この「母と子の楽ラク運転講習会　～お父さんも､ご一緒に!!～」というイベントは、簡単に言えば安全運転講習会だ。安全運転講習というと、高額な更新料を取られ、必要のない本をもらい、長い間ビデオを見せられるというアレを思い出す人もいるだろう。しかし、このイベントは少々違う。主催は、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)。いわゆる自動車専門誌やWebなどで活躍する専門家が、実際の運転環境に合わせた安全運転講習を行う。

　例えば、ほとんどのドライバーが実際には急ブレーキが踏めていないという事実の元に｢急ブレーキ(ABS)の走行練習｣。今までどれだけ、クルマの性能を生かしきれていないかを体感＆練習し、もしもの時に備えてもらう訓練を行なっている。また、クルマの家電で忘れられているクルマの大切な安全性能を体感してもらうため｢ESC(横滑り防止装置)の走行･同乗体験｣も実施。この機能がないと、滑りやすい路面では､簡単にクルマがスピンしてしまうことを体感する。こういった機能を理解し経験することで、リスクを回避する方法を学ぶ実践的な講習だ。

　その他「エアバックの展開デモンストレーション」、｢タイヤの空気圧｣と｢安全｣と｢環境(エコロジー)｣との関係も実車での走行のセット体験。さらには、普段の運転で日頃気を付けなくてはならない｢車庫入れ｣と「縦列駐車」の練習。そして｢死角の確認｣､｢チャイルドシートの効果の体験｣などの実生活に直接役立つものや､「クルマの横転体験」をシュミレーターで経験してもらい、シートベルトの重要性や横転時からの脱出方法を学ぶ。

　実際に、街中でスピンしたり横転したり、急ブレーキなど、多くの人は経験がないだろう。しかし、いつ自分がそんなリスクを犯す立場になるかは、誰も分からない。もし、そうなったときの対処方法を知っているか知らないか。また、そうならないためには、どうしたら良いかを体験しているか、していないかは、雲泥の差。危険な状態を安全な場所で経験することで、リスクを回避したり、もしものときに対処するテクニックをこのイベントでは教えてくれる。

　自らが交通事故の加害者や被害者にならない実践的なテクニックなどは、教習所などでは教えてくれない。クルマの運転なんて誰でも・・・、そんな人ほど目からウロコの安全運転講習だ。

■日時 2011年10月29日(土) ､30日(日)　10:00-16:00(予定)
1日､4回実施予定 ※各回の時間は､メインカリキュラム開始予定時間)
1回目：10:30～､2回目：11:30～､3回目：13:00～､4回目：14:00～､
※各回とも当日受付。今年は事前予約をしません。

■場所 ｢モータースポーツジャパン 2011 フェスティバル イン お台場｣ 内
【りんかい線】「東京テレポート駅」。
【ゆりかもめ】「台場」駅､「青海」駅または「船の科学館｣駅/
【クルマ】首都高速11号台場線･レインボーブリッジ経由､｢お台場」､
首都高速湾岸線･｢13号地｣､｢有明｣､各ランプより約5分。

■主催 日本自動車ジャーナリスト協会 (AJAJ)

■後援 社団法人日本自動車連盟 (JAF)

■特別協賛　タカタ株式会社

■協賛　ボッシュ株式会社、曙ブレーキ工業株式会社、横浜ゴム株式会社、
　　　　　住友ゴム工業株式会社

■協力　NPO法人 日本モータースポーツ推進機構
ブリヂストンサイクル株式会社（予定）
　　　　　パーク２４株式会社

■対象 メインプログラム 小学生までの子供とその母親と家族
サポートプログラム　　　制限なし
　　　　　※参加は当日受付

■定員 メインプログラム　160組(家族)：4回/2日 １回20組(家族)
　　　　　サポートプログラム　制限なし

■参加料　無料

■AJAJ公式サイト
http://www.ajaj.gr.jp/hahatoko /