【新車購入術】日産 ジュークの選び方&リセールバリュー大予想 [CORISM]

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【その他】2010/08/19

上級仕様の15RXが圧倒的な人気

日産 新型 ジューク エンブレム
 発売後1カ月足らずで1万台以上を受注した日産 ジューク。当初月販目標を1300台としていた日産にしてみればうれしい誤算となった。さて、そのジュークの正しい選び方とは?
 ジュークは標準仕様の15RS(169.05万円)と上級仕様の15RX(179.025万円)との2グレード構成だが、装備内容は15RSでも十分といえる。しかしながら、15RXはプライバシーガラスや革巻きステアリング、フルオートエアコンなどが標準装備になるほか、自慢のインテリジェントコントロールディスプレイも装備。さらに15RSでは選べないオプション(キセノンヘッドランプ、プッシュエンジンスターター、インテリジェントキー、17インチタイヤ&アルミホイールなど)がチョイス可能になるなど、より充実した内容。実際のところ売れ筋は15RXだそうで(受注全体の97%を占める)、日常の利便性を考えれば15RXがベターな選択になるだろう。なお、1.5リッターエンジン+エクストロニックCVTなど主要メカニズムはどちらも共通だ。走りは当サイトでも既にレポート済みなので、そちらを参考に。
日産 新型 ジューク インテリア
日産 新型 ジューク フロントシート
日産 新型 ジューク 17インチタイヤ&アルミホイール

ベーシックモデルの15RSでも装備的には十分。ただしキセノンヘッドランプやプッシュエンジンスターター、そしてインテリジェントキーに17インチタイヤ&アルミホイールなどのオプションは選べない。現状では上級グレードの15RXが圧倒的な人気(全体の97%)となっている。

日産ジュークのリセールバリュー予想は、3年後最高63%?

日産 新型 ジューク インテリジェントコントロールディスプレイ
 ガリバーの自動車研究所調べによると、気になる日産ジュークのリセールバリュー予想は3年後で最高63%と、新型車としては平均的な結果になった。個性的なスタイルの評価は高いものの、逆に飽きやすいことがマイナスになりそうだ。また、当初は2WDのみとSUVとしては偏ったラインアップがリセールバリューの足を引っ張るかたちになっている。また、リセールバリュー予想は、最低54%という数字が出ていて、中古車市場で人気が保てない場合、3年後には新車価格の半額になることもありえる。
 また、注目の4WDモデルは今秋発売予定だ。新開発の直噴システムと小型高効率ターボを組み合わせた1.6リッターエンジン搭載車がラインアップされる予定(2WDもある)。低燃費と2.5リッター車並みの優れた動力性能を両立させ、走行状態に応じて前後輪と後輪左右へのトルク配分を最適制御する新開発のALL MODE 4x4-i(トルクベクトル付)を採用するという。ただ、4WDモデルだからといって、特別リセールバリューが上がるとは予想されていない。この4WDシステム搭載車は、当然かなり高価なグレードになることが予想されるので、パワフルな走りと圧倒的な4WDの安定感が必要という人でなければFF(前輪駆動)で十分だろう。

日産 新型 ジューク リヤビュー
新型ジュークのラインアップは、今のところ1.5リッターFFのみ。今秋には1.6リッターターボ+4WD(FFも設定あり)が追加されるので、リセールバリューを気にするなら、それまで待つのもひとつの手といえそうだ。

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(レポート:CORISM編集部

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