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メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン試乗記・評価
高い安全性能をもつスポーツワゴン

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【メルセデスベンツ】2015/06/08

■軽量化により、俊敏性が高まったCクラスステーションワゴン

メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
 メルセデス・ベンツCクラスステーションワゴン は、Cクラスが持つ価値であるアジリティ(敏捷性)や環境性能などに加え、使い勝手に優れたワゴンボディ を持つのが特徴だ。

 Cクラスステーションワゴンは、セダン と同様、ボディパネルに多くのアルミを使うことで軽量化を図り、これによってアジリティ(敏捷性)を高めている。アルミとスチールは、溶接できないため新たな生産技術が採用されているのも特徴だ。半中空リベットによるパンチリベット締めと呼ばれる技術で、アルミとスチールを結合させている。これによって、軽量で高剛性なアルミとスチールのハイブリッドボディが作られたのだ。

 ただ、軽量ボディであるといってもメルセデス・ベンツのCクラスはそう軽くはない。ボディの軽量化は進んだが、新装備の追加など重量の増加要因もあり、今回試乗したC200クステーションワゴンスポーツでも車両重量は1650kgに達している。

 新型Cクラスステーションワゴンは、従来のモデルに比べボディサイズがひと回り大きくなった。これはセダンと同様で、全幅が1810mmとわずかに1800mmを超えている。これは日本のユーザーの立場からすると、とても残念なことだ。

 日本には、立体式の駐車場インフラがたくさんあって、その中には全幅1800mmを上限としているものが多い。わずか10mm大きいだけの1810mmの全幅なら、物理的には駐車できるにしても、自分の車庫として使おうとすると車庫証明が出ない。欲しくても買えないユーザーが出るのだ。また出先の駐車場であっても、万一の事故を恐れる係員から、入庫を断られることもある。日本では、全幅1800mmを超えると大きな壁となる。

 そうした事情を良く理解しているBMW は、3シリーズでボディを本国仕様より15mm狭くした日本仕様車を作っている。日本市場に対する取り組み姿勢という点で、BMWのほうが好感度が高くなる。
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン

■質の高いインテリアと機能的なラゲッジスペース

メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
 ステーションワゴンの外観は、左右のフロントドアから前の部分はセダンと共通。デザイン的には迫力があるというより、ややどぎつい感じを受ける。フロントグリル内に大きなスリー・ポインテッド・スターが配置されているからだ。

 このデザインは、本来はメルセデス・ベンツのスポーツモデルのためのものなのだが、セダン系のモデルなどにも使うようになった。多くのユーザーが、このタイプを支持するようになったからだ。AクラスBクラス など、コンパクト なメルセデス・ベンツを買うユーザーほど、メルセデス・ベンツであることを主張したくて、このデザインを好む傾向が強いようだ。

 逆にSクラス には、このグリルを採用していない。ユーザー層によっては、派手なグリルを好まない傾向もあるようだ。

 Cクラスステーションワゴンの内装は、質感、デザインとも文句がない。高級車にふさわしいインテリア空間が作られている。ただし、後席の居住空間は特に広いとはいえない。大柄なボディの割には後席の空間は平均レベルである。FRの駆動方式なとを考えると、スペース効率には一定の限界がある。

 ステーションワゴンであるだけに、ラゲッジスペースはスクエアな空間が確保されている。5名乗車の状態でも2名乗車の状態でも、従来のモデルに比べてラゲッジスペースの容量は拡大され、より使い勝手の良いワゴンに仕上げられている。
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン

■メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン価格

■メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン価格
・C 180 STATIONWAGON (受注生産)4,510,000円
・C 180 STATIONWAGON AVANTGARDE 5,390,000円
・C 180 STATIONWAGON Sports 5,840,000円
・C 200 STATIONWAGON AVANTGARDE 5,700,000円
・C 200 STATIONWAGON Sports 6,160,000円
・C 200 STATIONWAGON Sports (本革仕様) 6,540,000円
・C 250 STATIONWAGON Sports 7,380,000円

■メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン燃費、スペックなど

代表グレード メルセデス・ベンツC200ステーションワゴン スポーツ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4,730×1,810×1,450mm
ホイールベース[mm] 2,840mm
車両重量[kg] 1650kg
総排気量[cc] 1,991cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 135kw(184ps)/5,500rpm
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 300N・m(30.6kg-m)/1200~4000rpm
ミッション 7速AT
JC08モード燃費[km/l] 16.5km/l
定員[人] 5人
税込価格[円] 6,160,000円
レポート 松下宏
写真 編集部

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(レポート:松下 宏

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