのシステムをエンジンルームに収めているのが特徴。トヨタなどの本格的ハイブリッド車は、大きく重いバッテリーを置くスペースを確保しなくてはならないため、どうしても室内スペースが犠牲になるケースが多い。しかし、S-HYBRIDでは、日産セレナの特長であるクラス最大の室内空間や使い勝手の良いシートアレンジには、なんの影響も与えていない。

 また、燃費性能は、クラスナンバー1の低燃費(15.2km/L: JC08モード燃費。2WD)を実現。エコカー減税は、免税(100%)となる。2012年4月にデビューした、ライバル車のホンダ ステップワゴンは、セレナを超えクラスナンバー1燃費を達成したが、わずか4ヶ月間燃費トップになっただけでナンバー1の座をセレナに譲ることになる。しかしながら、ステップワゴンの燃費は15.0km/Lなので、その差はわずか0.2km/Lとごくわずかだ。

 また、このセレナSハイブリッドの投入と同時に、安全装備もグレードアップ。法規制にも対応し、2列目と3列目シート中央席に3点式シートベルトを装備した。

 新型日産セレナSハイブリッド ハイウェイスターが2,598,750円となっており、ハイブリッドシステムの搭載、安全装備の向上、助手席側ワンタッチスライドドアを標準装備などもかかわらず、前モデルより約10万円アップ程度になっている。

<燃費を向上させるスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)のトータルエネルギーマネージメント>
・ECOモーターの発電能力を高め、サブバッテリーを追加することにより、減速時のエネルギー回生量を増やしてバッテリーへの充電量を増大
・より多く蓄電された電力を使用することでアイドリングストップする頻度を高め、ストップしている時間も延長
・加速中に、アイドリングストップ後に余った電力でECOモーターを駆動し、エンジンの補助駆動力として利用

<新型日産セレナSハイブリッド価格>
20X S-HYBRID 2,384,550円
20G S-HYBRID 2,635,500円
ハイウェイスター S-HYBRID 2,598,750円
ハイウェイスターG S-HYBRID 2,799,300円

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)サイド
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)リヤ
日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)エンジン


日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)エコモーター

150Aから200Aに変更されたエコモーター。モーターアシストやアイドリングストップ時間を長くするために、サブバッテリーを追加した

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)メーター

アイドリングストップ、エネルギー回生、モーターアシスト時にS-HYBRIDのランプが点灯する

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)インパネ

スペースの減少、インパネ周りの変更など、ハイブリッド化による影響はないのがセレナS-HYBRIDの特徴だ

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)リヤビュー

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

ブルーインナーレンズを採用

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

LED化されたコンビランプ

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

エコタイヤを採用し、タイヤの低転がり抵抗を実現


日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

 オーテック製のクロスギア。エクストレイルと同じ、防水シート生地などを使ったアクティブ派向けセレナ

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

 専用ローダウンサスを装備したオーテック製ライダー。

日産セレナS-HYBRID( S-ハイブリッド)

 ライダーのブラックラインも継続設定

新型日産セレナの発売が8月1日に決まった! 正式名称は日産セレナS-HYBRID。マイナーチェンジなのに異例の発表会も!

 新型日産セレナのハイブリッドについては、すでにレポート済みだが、ついに発表日が明らかになった。

 発表日は8月1日。正式車名は、日産セレナS-HYBRIDとなっている。このクルマは、下記で説明しているように、エコモーターを使ったいわゆるマイルドハイブリッドと呼ばれている方式。HYBRIDの前に入っているSとは、マイルドハイブリッドを形容してスマート・シンプルという意味を含ませているようだ。

 さらに、販売店ではセレナS-HYBRIDの講習会なども終了しているようで、受注活動も始まっている。販売店では「クラスNO1燃費」「ミニバン初のエコカー減税免税(100%)をセールストークとして、顧客にプッシュしている。

 また、日産セレナS-HYBRIDの存在は、エコカー補助金がほぼ無くなる前後に登場することになる。そのため、営業関係者は反動の販売台数減を危惧しているのが普通。そのため、日産は新型車効果とハイブリッドという新たな価値を得た新型日産セレナS-HYBRIDにかける期待値が高い。

 通常、マイナーチェンジモデルでは行わない報道関係者向けの発表会を、セレナS-HYBRIDは行うことが決まっている。それほど、日産側もセレナのハイブリッドモデルがマーケットに与えるインパクトがあるという自信の表れでもある。

 この夏、ミニバン購入を考えているのなら、まずは、8月1日以降に登場する日産セレナS-HYBRIDを見てから、というのが、基本となるだろう。

新型日産セレナ ハイウェイスター 試乗記/情報リンク集 日産セレナを評価。広くて便利で、低燃費! 売れない理由が見当たらない!

ホンダ ステップワゴンに低燃費ナンバー1の座を奪取された直後に・・・、新型日産セレナ ハイブリッドを投入?

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

 2012年4月にデビューしたホンダ ステップワゴン/スパーダ。今のところクラスナンバー1の15km/Lの低燃費性能をもつ。マイナーチェンジながら、新開発のCVTやアイドリングストップ機能を搭載する。このアイドリングストップ機能も優秀で、バッテリーの状況にもよるが、かなり長い時間アイドリングストップしてくれる。市街地などの走行では、かなり低燃費効果を発揮する

 2010年11月に発売されて以来、抜群の人気を誇っている日産セレナ。2011年のミニバン販売台数ナンバー1になるなど、その人気は衰えを知らない。

 その人気の秘密は、広い室内空間や気の利いた装備の数々、静粛性や高い操縦安定性といった機能から、家族(子供)を大切にする親が理想とするファミリー像を上手に伝えているCMなどによるものが大きい。

 また、エコ時代にもマッチするように、デビュー当時クラス唯一のアイドリングストップ機能を搭載。JC08モード燃費14.6km/Lという圧倒的な低燃費性能を実現して、当時のライバルを大きくリードしクラスナンバー1低燃費車となった。

 すでにモデル末期となっているトヨタ ヴォクシー&ノアはも、改良を加えて13.6km/Lを達成するものの、さすがにアイドリングストップ機能を搭載するセレナには及んでいない。

 しかし、熾烈な競争を繰り広げているこのクラス。ホンダは、2012年4月にステップワゴンをマイナーチェンジ。マイナーチェンジとは思えないほどの、大幅な改良が加えられた。新開発のCVTとアイドリング機能を追加し、なんと15.0km/Lという低燃費を実現し、ライバルの日産セレナから低燃費クラスナンバー1の座を奪取する結果となった。

なんと、日産セレナにハイブリッド車が着々と準備されている?

新型日産セレナ ハイブリッド
 ここで、黙っている日産セレナではないようだ。セレナは新型へとフルモデルチェンジして、2年にも満たないのにもかかわらず、再び、低燃費ナンバー1の座を奪取するため、なんとハイブリッド車の準備を着々と進めているという。新型日産セレナ ハイブリッドの誕生だ。

 ただし、セレナに搭載されるハイブリッドシステムは、いわゆるプリウスに代表されるような本格的なハイブリッドシステムとは違うようだ。マイルドハイブリッドなどと呼ばれる簡易型のシステムが搭載予定だという。

 セレナには、アイドリングストップ機能が搭載されている。このアイドリングストップ機能は、エコモーター式と呼ばれる方式が使われている。

 一般的なスターターモーター式は、ギヤ駆動なのに対して、エコモーター式はベルト式。このベルトは、クランクに直結するプーリーを直接回転させる。これにより、早いエンジンの再始動を実現した。もちろん、減速エネルギー回生システムも搭載されていて、減速時は発電機としての機能をもつ。

 新型セレナ ハイブリッドには、このエコモーターが大きなカギを握っているという。ハイブリッド化をするために、このエコモーターのモーターを高出力化。より大きな出力のあるタイプに変更されるという。

 この出力の大きくなったモーターを使い、アイドリングストップからのエンジン再始動時後に、そのまま走行駆動用のモーターとして使うというものだ。その制御は絶妙で、発進直後はCVTのトルクコンバーターが滑っている状態では、効率が悪くなるのでモーターアシストは使わない。ミッションが完全にロックアップした状態で、ECOモーターがエンジンのアシストを開始する。この負荷低減が、低燃費に効果があるというのだ。モーターを積極的に使えば、より低燃費になるが、その分、貯めてあった電力を消費する。そうなると、アイドリングストップができなくなり意味が無くなる。そのため、常にバッテリーの状態をモニターして、電力に余裕があるときだけ使うという賢い制御が行われているという。

 このセレナ ハイブリッドの投入と同時に、セレナは早くもマイナーチェンジし、商品力を大幅に強化するという。ただし、問題は価格。最近のトヨタのように、ハイブリッド車は儲かるとばかりに、高めの価格設定をされてしまっては、我々にとって意味がない。欲しいの安くて良いクルマであって、高くて良いクルマは当たり前だからだ。

 どうやら新型日産セレナ ハイブリッドの価格は、ほぼ据え置きだという。高出力のモーターや制御の変更など、それなりのコストの投下はあったはずだが、これが本当なら英断だろう。

 縮小傾向が続き、ダウンサイジング化が進む国内マーケットにおいて、5ナンバーサイズのミニバンは、未だ縮小傾向をみせていないセグメント。また、価格帯も高額なので、各メーカーにとってっも利益が多く出せるクラスでもある。されゆえに、各社の競争は激しい。その競争の激しさゆえに、我々は常に進化し続け良いクルマが手に入ることになる。

 新型日産セレナ ハイブリッドの登場に期待が集まる。

【ご注意】このスクープ内容は、実際に発売される車名や仕様、機能などと異なることがありますので、参考情報としてください。

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(レポート:CORISM編集部

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