今、最も買うべきクルマは「ハイブリッド」の中古車だ! 国沢光宏 コラム] [CORISM]

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【生活・文化】2011/02/28

ホンダ インサイト

国沢 光宏のイチオシは「ホンダ インサイト」の高年式中古車だ

ホンダ ハイブリッドカー インサイト リアエンド リアコンビランプ リアビュー 画像
 これからクルマを買うならハイブリッド車しかないと思う。というのもガソリンはジリ高。当面高値圏で推移し、3〜4年スパンで考えれば一段高もありうる。さらに今年の夏からハイブリッド車なら土日休日に限らず毎日高速道路1000円上限料金が適用となるのだから嬉しい。
 こう書くと「だってハイブリッド車は高いでしょ?」と思うだろう。確かに新車でハイブリッド車を買おうとすれば、最も安いフィットで159万円。ナビやオーディオ、ETCなど欲しい装備を加え、諸費用払うと200万円以上になってしまう。しかし中古車ならお手頃な予算で買えます。

 なかでもリーズナブルなのがインサイト。ブームに乗って大売れたものの、その後パッタリ。加えてホンダのディーラー 在庫や試乗車などを大量に出回った。かくして安いの何の! 走行距離少ない1年落ちのフル装備車で新車の半額という驚くべき条件だって当たり前。純正ナビ付きで120万円台です。
 実際、インサイトを買い取り業者で査定してもらうと「う〜ん。インサイトですか。あまり良い値は付けられないと思います」と最初にクギを刺されてしまうほど。査定して貰う側の人からすれば「人気のハイブリッド車じゃないか」と、良い値を期待してしまうのだろう。売り手の希望価格と買い取り相場の乖離という点じゃ現時点で最も大きい。逆に買う側からすれば猛烈にお買い得だということである。中古車なら諸費用だって安い。総支払い価格にして140万円もあれば、ナビまでフル装備で走行1万km程度の 極上車を買えてしまうのだ。

お買い得中古車の「インサイト」、実は今が底値かも!?

トヨタの人気ハイブリッドカー「プリウス」(左は現行型、右は先代の2代目モデル) 画像

トヨタの人気ハイブリッドカー「プリウス」

 参考までに書いておくと、今がインサイトの底値だと思う。現在の価格だと黙ってても売れていく。さらに文頭で紹介した通り、ガソリンの値上がりや、夏から始まるハイブリッドの毎日1000円走り放題の施行でインサイトは急速に見直されていくことだろう。簡単に20万円くらい上がるかと。
 というワケで買うなら急ぐことをすすめておく。大量に在庫あるといっても、上を見て日本全国で1000台。売れ始めたらあっという間に無くなってしまう。これを読んだらすぐ動くくらいで丁度いい。ハイブリッド車として評価すると燃費で厳しいインサイトながら、普通のクルマより圧倒的に良いです。

 インサイト以外で、という人だと先代プリウスを捜すだろうけれど、7年落ちの走行2万kmくらいで100万円台から。やはり人気車とあって安くない。だったら2年落ち120万円のインサイトをすすめておく。シビックハイブリッドも初代モデルなら安いけれど現行モデルは割高だ。
 ということをECOでエコノミーなクルマを買おうとするならインサイトしかないと考える。相場が上がらないウチに動いて吉。そう遠くない将来、中古車相場は急上昇すると思う。

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(レポート:国沢 光宏

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