クルマに乗るのに避けて通れないのがメンテナンス。これは中古車でも新車にも共通の問題だ。中国の修理工場は、ほとんどが個人経営のもので、規模も大きいところから小さなところまでさまざま。ただ、中国のクルマ社会の発展にともなって数は増えており、街中ではよく見かけるようになってきた。
　さらに、単なる修理やメンテナンスだけでなく、ボディコーティングやドレスアップなどを手がける店もある。ただ、いくら経済発展をしているとはいっても、まだまだ経済格差が大きいのも事実。コーティングなどを施せるのは、一部の富裕層のみだ。そうしたユーザーは、質の良さやステータスなどを求めて、輸入車を好んで乗っている。
　だが、庶民でもクルマを所有している人の割合は増えている。そうしたユーザーは、車両価格や維持費の安い国産車(中国車)を選ぶケースが多い。というのもガソリン価格が高騰しているのは日本だけでなく、世界的な問題だ。今の中国でいちばん注目を集めているのは燃費のいいクルマ。輸入車でも使い勝手や燃費に優れるコンパクトカーは、比較的人気で、そうした中古車も数多く出回っている。

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