エコカー減税やエコカー補助金のおかげでクルマが買いやすくなり、新車が売れている。とはいうものの、やはり新車を買うとなると、それなりの出費を迫られ家計にもそれなりの負担がかかる。スマートなカーライフを送るためには、やはりカー計簿（家計簿）の見直しが必要だろう。だが中古車なら、それほどカー計簿（家計簿）に負担をかけずにクルマに乗ることができる。しかも高年式の中古車なら話題のエコカー減税の対象となるものもあるので、さらにお得感は増し、カー計簿（家計簿）への負担は減る。
では、どのような中古車を狙えば、よりスマートでカー計簿（家計簿）に負担をかけないカーライフが遅れるのだろうか？　それは人気が高くリセールバリューのいいミニバンや、モデルライフの長い輸入車などだ。リセールバリューのいいクルマなら中古車で購入後、手放すときにもある程度の値段が付くことが多い。それも下取りに出すよりもガリバーなどの買い取り店に買い取ってもらえば、より高値が期待できる。そしてモデルライフの長いクルマ(輸入車が多い)であれば、中古車として買った後もしばらくモデルチェンジがないことが多い。たとえ中古車でも数年は現行モデルとして乗れるのが魅力だ。もちろん中古車だから、新車で買うよりも予算は少なくて済むので、カー計簿（家計簿）に負担をかけずに見栄を張ることもできる。

　中古車と新車で金額にどれぐらいの差が出るかだが、日産の人気ミニバンであるセレナを例に説明しよう。2005年5月にデビューした現行セレナは、年内にもフルモデルチェンジが予想されている。つまり新車で購入しても、あっという間に旧型になってしまう。モデル末期ということもあって、値引きは35万円ほどある。だが、値引きやエコカー減税を考慮しても、グレードやオプションにもよるが、総支払額はおよそ270〜280万円前後になってしまいカー計簿（家計簿）にもかなりの負担がかかってしまう。
いっぽう中古車ならデビュー初年度の2005年式で100万円前後。マイナーチェンジ後の2007年式でも180万円前後が中心の価格帯。とくにマイナーチェンジ後のモデルなら、見た目が新車とまったく同じで100万円近くも安く購入可能。これはカー計簿（家計簿）に優しい。
たとえば車両価格が145万円の中古車だった場合、支払総額は約170万円ほど。浮いたお金をドレスアップ費用やドライブなどのレジャーに回せばにカー計簿（家計簿）大きな負担をかけることなく、よりスマートで充実したカーライフを送れるのは間違いないだろう。

■新車
車両価格：253万500円＋オプション41万6500円(HDDナビ/フロアマット他)
取得税：2万3700円(75％減税)
重量税：1万8900円(75％減税)
総支払額：272万円(エコカー補助金10万円含む)

■中古車
車両価格：145万円(新品メモリーナビ＋ワンセグTV/車検2年付き)
取得税：0円
重量税：4万円
総支払額：169万円

※自動車税の額も新車では減税が適用され、通常3万9500円のところ2万円ジャストとなり、お得に感じられる。だが車両価格の差を埋められるほどの違いではなく、エコカー減税やエコカー補助金を考えても中古車のほうがカー計簿（家計簿）に対する負担は少ない。またガソリン代は新車と中古車での差はないので、カー計簿（家計簿）への負担は同じだ。今のクルマは丈夫なので、信頼できる販売店であれば中古車だから故障しやすいということもない。カー計簿（家計簿）に大きな負担をかけることなくスマートなカーライフが送れるのが中古車の魅力だ。