ヤフーブログに書いたように日産が気合の入ったOEM車のラフェスタ・ハイウェイスターを発表しました。
OEMについてはいろいろな議論があります。自社ですべてを賄えるならOEMに頼ることはないわけですが、OEMには開発コストを抑えて商品ラインナップを充実させる効果があり、それが供給元と供給先のメーカーのメリットにつながるだけでなく、ユーザーのメリットにもつながる部分もあります。大歓迎ではないにしても、否定すべきことでもないかと思います。
現実の問題として、日本の主要乗用車メーカーのうちOEMに関わっていないのはホンダだけで、ほかの7社はいずれもOEM供給を受けたり、供給したりしています。自動車業界においてもOEMがごく当たり前の時代になったといえるでしょう。
ホンダにしても今はOEMをしていないだけで、かつてはいすゞからホライゾン(ビッグホーン)やジャズ(ミュー)の供給を受けていたことがありますし、ほかにもランドローバーからクロスロード(ディスカバリー)の供給を受けたり、あるいはクライスラーのジープ・チェロキーを販売していた時期があります。
GM向けに開発したともいえる初代カルタスの時代から、OEM供給に熱心なのはスズキで、これは今でも変わっていません。最近では日産が供給を受ける例が目立ちますし、軽自動車の生産を止めたスバルもOEM車が増えてきました。
一般的にいえば、OEMは供給先の販売力が強いときに成功(何をもって成功というかも議論がありますが)します。最近、日産がOEMを受けている車種が概ね成功しているのは、販売力にあると思います。
OEMに頼り過ぎるのも考えものですが、ユーザーにメリットのあるOEMなら、それもありだと思います。
コメント
普通車のメーカーが「普通車」をOEM供給してもらうなんて、CFがむなしい。
しかも、「ハイウェイスター」って、看板車種ではないですか!
CMで『技術の○○』などと吹聴しながら、会社が傾きかけた少し昔を思い出しました。
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