【ホンダ 新型 ストリーム 試乗記】ミニバンなのに5人乗り!? ストリームに追加された新スポーツグレード「RST」の乗り味を徹底検証する!
【ホンダ】2009/07/31
2列5人乗り仕様のRSTを追加設定
ストリームは5ナンバーサイズのコンパクトなボディの中に、3列のシート配置を実現した小型ミニバンとして人気を集めてきた。大ヒットした初代モデルに比べると、2006年7月からの2代目モデルはもうひとつ人気の盛り上がりに欠ける印象もあるが、今年になってライバル車であるウィッシュがフルモデルチェンジを受けたことで、改めて注目を集めている。
そのストリームがマイナーチェンジを受け、2列5人乗り仕様のRSTを追加してきた。3列シートのミニバンであることがストリームの存在意義でもあったので、2列5人乗り仕様と聞いたときには“?”と思ったが、良く考えて見ると、また実際に試乗してみると、2列5人乗りのRSTにも存在意義があるな、と思い直した。
なぜなら、現在はこのクラスがほとんど空洞になっているからだ。かつてこのクラスにはレガシィを始め、カルディナ、アベニール、アコードワゴン、カペラワゴンなど、さまざまな車種がラインナップされていた。ところがレガシィ、アコード、カペラ(後継アテンザ)などが大きくなってしまい、カルディナやアベニールが絶版なってしまったため、今では1.8リッター~2リッタークラスのステーションワゴンは、ほとんど空白区になっている。
ステーションワゴンの市場がどんどん縮小したのが空白区が生じた理由ではあるが、ストリームのような手頃なサイズのボディで、使い勝手の良いワゴンが欲しいというユーザーは一定程度に存在する。そんなユーザーに最適の1台になるだろう。
そのストリームがマイナーチェンジを受け、2列5人乗り仕様のRSTを追加してきた。3列シートのミニバンであることがストリームの存在意義でもあったので、2列5人乗り仕様と聞いたときには“?”と思ったが、良く考えて見ると、また実際に試乗してみると、2列5人乗りのRSTにも存在意義があるな、と思い直した。
なぜなら、現在はこのクラスがほとんど空洞になっているからだ。かつてこのクラスにはレガシィを始め、カルディナ、アベニール、アコードワゴン、カペラワゴンなど、さまざまな車種がラインナップされていた。ところがレガシィ、アコード、カペラ(後継アテンザ)などが大きくなってしまい、カルディナやアベニールが絶版なってしまったため、今では1.8リッター~2リッタークラスのステーションワゴンは、ほとんど空白区になっている。
ステーションワゴンの市場がどんどん縮小したのが空白区が生じた理由ではあるが、ストリームのような手頃なサイズのボディで、使い勝手の良いワゴンが欲しいというユーザーは一定程度に存在する。そんなユーザーに最適の1台になるだろう。
新グレードの2列シート5人乗り仕様の RST。専用のスポーティな内外装デザインが与えられている。
リヤビューも精悍なイメージ。7人乗り仕様でこの外観が欲しいならRSZのSパッケージを選べばいい。
専用のエアロバンパーやフロントグリルは、とてもスポーティな印象で、走りの良さを連想させる。
リヤバンパーは専用のディフューザー形状のものを装備し、スポーティイメージを高めている。
RSTは17インチのタイヤ&アルミホイールが標準装備。リニアなハンドリングと快適性を両立。
標準車は15インチ仕様となる。ハンドリングもホンダらしくしっかり感があるのが特徴だ。
専用のスポーティな内外装
ストリームには従来から、標準系のほかにRSZと呼ぶスポーティなモデルが設定されていたが、今回のRSTにはさらにスポーティな外観が与えられた。フロント部分はグリルが専用となるだけでRSZとあまり変わらない印象だが、17インチのアルミホイールは専用デザインとされ、リヤはテールゲートスポイラーやエアロバンパーやデフューザー形状のアンダーカバーなどが専用のものとなる。
インテリアも赤ステッチ入りの合皮・メッシュのコンビシートやステンレス製スポーツペダルなどが専用。RSZとも共通になるが、赤ステッチは本革巻きステアリングホイールやシフトノブに採用されている。3列目のシートを取り外した部分には床下収納ボックスが設置された。
インテリアも赤ステッチ入りの合皮・メッシュのコンビシートやステンレス製スポーツペダルなどが専用。RSZとも共通になるが、赤ステッチは本革巻きステアリングホイールやシフトノブに採用されている。3列目のシートを取り外した部分には床下収納ボックスが設置された。
インテリアは広々としており、視界もいい。RSTはアルミペダルなどの専用装備が満載されている。
RSTのシートは専用の表皮が用いられている。スポーティな走りにも耐えるしっかりした造りだ。
2列シート仕様となるが、シートの形状や広さなどは7人乗り仕様と基本的には変わりはない。
ラゲッジスペースは海溝部も広く、大きな荷物や重いものの出し入れもしやすく使い勝手はいい。
後席を畳めば広いスペースが現われる。だが、わずかに段差ができてしまうのは残念な部分だ。
RSTはサードシートがない代わりに、大きなフロアアンダーボックスを装備しているのが特徴だ。
エンジンは1.8リッターと2リッターの 2種類。高回転まで気持ちよくまわり、爽快な走りが楽しめる。
ミッションは2リッターのFFが燃費に有利なCVTで、1.8リッターと4WDは5速ATとなっている。
RSTはもちろん標準車(写真)でも軽快な走りが味わえる。ミニバンらしい快適な乗り心地も実現。
走らせると軽快感が際立つ印象
エンジンやトランスミッションには基本的には変更がないが、走りのフィールが違うのはボディがやや軽くなったことと、足回りに専用のチューンが施されているからだ。
3列目のシートを取り外したことによる重量減はざっと30kgほどで、代わりに床下収納ボックスを設置したことで数kgの重量増になったそうで、差し引き20kgほどの軽量化になったという。1400kgほどのボディで20kgの違いなら大したことはなさそうだが、これがけっこう効いている。
アクセルワークに対してリニアなレスポンスの気持ち良さが際立つのがRSTで、絶対的な動力性能を超えた気持ち良さがある。CVTの変速フィールが良くなったほか、パドルシフトを操作したときのレスポンスも上々で、走りの軽快感は上々のレベルにある。
それ以上に好感が持てたのは足回りだ。ストリームはスポーティなイメージのミニバンということから、従来のRSZでは足回りにかなり硬めの味付けが施されていて、必ずしも乗り心地が良いとはいえなかった。ところが今回のRSTでは、専用のチューニングが施されたことなどから、乗り心地にも優れた味付けになっている。コーナーなどではゆったりとロールしながら、受け止めてくれる感じで、この点でも気持ち良さが印象的だった。
3列シートを使う機会があまりないユーザーで、しかも遊び道具などの荷物を積む機会の多いユーザーなら、ストリームのRSTという選択肢は十分にあると思った。
今回のマイナーチェンジでは RSZも乗り心地を向上させる方向での改良が加えられたという。なのでRSZも一定程度に乗り心地が良くなっているはずだ。また標準系のXやGiなら従来からRSZに比べて乗り心地に優れた設定とされている。
RSTはFF車だけの設定。このため雪国のユーザーなどは選びにくいかも知れない。 4WD車にもRSTの外観が欲しいというユーザーは、RSZにSパッケージを装着すると、外観はほとんどRSTと変わらなくなる。
3列目のシートを取り外したことによる重量減はざっと30kgほどで、代わりに床下収納ボックスを設置したことで数kgの重量増になったそうで、差し引き20kgほどの軽量化になったという。1400kgほどのボディで20kgの違いなら大したことはなさそうだが、これがけっこう効いている。
アクセルワークに対してリニアなレスポンスの気持ち良さが際立つのがRSTで、絶対的な動力性能を超えた気持ち良さがある。CVTの変速フィールが良くなったほか、パドルシフトを操作したときのレスポンスも上々で、走りの軽快感は上々のレベルにある。
それ以上に好感が持てたのは足回りだ。ストリームはスポーティなイメージのミニバンということから、従来のRSZでは足回りにかなり硬めの味付けが施されていて、必ずしも乗り心地が良いとはいえなかった。ところが今回のRSTでは、専用のチューニングが施されたことなどから、乗り心地にも優れた味付けになっている。コーナーなどではゆったりとロールしながら、受け止めてくれる感じで、この点でも気持ち良さが印象的だった。
3列シートを使う機会があまりないユーザーで、しかも遊び道具などの荷物を積む機会の多いユーザーなら、ストリームのRSTという選択肢は十分にあると思った。
今回のマイナーチェンジでは RSZも乗り心地を向上させる方向での改良が加えられたという。なのでRSZも一定程度に乗り心地が良くなっているはずだ。また標準系のXやGiなら従来からRSZに比べて乗り心地に優れた設定とされている。
RSTはFF車だけの設定。このため雪国のユーザーなどは選びにくいかも知れない。 4WD車にもRSTの外観が欲しいというユーザーは、RSZにSパッケージを装着すると、外観はほとんどRSTと変わらなくなる。
ホンダ ストリーム 標準車(7人乗り)
7人乗り仕様の標準車も内外装に手が加えられた。シートのアレンジやラゲッジの使い勝手などは従来同様だ。新グレードのRSTのデザインが欲しいがサードシートや4WDが欲しいというユーザーにはRSZのSパッケージがおすすめ。
| 代表グレード | ホンダ ストリーム 1.8RST |
|---|---|
| ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4570×1695×1545mm |
| 車両重量[kg] | 1370kg |
| 総排気量[cc] | 1799cc |
| 最高出力[ps(kw)/rpm] | 140ps(103kw)/6300rpm |
| 最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 17.7kg-m(174N・ m)/4300rpm |
| ミッション | 5速AT |
| 10・15モード燃焼[km/l] | 14.6km/l |
| 定員[人] | 5人 |
| 税込価格[万円] | 212.0万円 |
| 発売日 | 2009/6/18 |
| レポート | 松下宏 |
| 写真 | 森山良雄 |
(レポート:松下 宏)
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