【ポルシェ ボクスター/ケイマン 09モデル 新車試乗記】911とは別格のドライビングファンを、あえてMTで味わう!

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【ポルシェ】2009/09/29

 

「ポルシェといえば911!」派だったのだけれど・・・!

2009年モデルの新型「ポルシェ ボクスター」[写真は欧州仕様車]
 ボクの個人的な意見を言わせてもらえば、ポルシェといえば911で、ボクスターやケイマンは格が落ちるクルマだと思っていた。
実際にケイマンを買ったばかりの友人がいてすぐに911GT3に買い替えさせたりしたこともある。つまり911が買えるならボクスターやケイマンは必要ないと思っていたのだ。
しかし2009年にマイナーチェンジしたボクスターとケイマンに試乗して、いままでのイメージは覆された。新しいボクスターとケイマンは 911とは別のカテゴリーのいいクルマに仕上がっていたのである。
一番気に入ったのはボクスターの6速MTである。クルマが軽く感じ、加速、ブレーキング、コーナリングがとても軽快なのだ。これは911にはないフィーリングだった。

これまでの”クセ”がことごとく消え失せたと評価!

2009年モデルの新型「ポルシェ ケイマン」[写真は欧州仕様車]
 まずエンジンの軽さが良かった。アクセルペダルを踏み込む量に比例したトルクの出方と吹けあがり(レスポンス)で、ドライバーがコントロールしやすい。クラッチペダルを戻してくると穏やかにつながりスムーズに発信できる。アクセルペダルを踏まなくても動きだすトルクがあるし、アクセルペダルと合わせて鋭く発進することもできる。
シフトレバーの動きは軽く、各ゲートは判りやすい。剛性が高くダイレクトな感覚でシフトできる。ストロークは長くなく短くなく、素早い操作でもミスしにくく、スポーティなシフトも可能である。
ブレーキも絶品だ。踏み始めの制動の立ち上がりが早く、踏みこんでいったときのレスポンスもリニアでいい。ブレーキング中の制動力のコントロールもしやすく、緩やかなところからハードな部分までドライバーの支配下に置けるのがいい。
コーナリングはハンドルとアクセル、あるいは緩いブレーキングを駆使することで自由自在である。ドライビングセオリー通りの走りができるから楽しいのだ。ワインディングロードではいつまでもスポーツドライビングを楽しんでいたいと思わせる。
ゆっくり走るところからハードなドライビングまで、途中で変化することなく予想どおりの反応をしてくれる。ミッドシップエンジンのメリットこそ感じるものの、デメリットが顔をださないようにできたのだ。つまりボクがこれまで感じていたクセが消え失せて非常に乗りやすくなったと評価する。

新採用の7速PDKではなく、あえて「MT」を選ぶべし!

2009年モデルの新型「ポルシェ ケイマン S」[写真は欧州仕様車]
 免許取り立てでも乗れるほどの操作に対する素直な動きは、ベテランドライバーにとっても自在に操ってスポーティドライビングを楽しめることにつながっているのだ。MT免許を持っているなら、一度は新しいボクスター、ケイマンを試してみてもらいたい。それはゆっくり走るだけでいい。ダイレクト感のないクラッチを持つ多くの日本車にはない扱いやすさから、MT車に乗ってみようという気になるだろう。
マイナーチャンジを受けたボクスターとケイマンのライトウエイトスポーツカーの味は、911とは別格のドライビングファンである。
2009年モデルの新型「ポルシェ ボクスター S」[写真は欧州仕様車]

写真ポルシェジャパン

代表グレード ポルシェ ボクスター[2009年モデル]
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4340x1800x1295mm
車両重量[kg] 1390kg
総排気量[cc] 3436cc
最高出力[ps(kw)] 310ps(228kW)
最大トルク[N・m/rpm] 360N・m/4400-5500rpm
ミッション 6速MT
レイアウト ミッドシップエンジン・後輪駆動
0-100km/h加速 5.3秒
最高速度 274km/h
定員[人] 2人
消費税込価格[万円] 772.0万円
レポート こもだ きよし

(レポート:こもだ きよし

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