【デトロイトショー2008】新型 エルグランドの原型!?日産「フォーラム(FORUM)」は今までにないファミリーカーを提案するミニバンコンセプトだ! [CORISM] [CORISM]

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【日産】2007/12/21

新型エルグランドを想わせる!?Lクラスミニバンコンセプト「日産 フォーラム(FORUM)」。

革新的アイデア多数採用!家族向けの新しいクルマの形を提案

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 日産自動車は、米国デトロイトで開催される2008年北米国際自動車ショー<デトロイトショー>(プレスデー:1月13日~15日、一般公開日1月19日~27日)に、ニッサン・ディビジョンからミニバンコンセプト「フォーラム」を出展する。
 「フォーラム」は、家族向けの新しいクルマの形を提案するコンセプトカー。7人乗りのこのクルマには今までのファミリーカーにはない様々な革新的なアイデアが多数採用されている。車名の「FORUM」は、“人が集う場所”を意味する。

 エクステリアは、低重心で安定感のあるフォルムを持つと同時に、特殊なスライドドアアームを採用することでスライドレールがなくなったボディサイドと高いベルトラインにより、スタイリッシュな印象を感じさせるデザインとなっている。
 また、90度開く大開口のフロントドア、Bピラーレス構造、大きく開くスライドドアの採用により、1列目から3列目まで、どのシートも乗り降りが非常にしやすくなっている。

「アラウンドビューモニター」も搭載

 インテリアは、本革やアルミ、上質な木目をうまく組み合わせることにより、洗練された印象を演出している。2列目には、180度回転可能なマルチポジションシートを採用し、窓側に90度回転させると、室内からスポーツ観戦などを楽しめるほか、180度回転させると、サードシートの乗員と向き合って会話したりと車内で快適な時間を過ごすことができる。
 また、天井にはガラスルーフを採用し、乗員に開放感を与えている。その他、車内でのコミュニケーションを快適にする装備として、2列目、3列目の様子が運転席から確認できるシートモニターカメラやワンタッチで運転手の声を車内すべてのスピーカーから流すことができるシステムなども採用している。

 パワートレインでは、環境に配慮したクリーンディーゼルエンジンの採用と、エクストロニックCVT(無段変速機)の搭載により、快適な走りと環境性能の両立を図っている。また、エルグランドで採用した「アラウンドビューモニター」を搭載し、駐車時の利便性を向上させている。ボディサイズや全体の雰囲気からして次期「エルグランド」を想わせる内容となっているが、実際この内容がどこまで市販車に反映されるか、興味は尽きないところだ。

2005年の東京モーターショーで出ていた「アメニオ」にも注目!

【東京モーターショー05】「新型 エルグランドの原型!?」日産 アメニオ エクステリア

2005年の東京モーターショーに出展されたLクラスミニバンのコンセプトカー「アメニオ」

 さて、フォーラムより前に、次期エルグランドを彷彿とさせるコンセプトカーが2005年東京モーターショーで出展されていたのを覚えているだろうか。その名は「アメニオ」。日産の高級サルーン、初代「ティアナ」が掲げた「モダンリビングコンセプト」をさらに発展させた6人乗りのコンセプトカーだ。大開口部を持つピラーレス構造や大径ホイールなど、ショーモデルらしい装飾はされているが、妙に現実的なフォルムが想像を掻き立ててくれる。
 Lクラスミニバンのマーケットを開拓した先駆者「エルグランド」。現行型のデビューは2002年だから、そろそろフルモデルチェンジを実施してもおかしくない時期だ。ライバル「トヨタ アルファード」に対しどのような手を打ってくるのか、興味は尽きない。
日産 アメニオ リアビュー

リアは現行型エルグランドのイメージを色濃く残す。

日産 アメニオ サイドビュー

ピラーレスの大開口部はコンセプトカーならではか。

日産 アメニオ リアビュー

当時は、そのまま市販化かと言われていたほど、妙に現実的なフォルムだ。

(レポート:CORISM編集部

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