
右足の我慢が限界! もはや、踏まずにはいられない!!
トヨタは、ワクドキ体験会というイベントを開催。このイベントは、我々メディアに対し、色々な乗り物に乗って楽しんでもらい、乗り物の楽しさを伝えて欲しいというもの。今回のワクドキ体験会はのメインは新型ボートだったのだが、レクサスLFAの公道試乗もできたのでレポートしたい。
このレクサスLFAは、トヨタが送り出した世界わずか500台のスーパーカー。日本では165台の販売が予定されていて、価格は3750万円。ヤマハと共同開発した4.5LのV10エンジンを搭載し、最高出力は560馬力。最高速度は325km/hに達するという。
そんなクルマを、横浜のみなとみらいで試乗した。わずか1時間程度の試乗だ。横浜みなとみらいは、観光地。たくさんの観光客が、街を歩いている。そんな中、レクサスLFAである。とにかく、目立つ。走っていても、信号で停車していても、街の人の視線が釘付け状態。人生の中で、これほど、クルマに乗っていて注目されることはない。残念だったのは、助手席に乗っているのが、同業者の男性だったこと。この組み合わせは、まさに致命的だった。
そんなことは、さておき、レクサスLFAを街中で走らせることに関しては、少々不安もあった。スーパーカーゆえに、扱いにくいイメージがあったからだ。ところが、さすがトヨタ製。これだけのパフォーマンスをもったクルマなのに、フツーに走ってOK。多少小回りが効かないくらいで、みなとみらいの街を何事もなくスイスイと流して走れた。
当然、アクセルを踏んでナンボのクルマだ。街乗りはソコソコに、進路は首都高速へ。料金所を過ぎ、前方がある程度ひらけたことを見計らって、全開にしてみた! 「フォオオオーン」と独特の甲高いサウンドを響かせながら、疾走する。制限速度は、ほんの一瞬でオーバーする。これが、レクサスLFAを公道で乗る上でのストレス。ああっ、もっとぉー! と、叫ばずにはいられない。そういえば、テストコースで乗った時のことを思い出した。テストコースでは、この快感が永遠に続く。官能的なLFAサウンドを響かせながら、速度はドンドンと上昇。スピードメーターが軽く260km/hに達しているのを見て、はじめて自分がビックリしてアクセルを戻したほどだ。この気持ちいのいいサウンドと加速を楽しみたくて、ついつい交通量が減るたびに全開にしたくなる。自制心のある右足を持っている人でないと、まさに免許証が何枚あっても足りないだろう。
と、ドライバーとしてLFAは、最高のスーパーカーだった。だが、助手席に座ると意外とつまらない所が気になり始めた。それは、なんとドライバーがパドルシフトをする時にでる音だ。パドルシフトを操作すると必ず「カチャ」と音がする。ナイフやフォークをぶつけ合うような音だ。運転しているときは、まったく気にならなかったのだが、助手席にいて頻繁にカチャカチャと音がすると、だんだん耳障りになってきたのだ。音に関しては、個人の好き嫌いがあるので、気にならない人もいるかもしれない。
ところで、最近、カーボンボディのクルマが新聞各紙で話題になっている。LFAのボディはすでに65%がカーボン製だ。これにより、1480kgという車両重量を実現している。軽量化は、運動性能だけでなく、低燃費性能にも大きく貢献する。カーボン素材が、これからどんなふうにクルマに使われていくのか、LFAはそんな未来についても感じさせてくれた。スパーカーには、未来へのヒントも隠されていたのだった。




コメント
当方がこのようなスーパーカーなんぞ運転したら恐らく緊張のあまり事故るかもなぁ(苦笑)。
以前、知人の日産GT-Rの助手席に乗った際の事も、緊張しまくりで殆ど覚えてない。
ましてや、2000GTの現代版的なLFAを、ましてや運転ともなればなおさら。。。
スーパーカーの記事で野暮かもしれないけど、個人的には2000GTの再来的「あこがれ」車だけでなく、サイノスやセラの再来的「手軽に楽しめる格安スポーティーカー」も造ってほしいと思ったり。
パート2楽しみにしてます。
すごいとおもうけれども、3750万円じゃねえ…
でも将来的にはトヨタ2000GTのような、素晴らしい車になっているでし
Mr.LFAさんの言う通りだと思います.
さすがに、3750万円は、手が出ないと思います…
だが、やはりかっこいい!
LFAってとっても素晴らしい車ですよね…
やはり私がLFAの楽しいところだと思うのは、シフトアップ時のあの間だと思います
ぜひ乗りたいです
乗ってみたい‥
( 一一)
【関連記事】
- 40系トヨタ アルファード、ヴェルファイア試乗記・評価 燃費や乗り心地、静粛性など、全方位、スキ無し!?【トヨタ】
- トヨタ クラウンクロスオーバーRSアドバンスト試乗記・評価、価格 走りの質感をアップするデュアルブーストハイブリッド搭載!【トヨタ】
- メルセデス・ベンツAクラス、Aクラスセダン試乗記・評価 プレミアムコンパクトのお手本!【メルセデスベンツ】
- 新型トヨタ プリウス(60系)PHEV試乗記・評価 スポーツカーになった超絶低燃費エコカー!? 価格・スペック追記【トヨタ】
- 新型トヨタ プリウス(60系)試乗記・評価 足りなものが無い!?【トヨタ】
- BMW i4 eDrive40試乗記・評価 重いのに軽い! 抜群のフットワーク【BMW】
- トヨタ クラウンクロスオーバー Gアドバンスト試乗記・評価 呪縛から逃れられない!?【トヨタ】
- トヨタbZ4X、スバル ソルテラ試乗記・評価 ロングドライブで分かった〇と✕【スバル】
- アルピナD5S 試乗記・評価 欠点が見つからない・・・【BMW】
- レクサスLX600試乗記・評価 進むべき道を見つけた! 世界トップレベルのオフローダーへ!!【レクサス】
【オススメ記事】
- 速報!2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー「トヨタ プリウス」に決定!!【イベント】
- 2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会・表彰式を12月7日ライブ配信! 今年のナンバー1は、どのクルマ?【イベント】
- スズキ スペーシア/スペーシアカスタム新車情報・購入ガイド 燃費では負けない! クラスナンバー1燃費でN-BOXを圧倒!【スズキ】
- BMW X2 新車情報・購入ガイド 2代目がワールドプレミア! JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【BMW】
- スズキ eWX 期待の軽BEV! JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【スズキ】
- AFEELA Prototype JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【ホンダ】
- ホンダ プレリュードコンセプト 気になるのは、発売時期や価格。 JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【ホンダ】
- ホンダ N-VAN e:プロトタイプ JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【ホンダ】
- ホンダ クルーズオリジン JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【ホンダ】
- ダイハツ ビジョンコペン 脱軽自動車!? FRになり、さらに走る楽しさ倍増!? JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート【ダイハツ】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!