ワイルドに、そして高級感を増したオトナのセダン【トヨタ マークX特別仕様車】 [CORISM]

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【トヨタ】2011/08/02

より豪華さとシブさを演出

 トヨタは、マークXに特別仕様車250G “Relax Selection・Black Leather Limited”ならびに 250G Four“Black Leather Limited”を設定し、9月11日より発売する。

 今回の特別仕様車は、「250G」および「250G Four」をベースに、ブラックの本革シート表皮、本革表皮フロントコンソールボックス、本革巻き+木目調4本スポークステアリングホイール&シフトノブなどを採用し、より高級感のある室内空間を演出している。

 さらに、運転席8ウェイ+助手席4ウェイパワーシート、快適温熱シート(運転席・助手席)、プラズマクラスター(マイナスイオン発生機能付)、ソフトプライバシーUVカット機能付グリーンガラス(リヤドアガラス・バックガラス)を特別装備し、利便性・快適性を向上させたほか、フロントフォグランプを採用し、視認性を向上させている。

 9月の半期決算前に発売する多くの特別仕様車は、数を売ることを目標としているため、人気のオプションを標準装備化するなどして、少々価格を抑えてお買い得感を出すものが多い。今回の特別仕様車も同じ。ベーシックな250Gに本革シートやパワーシートなどの豪華装備を付けて約30万円程度のアップで抑えている。単純に本革シートだけで25万円前後のオプションだけに、お買い得感はある。

 もともと価格訴求力の強いマークXだが、ベーシックグレードにはパワーシートが無かったりと、マークXという車種のステータスを考えると、豪華装備が貧弱であった。そこで、300万円以下で売れる高級グレードの追加として、このマークXの特別仕様車が登場したと推測できる。FRのセダンとして、この価格でこの装備のクルマが買えるのはマークXのみ。そういう意味では、お買い得感は高い。しかし、昨年の秋にも同様の特別仕様車を出しているので、目新しさは全くないのが問題だ。

トヨタ マークX

特別仕様車250G“リラックスセレクション・ブラックレザーリミテッド”(2WD)[ベース車両は250G(2WD)]。内装色はアッシュブラウン。

トヨタ マークX

アクアウィッシュ表皮インサイドドアグリップ&ソフトレザードアトリム&リヤドアトリムイルミネーション

トヨタ マークX

快適温熱シート(運転席・助手席)

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(レポート:大岡 智彦

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