2024 バンコク国際モーターショーレポート いすゞ編の目次
商用車で独自の存在感を発揮するいすゞ
タイ市場に早くから進出し、三菱商事と組んで全国津々浦々にディーラー網を築いてきたのがいすゞだ。
これにより、1t級のピックアップトラックはもちろん、2t級の小型トラック、さらには大型トラックでも高いシェアを確保している。いすゞは日本では乗用車系のモデルを生産しなくなって久しいか、タイではピックアップトラックのシャシーをベースにしたSUVモデルの開発・生産を続けるなど、独自の存在感を発揮している。タイでは商用車に関してトヨタの上を行くのがいすゞである。
トラックもEV化時代?
いすゞは、今回のバンコク国際モーターショーにピックアップトラックD-MAX EVを展示していた。ワールドプレミアとしての展示である。ただ、タイ政府の電動化政策に対応したものかというと、必ずしもそうではなく、世界的に見て最も強力に電動化政策を進めるノルウェーで2025年に販売を開始する予定のモデルなのだ。
ノルウェーを始めとする欧州から販売を始めるモデルで直ちにタイで販売する計画はないとはいえ、このクルマによってピックアップトラックの電動化が実現されるのは確か。タイ市場でもピックアップトラックのBEVが求められるようになれば、すぐにでも対応できることを示している。近い将来にはタイだけでなくオセアニアなどでの販売も想定しているという。
リチウムイオン電池の搭載量は66.9kWhで、前後にモーターを搭載する2モーターのフルタイム4WDで、130kW(前40kW、後90kW)の動力性能を持つという。
いすゞのブースの脇には、2tトラックのエルフのBEVも展示されていた。いすゞがバンコク国際モーターショーでエルフを展示するのは恐らく初のことで、それもBEVというのはちょっとした驚きだった。
タイ政府の電動化推進政策が、バスやタクシー、乗用車やピックアップトラックに次いで、小型トラックに波及してきても対応できることを示していた。
いすゞD-MAX
いすゞ エルフ
【関連記事】
- バンコク国際モーターショーレポート スズキ、いすゞ編【スズキ】
- 2021年、年間新車販売台数ランキング ヤリス、三位一体でN-BOXを撃破!?【ビジネス・経済】
- 2021年12月、新車販売台数ランキング ヤリス系、再び首位奪還!【ビジネス・経済】
- 2021年11月、新車販売台数ランキング N-BOX、再びナンバー1へ!【ビジネス・経済】
- 2021年8月、新車販売台数ランキング 軽自動車、ピンチ!【ビジネス・経済】
- 2021年7月、新車販売台数ランキング トヨタ独占的な強さを誇る登録車シェア約53%【ビジネス・経済】
- 2021年6月、新車販売台数ランキング 日産の軽、大幅激減!【ビジネス・経済】
- 2021年5月、新車販売台数ランキング 半導体不足、深刻さが加速。フィットまさかの前年比は28.1%【ビジネス・経済】
- 2021年4月、新車販売台数ランキング 半導体不足の影響で明暗ハッキリ【ビジネス・経済】
- 2021年3月、新車販売台数ランキング ホンダ登録車13.4%減! フィットが売れていない!?【ビジネス・経済】
【オススメ記事】
- 【動画】日産新ブランドコミュニケーション「NISSAN START AGAIN 2025」 新TV CMに鈴木亮平さんを起用!【日産】
- 三菱デリカミニ新車情報・購入ガイド 装備充実でお買い得な特別仕様車「Limited Edition」を投入! その訳は?【三菱】
- 新型日産エルグランド(E53型)新車情報・購入ガイド 4代目は、第3世代e-POWER搭載!【日産】
- トヨタ GRヤリス新車情報・購入ガイド モータースポーツで鍛えたエアロパーツをオプション設定し、進化型デビュー!【トヨタ】
- ミニ カントリーマンSE ALL4試乗記・評価 乗ると笑顔になれる電気自動車【ミニ】
- トヨタ クラウンクロスオーバー新車情報・購入ガイド 祝! 誕生70周年 「THE 70th」特別仕様車販売開始!!【トヨタ】
- スバル フォレスター(SL系)試乗記・評価 弱点、燃費性能を完全克服! 後悔しない全方位スキなしのSUVへ!!【スバル】
- スバル インプレッサ新車情報・購入ガイド 充実装備とスポーティな内外装とした特別仕様車「ST Black Selection」【スバル】
- スバル レヴォーグ新車情報・購入ガイド スポーティさを際立たせた2タイプの特別仕様車投入!【スバル】
- スバル クロストレック新車情報・購入ガイド 鮮やかなオレンジが映える! 期間限定特別仕様車「Limited Sun Blaze Edition」デビュー【スバル】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!