ダイハツ ロッキー新車情報・購入ガイド 大ヒット確実? マーケットインを極めたコンパクトSUV

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【ダイハツ】2019/12/02

ダイハツ ロッキー

 

 

DNGA採用の2台目モデルとなる新型ロッキー

ダイハツ ロッキーダイハツは、新型のコンパクトSUVであるロッキーの発売を開始した。新型ダイハツ ロッキーは、先の東京モーターショーに車名を伏せたままで参考出品されていた。

このロッキーという車名は、今回が初めて使われたものではない。1990~1997年の間に販売されていたダイハツのコンパクトSUVにも、ロッキーという名前が使われていた。なので、20年以上のインターバルを経て、今回2代目モデルが登場したことになる。

新型ロッキーは、ダイハツのDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ぶ新世代の基本プラットホームを採用したモデル。DNGA採用車としては、タントに次ぐ2車種目ということになる。

また、ロッキーはトヨタにも供給され、トヨタではライズの名前で販売される。ロッキーとライズはフロントのグリル回りのデザインなどは異なるが、基本的に同じクルマで姉妹車関係にある。

 

 

大きく見えるが、使いやすいボディサイズと最小回転半径

ダイハツ ロッキー新型ロッキーは、コンパクトSUVを名乗るだけに、ボディサイズはコンパクトなものだ。全長は3995mmと4mを切る長さで、全幅は5ナンバー車の枠内にとどまる1695mm、全高こそ高めの最低地上高や大径タイヤの採用が影響して1620mmとやや高めだが、全体としてコンパクトなボディであるのは間違いない。

ただ、実際の見た目はけっこう大きく見える。モーターショー会場で見た人も同じように感じたと思うが、SUVらしい存在感のあるデザインなどが、実際よりも大きく見えるような視覚効果をあげている。

窓の下端のラインをやや高めに設定し、ロアボディに厚みを持たせたことと、やや薄めに設定し軽快感を表現したキャビンの組み合わせ、そしてキャビンを支えるフェンダーを張り出した形にしたことも、SUVとしての存在感につながり、ボディを大きく見せている。

ダイハツ ロッキータイヤサイズはグレードによって16インチまたは17インチの設定で、16インチタイヤの装着車なら4.9m、17インチタイヤの装着車でも5.0mという最少回転半径を得ている。コンパクトSUVらしい取り回しの良さだ。

このほか、ターンシグナルランプはLED製のシーケンシャルタイプのものが採用され、新鮮な印象を与えている。

デザインそのものは、外しのない無難なもの。小さくても大きく見せる工夫など、コンパクトSUVに求められるニーズをしっかりと押さえている。広い荷室なども含め、マーケットの要望を反映させているなど、まさにマーケットインなコンパクトSUVだ。

ダイハツ ロッキー

 

 

 

広い荷室など、使い勝手に優れたインテリア

ダイハツ ロッキー新型ロッキーのインテリアも、SUVらしい雰囲気が演出されている。シルバーの加飾を施した高めのセンターコンソールのほか、やや高めの位置に配置されたシフトレバー、コクピットタイプのインパネデザインなどがSUVらしさを表現している。

内装の加飾にはグレードによる違いも設けられ、GとXには赤色の加飾、最上級グレードのプレミアムには本革巻きのステアリングホイールやシフトノブのほか、シルバーの加飾によって高級感を出している。シートは横方向のホールド性にも優れたスポーツタイプのシートが用意されるが、シート表皮はグレードによって設定が異なっている。

室内には豊富な収納スペースが確保されるほか、コンパクトなボディの割にはラゲッジスペースの容量も大きめで369Lとなる。最大荷室長は755mmで、さらに6:4の非対称分割可倒式リヤシートによって長尺物の積載も可能。2段可変式デッキボード、80Lのアンダーボックスなども使い勝手を高めている。荷室の広さは、クラストップレベルだ。

ダイハツ ロッキー

 

 

新プラットフォーム採用により、乗り心地や居住性を向上

ダイハツ ロッキー新型ロッキーに採用されたDENGAの基本プラットホームは、骨格の通し方や足回り部品の取り付けの考え方などが、タント用と共通の設計思想に基づいて開発されている。軽自動車サイズから登録車サイズに拡大するのにあたり、骨格構造のスムーズ化や合理化を徹底し、部材の構造断点をなくしたほか、高張力鋼板を採用することで軽量・高剛性のボディに仕上げている。

サスペンションは、ジオメトリーをゼロから開発し、サスペンションの取り付け一やブッシュ特性、バネ定数、ショックアブソーパー特性などを最適化し、高剛性ボディと合わせて高い操縦安定性と乗り心地の良さを両立させている。

リヤサスペンションはトーションビーム式だ。ディファレンシャルギアをボディ側に取り付けることで、2WDと同様のトーションビーム式サスペンションを採用することができ、乗り心地と操縦安定性に貢献すると同時に、低床化による室内空間の拡大にもつなげている。

 

1.0Lターボのみの割り切った設定。新開発のD-CVTにも注目!

ダイハツ ロッキー新型ロッキーに搭載されたエンジンは、直列3気筒1.0Lの12バルブDOHC+インタークーラー付きターボ仕様の1KR-VET型。72kW(98ps)/6000rpm、140N・m(14.3kg-m)/2400~4000rpmのパワー&トルクを発生する。1.0Lながら1.5Lの自然吸気エンジン相当の動力性能である。

アクセルのスロットル特性も最適化され、レスポンスやコントロール性を向上させている。スロットルが低開度のときにはコントロール重視、中高開度のときにはレスポンスを重視した設定だ。

組み合わされるトランスミッションもDENGAに基づいて新開発された新世代の無段変速機であるD-CVT。スプリットギヤを用いた技術を採用し、ワイドレシオの変速比を実現。燃費性能や静粛性の向上を図っている。

新型ロッキーの燃費性能は、WLTCモードで18.6km/L、 JC08モードなら23.4km/Lだ。同じ1.0Lターボでマイルドハイブリッドシステムを搭載したスズキ クロスビーが22.0㎞/Lなので、コンパクトSUVとしてクラストップレベルの燃費を実現している。

ダイハツ ロッキー4WDシステムも新開発のダイナミックトルクコントロール4WDと呼ぶ電子制御4WDで、走行状態や路面状況を検知し、前後輪にきめ細かなトルク配分を行うことで、機械式カップリングを採用した4WDに対して安定性に優れた4WDシステムとしている。

この4WDは、通常時にはFFに近い走りを実現しながら、滑りやすい路面では後輪の駆動力を高めることでスリップを抑制して安定性を高めている。逆にグリップが良くて滑らない路面では後輪の駆動力を下げることで燃費向上につなげるような制御がなされている。こうした走行中の前後トルク配分は、マルチインフォメーションディスプレーの表示で確認できる仕組みだ。

ダイハツ ロッキー

 

 

予防安全装備「スマートアシスト」を全車標準装備

ダイハツ ロッキーロッキーの安全装備は「次世代スマートアシスト」が採用されている。予防安全機能のスマートアシストとして10種類の機能を備えるとともに、運転をサポートするスマートアシストプラスとして7種類の機能を持たせている。ただ、夜間の歩行者には対応していないのは、残念な部分だ。

また、姉妹車関係にあるトヨタ ライズと新型ロッキーとでは、安全に関する考え方が明確に分かれた。これは、トヨタとダイハツとで安全に対する考え方が異なることを露呈している。

まず、ライズはスマートアシストが一部グレードに装備されていない。しかも、オプション設定もできない状態。だが、新型ロッキーでは全車標準装備されている。これは、トヨタが安全性軽視しているとも感じる設定だ。全車標準装備したダイハツは高く評価できる。

ダイハツ ロッキー今回、スマートアシストにはふたつの機能が新採用された。ひとつは、BSM(ブラインドスポットモニター)で、ミラーの死角領域となる隣車線の斜め後方を走るクルマを検知し、ミラーに設けたインジケーターによってドライバーに知らせる仕組み。車両を検知した方向の車線に向けて方向指示器を操作すると、インジケーターに加えてブザー音によって注意を喚起して安全確認をサポートする。

もうひとつはRCTA(リヤクロストラフィックアラート)で、後方を横切る車両を検知して、ミラーインジケーターの点滅とブザー音による注意喚起を図り、後退時の安全確認をサポートする。このふたつの新機能はプレミアムに標準で、GとXにはメーカーオプションとして設定されている。

また「ダイハツコネクト」として、ダイハツコネクトサービス、ダイハツWi-Fi、スマホアプリ連携を実現している。スマホアプリ連携には、9インチのディスプレーオーディオをメーカーオプションとして設定し、これによってアップルカープレイやスマートデバイスリンクなどに対応できるものとした。

ダイハツコネクトサービスには、下記の機能が用意されている。

・事故や故障時にスムーズな対応を可能とする「つないでサポート」

・ドライバーの状況を家族等の「見守り者」にメール送信する「見えるドライブ」

・駐車位置情報や、ガソリン残量等のクルマの状況を記録し、スマートフォンで確認できる「見えるマイカー」

・車検や点検時期等をディスプレイへの表示とメール送信によりお知らせする「つないでケア」

ダイハツ ロッキー

 

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新型ダイハツ ロッキーのグレード選び

ダイハツ ロッキー新型ロッキーは、プレミアム、G、X、Lの4グレードが設定されている。各グレードともFFの2WDと4WDの設定がある。駆動方式による価格差はグレードによって微妙な違いがあるが、22万~24万円程度だ。積雪地に住むユーザーや年に何回もウインタースポーツに行くようなユーザーなら4WDだが、それでないなら2WDでも良いだろう。

グレードごとの価格は別掲の通りだが、FF車で170万5000円の価格が付けられたLはオトリグレードともいうべきもの。内外装の仕様が安っぽいものになる。スマートアシストは標準装備されてはいるものの、新設定されたふたつの新機能を始め、いくつもの安全装備や快適装備を選べない。選択の対象外と考えていいだろう。

ダイハツ ロッキーFF車で184万8000円のXと200万2000円のGを比較すると、タイヤサイズが16インチと17インチで異なるのを始め、ヘッドライトのオートレベリング機能、LEDのフォグ&リヤフォグランプ、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール、LKC(レーンキープコントロール)など。ほかに細かな違いもあるが、こうした装備の差を考えると、やはりGグレードが十分に満足できる仕様となる。まずは、Gグレードをベースに装備を比較するといいだろう。

FF車の価格が220万円の最上級グレードであるプレミアムになると、装備は充実していても、このクラスのモデルとしてはやや高価な印象。積極的にお勧めできるグレードではない。

 

 

ダイハツ ロッキー価格

・L 2WD 1,705,000円/4WD  1,944,800円

・X 2WD  1,848,000円/4WD  2,086,700円

・G 2WD  2,002,000円/4WD  2,224,200円

・Premium 2WD  2,200,000円/4WD  2,422,200円

 

 

ダイハツ ロッキー燃費、ボディサイズなどスペック

ダイハツ ロッキー代表グレード:ダイハツ ロッキーG FF

全長×全幅×全高 3995×1695×1620mm

ホイールベース 2525mm

最低地上高 185mm

車重:980kg

最小回転半径 5.0m

エンジン型式 1KR-VET型

エンジン 1.0L直3 DOHC 12バルブ ターボ

ダイハツ ロッキー最高出力 98PS(72kW)/6000rpm

最大トルク:140N・m(14.3kgf・m)/2400-4000rpm

燃費(WLTCモード) 18.6㎞/L

燃費(JC08モード) 22.8㎞/L

トランスミッション CVT

タイヤサイズ 195/60R17

サスペンション形式(前:後)  前: マクファーソン・ストラット式 後:トーションビーム式

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