ホンダで2番目に売れているヴェゼルがマイナーチェンジ!
ホンダは、2024年春にマイナーモデルチェンジを予定しているコンパクトSUV「ヴェゼル」の情報を一部公開した。
ホンダ ヴェゼルは、苦戦中の登録車国内販売を支える重要なモデル。2023年の登録車販売台数ランキングで、ヴェゼルは約5.9万台を販売し14位となった。ホンダの登録車では、フリードに続き2番目に売れているモデル。不振が続くコンパクトカーのフィットより売れている。
国内ホンダを支える基幹車種だけに、ヴェゼルのマイナーチェンジは絶対に外せない。とはいえ、あまりに守りのマイナーチェンジになると、顧客に飽きられる。しかも、SUVは非常に人気の高いカテゴリー。ライバル車も着実に魅力を増している。さらに、SUVカテゴリーは、ユーザーニーズも多様化。難しいマイナーチェンジになることは確実だった。
アウトドアテイスト仕様「ハント(HuNT)」を追加
そこで、ホンダの出したひとつの回答が、新パッケージの設定だ。新パッケージ名は「ハント(HuNT)」。ベースグレードのe:HEV X をベースに、アウトドアテイストをプラスした。
新パッケージ「ハント(HuNT)」のエクステリアは、専用のルーフレール、アルミホイール、フロントロアガーニッシュを採用。専用カラーのインテリアとしアウトドアでも映えるパッケージとした。
新パッケージ「ハント(HuNT)」を設定したのには、当然、訳がある。従来、ヴェゼルは都会派SUVとして高い人気を得ていた。その一方で、アウトドアテイストを好む顧客は、他車へ流れていた。
とくに、最大のライバル車となるヤリスクロスがアウトドアテイストが強かったからだ。こうした流れを少しでも止め、販売台数を増やすには、やはり「ハント(HuNT)」のようなパッケージが必須だったのだろう。都会派SUVだったモデルが、途中でアウトドアテイスト仕様を新投入するのは、もはや珍しいことではない。顧客ニーズに対応するためだ。ヴェゼルは、新パッケージ「ハント(HuNT)」を追加し、モデル後期を戦うことになる。
また、従来のヴェゼルでは、最上級グレードのe:HEV PLaYには、都会派SUVということで4WDの設定が無く、FF(前輪駆動)のみという割り切った設定だった。4WDが必要な顧客は、中間グレードを選択するしかなかったのだ。しかし、今回のマイナーチェンジではe:HEV PLaYが設定されている。また、パノラマルーフの有無も選択が可能となった。
ハイブリッドシステムやホンダセンシングも進化。気になるヴェゼルの価格は?
ヴェゼルのマイナーチェンジでは、「EXPAND YOUR LIFE」をグランドコンセプトに設定。フロントグリルやフロントバンパーを変更し、より存在感のあるデザインを目指した。さらに、「センタータンクレイアウト」による広々とした室内空間、e:HEVならではの力強い走り、静粛性にそれぞれ磨きをかけた。
ヴェゼルに搭載されるe:HEVは、シリーズ式をベースとしたハイブリッドシステム。マイナーチェンジでは、エネルギーマネジメントの制御をアップデート。街乗り走行中のエンジン音をさらに低減。また、ドライバー操作に対する応答性をより向上。e:HEVならではのスムーズで力強い走りを磨き上げた。
また、重要な予防安全装備「ホンダセンシング」も進化。トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームの3機能を追加した。
さて、気になるのはヴェゼルの価格。今のところ価格は非公表。従来のヴェゼルは、やや高めの価格設定だった。モデル後期になると、販売台数は徐々に落ちていくことが一般的。より、競争力のある価格に設定するのか注目ポイントだ。
ヴェゼル e:HEV X・HuNTパッケージ主要装備
・Honda SENSING
・Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ
・フルLEDヘッドライト〈デイタイムランニングランプ付〉(マニュアルレベリング/オートライトコントロール機構付)
・コンビシート(プライムスムース×ファブリック)&専用インテリア
FABTECT(撥水・撥油)
・フルLEDリアコンビネーションランプ
・電動格納式リモコンドアミラー(シルバー)
・フロントグリルガーニッシュ(シルバー)
・HuNTパッケージ専用エクステリア(カッパー・メタリック塗装フォグライトガーニッシュ、バンパーロアーガーニッシュ(〈フロント〉カッパー・メタリック塗装/〈リア〉シャークグレー・メタリック塗装)、ルーフレール)
16インチアルミホイール(シャークグレー・メタリック塗装)
など
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